ファンとして考える。

2023年3月7日。BBCニュースで故ジャニー氏の性加害に関する記事が出た。

https://www.bbc.com/japanese/video-64859230

記事が出るよりずっと前、美容室のお兄さんにそういう噂話をされたことがあったけど、私は「でもタレントみんな、ジャニーさんのこと慕ってるみたいだし、作られた話なんじゃないの?」と言って特に気にもせず流した。
今回の記事を読んで、実際に被害者がいること、過去に判決が出ていること、付随して、元タレントが随分昔に暴露本で告発していることを知りました。

記事を読んだとき、どうしても一人で処理しきれませんでした。一読して、関連記事を読んで、ファンとしてはどうすればいいのか悩みました。結局、ただのファンでは、一般人では分かり得ないことばかり浮かんで、思考のキャパオーバー。でも、6人がパフォーマンスで魅せてくれたことも、笑わせてくれたことも、泣かせられたことも、事実。6人には、感謝。だけどそこまでがその日は限界でした。
一晩置いても自分の中で処理しきれず、翌日嵐ファンの友人に話をしたところ、彼女も同じ記事を読んでいました。話をして、初見よりは落ち着いてきて、もう一度記事を読み返して考えて、現段階でたどり着いたのは、『1番しんどいのは間違いなく被害者の方々。だけど、もし被害に遭っていないとしても、現役タレント達も立場上辛いはず』ということ。
じゃあ、ファンはどうすればいい?「ファンは」という主語は大きすぎるので、「私は」にします。私は、今も活躍するタレントたちが、推しが、被害者かもしれない可能性と、被害者がいたことを知らなかった罪悪感と、まだ言葉にできない感情で正直頭が痛い。でもこのまま、私がいつも嫌っている「知らないふり」の「加害者ではないその他大勢」ではいたくない。だから、知り得る範囲ではあるけれど、しっかり知った上で、自分の意見を持ちたい。
現段階で私が考えたのは、1.事務所の事実を認めた上での(判決も出ているのだから当然なはずなのだけど)被害者に対する謝罪と補償、2.事実の報道を揉みつぶしてきたメディアの責任、3.被害の有無に関わらず、現役タレント個々人の希望・権利を尊重した今後の事務所・メディアの在り方、大きくこの3つについて。

BBCのジャニー氏に関するドキュメンタリーの日本語訳付きは、3月の下旬に公開されるとのこと。時間がかかるかもしれないけど、ドキュメンタリー本編を確認後、また何か綴りたいと思います。

にわかファンではあるけれど、V6が大好きになって、事務所にお金も落としています。だから逃げずに、心して見ていきます。
今も事務所にお金を落としている身としては、直接事務所に声を届けてもいいのかもしれない。


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