見出し画像

EndyGP2021 Rd4に出たら優勝した話

2021年12月18日に行われたEndyGPのRd4に参加した。
詳しくはこちら。


その結果、まさかの優勝である。やったー!
今回は、Rd4の使用マシンとひとつ前のRd3のマシンを合わせて解説する。


レギュレーションのおさらい

EndyGPのRd3とRd4は通常のレギュレーションに加えていくつかの制限がある。
Rd3はノーマルモーター限定で使用パーツは3000円以内。Rd4はモーターの制限なしで4500円以内のパーツが使える。
他にもRd3はプラボディ限定だが4はポリカボディ使用可能など、4で解禁された事は多い。
ざっくり紹介したけれど、パーツの金額制限がレギュレーションの重要な点だ。


マシン紹介

今回の使用マシンはカッパーファングベースの『ブラッディファングver2』。

画像1


ver2としているのはRd3のマシンをver1としてそれに追加パーツを加えて改良しているから。
やっぱりタミヤのピュアーメタリックレッドのスプレーは好き。次のマシンもこの色で塗ろうかしら。
ちなみに、Rd3はこんな感じ。

画像5


Rd3の時点でRd4参加を見据えて作っていたので、Rd3とRd4の違いはあまりないと思う。


ベースマシン選び

使用パーツの金額制限があるけれど、スーパーハードタイヤは使いたい。あと、FM-Aシャーシを使いたかった。
この二つの条件を満たすベースマシンとして頭に浮かんだのがマッハフレームとカッパーファングだった。どっちもカッコよくて好きなマシンだ。
当初はマッハフレームを使う予定で作っていたんだけど、塗装のやり方で迷った。マッハフレームのボディを全体を一色で塗るような真似はしたくない。
そこで、カッパーファングのボディだったら色分けを複雑にしなくてもいいのではと思い、塗装を楽にする為にこっちにした。ホイールが白いのはマッハフレームを使っていた名残。


使用パーツとその理由

Rd3まではこちら。
XシャーシFRPマルチ強化プレート×2    200×2
FMAシャーシファーストトライパーツ  900
FRPリヤブレーキセット         380
ARシャーシフロントワイドステー   260
キャップスクリュー          540
皿ビス                280
プロペラシャフト              140
合計                 2900円

Rd3から立体コース解禁だったので、立体での安定性を考えて買ったパーツが多い。
マシンを作る前は「ファーストトライパーツをベースにリヤブレーキとか引っ掛かり防止ステーとかつければ簡単なのでは?」と軽い気持ちで挑んだが、ノーマルモーターだとそう簡単にはいかなかった。モーターのパワーが弱いからそれに合わせて上手にパーツのチョイスをしなければならず、あーでもないこーでもないと言いながらパーツを足したり減らしたりした。
ファーストトライパーツセットは色々入っていて安いので買わない手はないと思った。マシンを赤く塗る事は最初から考えていたので、それに合わせて赤いローラーとスタビが入っているFM-Aシャーシ用を選択。
FRPのリヤブレーキは立体なので単純にブレーキとして。当初はこれとファーストトライパーツのリヤステーを組み合わせて使用する事を考えていたが、どうにもうまく行かなかった。
その為、ARシャーシフロントワイドステーを購入。ネオVQSアドバンスパックのリヤステーみたいな形に変更した。
XシャーシのフロントFRPは引っ掛かり防止ステーとして前後に使用。ザグリ加工をしたので、皿ビスを購入している。
キャップスクリューは前後のローラー用のビスとして使用。ロックナットが4つもついてくるのがポイント。こういう金額制限レギュだとロックナットの入手が難しいので、これで4つも入手できるのは嬉しい。
プロペラシャフトはどうしても駆動系の音が静かにならなかったので組み込んだ。それでもあまり変わらなかったけれど。

4からの追加パーツはこちら。
ハイパーダッシュ3モーター       460
ARシャーシサイドマスダンパー 620
低摩擦プラローラー          200
3のパーツとの合計       4180円

Rd3の時点で全モーター解禁になるRd4を見据えて作っていたので追加パーツは少ない。
ハイパーダッシュ3を選んだのは速いし、いい感じの慣らし方が判ってきたから。テスト走行をするまではライトダッシュとどちらにするか迷っていたけれど、テスト走行のコースでハイパーダッシュでもコースアウトしなかったからこっちにした。
サイドマスダンパーに関してはスクエアショートとどちらにするか悩んでいた。フロントタイヤに近い位置に付けたかったので今回はこっち。
低摩擦プラローラーは安くてよく回るイメージがあったので、最初から使うつもりでいた。今回、前後共に19mm(紫の)にする事も考えたけれど、全長が長くなってレギュ違反になるのでそれは諦めた。
この時点では残り300円使えたのでもうちょっと工夫はできたかもしれない。

他に使いたかったのが青ブレーキ。ブレーキを弱くした方がスピードが出るから。でも、動画を観た限りではFRPリヤブレーキセットに入っていたピンクが正解だったかも。


コンセプトや注意した点

Rd3のコンセプトは『次のレースを見据えつつ、立体に対応』だった。続いてRd4のコンセプトは『高出力のモーターでも安定』だ。
なので、Rd3以上にブレーキをしっかり取り付けたし、マスダンパーもサイドとリヤに配置した。

画像3

画像4

フロントブレーキをプレートに巻き付けるようにしてある。こうしておかないとフロントブレーキが剥がれてしまうから。だったら巻き付けるようにしてしっかり止めておけばいいよね、安定するし、という事でこの形になった。
サイドマスダンパーを説明書通りの取り付け方にしていないけれど、この方が内側に来て安定するんじゃないかと思いながらこの位置にしている。効果があるかどうかはまだよく判っていないけれど、デストパンガ杯のマシンもこうしていたので今回も同じ取付にした。
あとは基本的な事として、ねじをきちんと締めておく、銅ターミナルを新品に交換するとかそういうのは気を付けた。Rd3ではギヤカバーのねじ止めをしていなかったのを送ってから思い出したから、Rd4では同じミスをしないように気を付けた。
尚、モーターの慣らし方やオレンジクラウンの慣らし方は青田零時さんのブログ記事を参考にしました。この場を借りてお礼申し上げます。


おわりに

運営の皆様、お疲れ様でした。今回も開催して下さってありがとうございました!
Rd1と3は予選1回戦敗退でGP全体のポイントで見ても下から数えた方が早い私が優勝できるとは思っていなかった。決勝の下剋上トーナメントで勝ち上がっていく自分のマシンを見て興奮した。がんばってくれたマシンには、戻ってきたらお礼を言わないといけないな。
最後に今年の私を象徴する2台のマシンを添えて。
以上。

画像2


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?