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日記:算数の文章問題を走る(2024/02/01(木))

昼休みに、近所の公園の周りをぐるりと走っている。

平日の昼間は人気も少ない。
同じくらいの時刻に、デニム姿の男性がいつも反対側から走ってくることにわたしは三日目で気づいた。

向こうに彼の揺れる髪が見えると、いつも「たかしくんとお兄ちゃんが池の周りを反対方向から一周する問題」を思い出す。たかしくんは分速◯メートル、お兄ちゃんは分速◯メートル。さぁ、二人は何分後に出会うでしょう、と問われるあの問題だ。

のろのろ走るわたしは彼と一度すれ違ったあと、半周する手前で二度目のすれ違いを迎えることが多い(つまり彼のほうが速い)。わたしはいつも弟のたかしくんなのだ。

たまに調子がすこぶる良くて、ぴったり半周したくらいで再びすれ違えるととても嬉しい。

ふふ、ぴったり半周ですね。

今日もそんなことを考えながら、公園をぐるりと一周してさらにその先のスーパーまで走った。
帰りはスーパーで買ったお昼ご飯を手に、歩いて帰る。
これがわたしの日々の運動だ。

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