見出し画像

お絵かき講座パルミーを1か月体験してみた!【画像あり】

とりあえずこの画像をまず見てくれ。

イラスト変化正方形

見たね?


皆さん、お絵かきに興味はありますか?

私はあります。ありまくります。世の中を2種類の人間に分けるとするのならば、「絵の描ける人間」と「絵の描けない人間」だと思ってるし、絵が描けるだけでがらっと世界が変わると思っています。
だって自分で考えたキャラがイラストという一瞬で目に入ってくる視覚情報として外界に発信できるって最強じゃない?

それほどまでに絵が描けることに対して並々ならぬ熱意を持っている私ですが、かくゆう私のお絵かきスペックはそんなに高くはありません。

趣味で時折お絵かきするもののの、ほぼ全く一度として脳内のイメージを納得できる形でイラストに落とし込むことに成功したことがない

自身の絵、何かがおかしいことは分かるけど(左右反転とかしようものなら違和感がありすぎてたまったものではない)、具体的にどう直せばいいのかまではちっとも分からず、匙を投げる。複雑骨折は友達。服のシワなんぞ線をそこらへんに書いておけ。目の位置は顔の上の方!

そんな感じのお絵かきスペックでこの人生、生きてきました。

パルミーを開始するまでは!!!!!!

さて、お絵かき講座パルミーについて、皆さんご存じでしょうか。

ネット上で受ける、動画形式のオンラインイラスト講座です。
月9800円あたりで動画見放題です。

1か月コースと、6か月コースがあり、6か月コースだと1か月コースに比べて一月分の金額が安くなります。あと6か月コースだとイラストのプロから自身のイラストの添削が受けられたり、ワコム(デジタルでお絵かきする際に必要なペンタブレットとか売ってるブランド)の商品が格安で買えるとかなんとかかんとか……

とかまぁ色々な特典や値段に関しては公式に載ってますし、すでに丁寧にまとめてくださってるブログが多々ありますので割愛します。


とにかくこの記事は、私がパルミーの1か月コースに登録してみて使用感を綴ったものになります。

上記のイラストを見て、「あー大体私も受講前レベルだなー」と思う方、「えっ、かなり上達したじゃん!」と素直にご関心いただける方は以下の体験談を読んでみてください。参考になるかもしれません。


パルミーを始めたきっかけ

簡単な話です。

以前から「絵がうまくなりたいものだなぁ。」と思っていつつも特に何もせず、というか絵がうまくなるには絵をかきまくるしかないと思っているので、半分諦めてました。

そんな中インターネットサーフィン中にパルミーをたまたま見つけて、7日間無料だったので「ほーん、動画でうまくなれるんかいな? まぁ、7日間無料ならもう全部の動画観尽くしたるたるわ。こちとらニートやぞ」と挑発的な感情を抱いたからです。

つまり、ニートになって時間が空いたので以前からぼんやり思ってたことをやってみようと思ったのがきっかけです。早速参考にならない理由ですみません!

実際に7日目あたりで思ったよりもっと学びたい欲が出てきたので、無料期間中に解約することなく、1か月コースにそのままinしました。

決して解約をし忘れたから、という理由ではありません。まじで。
※無料解約期限日とかがマイページにちゃんと載ってるので、そういう点ではパルミーは良心的だと思う。


具体的に何が学べるんや?

人物の描き方、塗り方の講座が中心ですが、背景の描き方や、漫画の描き方、ラフの描き方、特定の衣装の描き方、小物の描き方、構図の考え方、色彩について、などまぁまぁいっぱいあります。100講座以上はあった気がする。

そんなにあったら何から受ければいいのか分からないと思いますが、「線画初心者コース」「色塗り初心者コース」など、初心者の方でもできそうな講座を複数ブレンドしたコースなどもあり、「まずはここから!」みたいな感じでおススメされるので、「とりあえずまぁこれからやっておきますか」という気分になりました。郷に入っては郷に従え、よ。


「実際初心者コースって本当に初心者でもいけるの?」

というのが気になるところでしょう。

自身を初心者と言っていいのかは微妙ですが、私が初心者ならこの講座を最初に受けたらちょっとめげるなぁとは思いました。

だって参考例の絵がうめーーーーーんだもん。そりゃプロが書いてるからうまいのは当たり前だけど、「この例を参考に書いてみましょう!」と言われると、「無理~~~~~~~~~~~~~~~それかけたら苦労しない~~~~~~~~~~~~~~~~~こちとらまともに線も円も書けん~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~」と駄々をこねるでしょう。

ですが安心してください。

まさかの「線を書く講座」もあります!!!!!!

画像1

パルミー「線画練習講座」より

すごくない?

デジタルイラスト……いうなればペンタブに慣れてない人は、線を書くのもおぼつかない!

かくゆう私もクリップスタジオペイントを2年前に購入したにも関わらず、使ったのは数度、大体スマホのお絵かきソフトで指で書いていましたので、ペンタブで絵を描くことに関してはド初心者。最初は絵どころか、線も書けなかった次第であります。

こういう講座、意外とありがたい!!!!!


公式HPから、どんな講座があるかは確認できますので、気になる方は公式へ。

一応、私が受けた講座とその感想は全てこの記事の一番下に列挙してあります。時間があればこれだけ受けることもできるよーという参考までに。服のシワはなぁ!テキトーに書いちゃいけないんだよ!!!!知ってた!!????


パルミーの利点と欠点

まずは利点から。

初心者から上級者まで学べる数多くの動画講座がある点ですかね……。

新しい講座がupされる頻度も高いため、「もう見る動画がなくなっちゃった」ということはあまりないと思います。まぁ上級者だとあり得るかもです。初心者~中級者向け講座が多いですから。

あと普通に動画の特典資料みたいなのも豊富です。
プロの1枚絵のPSDファイル(レイヤー分けされてるファイル)を貰えたり、動画の画面資料がPDFファイルに纏められていたり……。

また不明な点は質問もできます。学校などの対面授業ほどレスポンスは早くないですが、メールで1日後くらいには返信が来たので、かなり対応はいいのではないでしょうか。


次に欠点。

こういうのって欠点を知りたい人が多いと思うんですけど、欠点という欠点はないと思います。
パルミーのせいで悪影響を被ることはないでしょうし……。

欠点というより、パルミーのサービスに合った値段設定と感じられるかどうかに尽きるのではないでしょうか。

結局サブスクリプションてきなあれなので、いっぱい講座受けられたらなんか得な気がしますよね。そんなことない?それより上達できるかって?

上達できるかは……まぁ個人の問題なんじゃないですかね……。

講座の分かりやすさに関しては、「なるほどー!自分でもやってみよう!」と「それができたら苦労しないって」と「ンあ!?今なにがどうしてそうなった!?(神絵師の技術を目の当たりにして)」が3:1:1くらいでした。理解点が不明点を上回っているので、ある程度分かりやすいと言えるのではないでしょうか。

結局ね、その時分かってもいざ書いてみるとかけねぇことも多いんだわ。だからあとは練習しかないですよね。つまり個人の問題なんじゃぁ……ないでしょうか……。練習のアドバイスを貰えるのはとてもありがたいけどね。


どういう人がパルミーに向いてると思う?

自分で線を書く練習を一人で自発的にやるのが難しい人はパルミーに向いてると思います。(つまり私です)

実際、この世の中、YouTubeとか開けば無料のイラスト講座なんてごまんと存在するわけですよ。指南書だって図書館で借りようと思えば借りられるし。
でもYouTubeは自分からやって来ない。自分で探さない限り、目的の動画(や指南書)にはたどり着けない。

その点パルミーは「初級」「中級」「上級」コースと分かれていて、流れができている。なので、自分の実力に合った単独の動画をわざわざ探す必要がない。

これは大きな利点だと思います。

自分で調べる手間を省ける、ということに対して、大きな価値を見出す人はかなりおすすめです。時は金なりなんでね。


結局、受けてみてどう思ったのよ?

受けてよかったんじゃないかな~と思ってます。

そんなに安い値段ではありませんが、少なくとも後悔はしてません(なんか初回割引キャンペーンもあったし)。
値段分の価値があったのかと問われると、今の私の状況ではあったと思います。

その理由としては2つ。

★時間に余裕があったため、受けようと思えば丸一日受けられる状態であり、かなりの講座を受けることができたから。

★0からの初心者ではないため、1か月分で自身が不明に思う点はある程度クリアになったから。

裏を返せば、時間がなくてあまり講座を受けられなくても1か月分の値段は変わらないし、マジの初心者であれば1か月では到底足りないと思われます。

私から言えるのはこの辺りです。


いかがだったでしょうか。
パルミー検討中の方の参考になれば幸いです。

私はパルミーを受けて、結構変わりました。

一番変わったのは、「自分で自分の思い描いたキャラが(ある程度)書けるようになった!」こと(具体的に言うとTRPGのキャラ絵がピクルーを使わず自分で気軽に作れるようになったこと)と、クリスタで(ペンタブで)絵を描けるようになったことです。

いや、クリスタもペンタブも買った時に使えや、パルミー関係ないだろ。と思うかもしれませんが、ものぐさな人間はなんかきっかけがないとやらないものです。

パルミーは基本デジタル絵中心で進めていくので、自然とクリスタを使うようになってました。

パルミー始めたての頃は、ペンタブに慣れな過ぎて手が腱鞘炎になったりしましたが、今では力入れすぎてちょっと手痛いな、くらいにまで!

まだまだペンタブとの適切な力加減が分かってないので、ペン先はゴリゴリ減っていますが、それはともかく気軽にクリスタを開けるようになったこと。
今までは「か、かかっかか描くぞーーーー!」と気合を入れて特別な日にしなければ書かなかった絵を、「ツインテの女の子書きたいンゴねぇ」という思いつきレベルで書き始められるようになったこと。

これは全てパルミーさんのおかげです。
ありがとうございました。


また受けたい講座が溜まったら再受講するかもしれません。その際はよろしくお願いします。m(__)m


最後に一応、私が受けたすべての講座の個人的な感想を列挙しておきます。
↓↓↓


私が受けた各講座の感想一覧

私が無料期間7日間と1か月中に受けたすべての講座です。
受けてみての感想と、個人的な満足度(最大は星3)を書かせていただきました。

・イラストはじめてコース

満足度:☆★★(星1)

パルミーを始めて、一番最初に受けた講座。つまり一番最初に受講するようオススメされた講座。
線を書くことから始まり、女の子の顔面をトレースする。正面顔からバストアップまでを白紙から書けるようになるのが目標の講座。
まず、ペンタブが初めてなのでトレースで躓いた。しかし、人体の肩の位置や、パーツの位置、顔の比率、髪の描き方などを丁寧に教えてもらえて人間の顔の基本は理解できた。


・線画初級コース

満足度:☆☆★(星2)

イラストはじめてコースの次に受けることを推奨される講座。だが私は結構後にやりました。何故なら線画が不得意すぎてちょっとめげちゃったから……。
講座の内容は、イラストはじめてコースで学んだ正面顔から一歩進んで、横顔や斜め顔、ふかんやあおりの顔を書いたり、全身の素体を練習する。動きのない正面や斜めなどの立ち絵ならばこの講座をマスターすればある程度は書けるようになるだろう。
服の講座もあるが、この講座よりも後述の「服の描き方徹底攻略!」の方が分かりやすかった。
なお、この次のステップして、線画中級コースがあったが、流し見しかしていないので説明は割愛する。な ん か 難 か し か っ た か ら。


・色塗り初級コース

満足度:☆☆★(星2)

イラストはじめてコースの次に受けた講座。色塗りの方が得意だからモチベーションがね……?
アニメ塗りをまず学び、次にブラシ塗りを学べる。配色の基本も学べる。
私的にはすでに知っていた内容だったが、改めて学びなおすことで基礎固めができた気がする。


・色塗り中級コース

満足度:☆☆★(星2)

色塗り初級コースよりも立体的に、また幅広い表現方法での塗りを学べる講座。ちなみに色塗り上級コースは現在まだ準備中。
光の当たり方による陰影のつけ方、金属の塗り方などの質感表現、また厚塗りも学べる。どれも重要だが、一番為になったのはSTEP4の仕上げのテクニックだと思う。
とりあえず仕上げさえすれば少ない手間でなかなか見栄えが良くなるのでコスパがいい。いや、イラスト作成をコスパで考えるのはどうなのかといった感じだけど……。


・写真から作るデジタル背景講座

満足度:★★★(星0)

いつも人物画は書いても背景が無く寂しいため、受講。
写真を加工して背景を作る講座だと思ったら、写真を参考にして結構がっつり背景を書く講座だった。
初心者向けのタグがついているが、決して初心者向けではない。パースが分からない私は発狂した。


・乙女ゲーム風色塗り

満足度:☆★★(星1)

乙女ゲームのようなふわっとした男子の塗り方講座。丁度乙女ゲームの立ち絵を書こうとしていたので受講。
最近の乙女ゲームの塗り方ではなく、どちらかというと少女漫画塗りな気がする。最近の乙女ゲームって……なんかこう……差し色に青入れるんでしょ……?(知ったか)
加工技術は一見の価値あり。


・メリハリの利いた線画の描き方講座

満足度:☆☆★(星2)

いい感じに線画が書けなかったので受講。
線画がうまいと塗りがテキトーでも許されるところあると思うから、線画大事。線画も結局地道な作業なんだなと再確認させられた。影のあるところや重なってるところを手作業で線を太目にしたりなどね……?


・服のシワ徹底攻略!

満足度:☆☆★(星2)

何となくで書いていた服のシワの構造とかが分かる。
塗り方も解説してくれるが、なんかめっちゃすごいリアルな塗りなので、途中でちょっと諦めた。


・タイトルロゴの作り方

満足度:☆☆★(星2)

丁度TRPGの同人シナリオの表紙を作っていたので参考に受講。
Photoshopでの作業だったので、クリスタに同じような機能がなく、断念。しかしロゴのクオリティアップの傾向なるものは何となく分かったので、受けてよかった。
普段使わないクリスタでできる機能を調べるきっかけにもなったので、結果的にクリスタの機能に強くなった。
そしてクリスタで文字を扱うのめんど~~~~なのに気づいた。


・シンプル背景の描き方

満足度:☆☆☆(星3)

人物の背景が寂しくて(以下略)受講。
クリスタの機能も学べるし、簡単な技術で立ち絵などがぱっと華やかなになる方法を教えてくれる。とてもよい。


・写真を使ったキャラ背景

満足度:☆☆★(星2)

人物の背景が寂しくて(以下略)受講。私が求めているのは(写真から作るデジタル背景講座よりも)こっちだった。
まさに写真を加工し、背景のように見せる講座。多少加筆したり、補正をかけたりとペイントソフトの機能を多く使う必要があるが、逆に言えば機能に対して詳しくなれるし、ちょっとした加筆だけでクオリティの高い背景ができるのだからコスパがいい。


・色彩の基礎

満足度:☆☆★(星2)

パーソナルカラーなども取り入れた色彩の基本を教えてくれる講座。色を選ぶ際のちょっとした参考になるかもしれない。


・リアルタッチイラスト講座

満足度:★★★(星0)

かわいいスイーツのイラストを描きたいなぁと思って受講。細かすぎて無理。終始「すごいなぁー」って呟いて終わった。


・線画練習講座

満足度:☆☆☆(星3)

デジタルで線画を練習するための講座。
フリーハンドで線を引いたり丸を書くところから、立体を書いたり、最終的に写真から人物の線画を作成する。
これを受けて大分ペンタブで線を書くことに慣れた。初心者はとりあえずまずこの講座をいの一番に受けることをお勧めします。
ただマジで線を書くだけなのが続くので、何等かのモチベーションがあがる講座を一緒に受けると続けやすいかも。


・毎日一緒にジェスチャードローイング

満足度:☆☆★(星2)

60秒、または120秒ほどでそこそこ複雑なリアル人間モデルを絵に落とし込む講座。
講座を聞いて学ぶというより、先生と一緒に自分でもその60秒間で実際にやってみることをメインにした動画です。私は4日続けました。3日坊主にならないだけましだと思ってくれ。
講座自体は1か月分あるので、1か月やると何か変わるかもしれない。美術の時間を思い出しました。


・ラフの描き方講座

満足度:☆★★(星1)

イラスト依頼の際にラフを提出する必要があったので受講。
人に見せられるラフって何!?と思って講座を受けると、もう正直ラフの時点で完成品に近すぎて「ひぇッ」となりました。
当たり前のことを言うが、絵がうまい人はラフもうまい。


・厚塗り風イラスト講座

満足度:☆★★(星1)

サムネのイラストがステキだったので、「こんなの描いてみたい!」という純粋な心で受講。結果、折れた。
中級者向けと言っているが、作者のこだわりが凄すぎて、とてもじゃないが中級者には無理だと思う。
内容は大体メイキング動画。クリスタでチャレンジとあるが、一部Photoshopを使っている。


・服の描き方徹底攻略!

満足度:☆☆☆(星3)

服、分かんねぇ~~~~~全裸でよくね?という自分を変えたくで受講。
多分この講座が一番参考になった。だって全裸から服を着ることができたのだから。サルから人間の進歩よ。
服の仕組み、シワの描き方などから教えてくれて、実際に講座用の素体に服を着せたりシワを書き込んで練習できる。スカートやスーツ、フリルなどの使用頻度の高い服の描き方も学べる。
服のデザインの考え方も学べるので、キャラクターにちゃんとした服を着せてあげたい人は絶対に受けた方がいい。


・着物の描き方講座

満足度:☆☆★(星2)

着物いっつも分からんので受講。
着物の構造が何となく分かった。着物は大体柄をフリー素材を使用することが多いが、この講座では先生自らが柄の素材を書き、それを着物に貼り付ける方法をとっている。
「柄なんて書けるわけがない!」と最初は思ったものの、実際に柄を書くメイキングを見てると何となく自分でもできる気がした。


・筋肉の描き方講座

満足度:☆☆★(星2)

かわいい女の子やイケメンの男子だけでなく、ゴリラのマッチョなども書いてみたいため受講。
最初大まかな筋肉部位の説明から入るが、ここは最悪飛ばしていいと思う。
必見は、実際に用意された細見の素体に、筋肉を盛っていくメイキング講座。先生のメイキングを見ながら一緒に盛っていけるので、分かりやすい。みんなでナイスバルクを目指そう。


以上です。
念押ししますが、あくまで私の満足度なので、あしからず~~~~




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?