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(上は祖父の挽いた薄造りの椀木地) このタイトルは不正確です。より正しくは、「小椋(おぐら)、大藏のご先祖は木地師」です。(とはいえ、この名字の方で現在まで木地師をしているのは、ごく少数かと思います。) 小椋か大藏か? 江戸末期頃まで 、木地師といえばおおよそ姓は小椋か大藏でした。それは、惟喬(これたか)親王がロクロを使った木地作りを、そこの村人や家臣(=小椋、大藏)たちに伝えたという伝承があるからです。この伝承に関しては、次回詳しくお話ししま
仕事がら自作の器をまず家で使って、様子をみます。工房で見る時とはかなり印象が違って、「なぁるほど」とか「あぁそうなんだ」とか独り言をつぶやいています。では、一個のリンゴの見え方がどのように変わるのか、器を変えて比べてみます。 ガラス ガラスは何十年も前に買ったものです。透明感のあるガラスに入れると、シャリっと爽やかな食感が連想されます。朝のテーブルが似合いそう。 根来塗(ねごろぬり) これは私の根来塗のお皿です。赤は元気の出る色なので食欲をそそります。しっかりと味