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Iron Pill part3(アイロン・ピル パート3)の翻訳

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アイロン・ピル パート3

フェルキッシュ・アウェイキニング その3

ーー
アイロン・ピル:

「ヤートナルとのトレーニングは苛烈だった。だが次第に、私は、彼らの誂いと奇妙なユーモアが好きになっていった、そして、私の人格も鍛えられた」

マグナス:

「そのスィングト(重さ)を持ち上げろ!このチビの本気はこの程度か?」

アイロン・ピル:

「うぐぐぐ!」

シグルドゥ:

「クソワロ1、ロウズ(*lot/とても、weight/ウェイト)!!1」

ーー
アイロン・ピル:

「そして、自分の身体の強化を目の当たりにすることで芽生えたプライドが、私に満足感を与えた。それは私が以前の人生で一度も感じたことがないものだった。厳しいハードワークの中に喜びがあった。リフティングは私の一部となった」

シグルドゥ:

「つか、いい大殿筋になったな。いや俺はホモじゃねえが」

マグナス:

「フェルキッシュでないなら生きる意味はねえ。少年よ、お前はまだヤートナル(*神でも人でもないドワーフやエルフや巨人などの存在を指す)とは言えないかもしれねえ」

ーー
アイロン・ピル:

「私は自分の力を証明し、ヒルドールヴは私の教師となった。彼の古書物庫への出入りも認められた。こうして私のダーク・エンライトメント(*闇を理解すること?)は始まった」

「ツーレでの一日の勉強で私は、現代の教育機関では永遠の時間学んでも得られなかったであろうものを、学ぶことができた。現代の教育機関に対する嫌悪感は日に日に増していった。私の心が自然と求めていた道を妨害されることはもう二度とないだろう」

ーー
アイロン・ピル:

「私は、労働の報酬としての休暇以外で眠ることはなかった。私は、自分で狩猟、栽培できないものを口にすることを許されなかった。私が学んだものは献身的な努力を通して学んだものだった、それらは血肉となり、瞑想・熟考を続けることになるものであり、オウム返しや放棄することになるものではなかった。ストイックの徳性で弛まぬ努力をしたことで、私の中に私が知らなかった自分が作り出された、それはトラディショナル・マン(*伝統を重んじる男?伝統を称える男?)」

ーー
アイロン・ピル:

「もうツーレは、危険な場所ではなくなっていた。私はその生態系に勝利した」

ーー
アイロン・ピル:

「そんなこんなで、私の、来たるべき出立の日は先延ばしになっていた。その日のための最後の仕上げは、ツーレでは行うことができないことだった」

ヒルドールヴ:

「よいか、お前は大陸ヨーロッパに戻り、向こう側を冒険しなければならない」

アイロン・ピル:

「私はそこで何を見つけるのですか?」

ヒルドールヴ:

「行けばわかる…」

ーー
アイロン・ピル:

「そして私は言われるままに旅立った。ひび割れのように続くレイラインに導かれ、私の巡礼は始まった。私は北海から、ゲルマニアを通って南下し、アルプスを越えてベニスへと入り、そこから船でクレタへと向かった」

ーー
アイロン・ピル:

「首都は、アルコール中毒でディジェネレイトな(道徳的に腐敗した)観光客で溢れていた」

ディジェネレイト観光客:

「ぐへへ、一杯だけでも……」

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アイロン・ピル:

「私は街を出て、ミノア文明の遺跡の中で聖地を探した。私は、数時間、地中海を眺めながら、自分の教えについてじっくりと振り返って過ごした。すると唐突に彼女が現れた…」

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女性:

「あら嬉しい、北欧の白人の子、大陸の開拓地にどんな用かしら」

ーー
アイロン・ピル:

「私は、ツーレのヒルドールヴに遣わされた見習いです。我々は地球に巣食う邪悪な存在に対抗するつもりです」

「私は、訓練を受けた定命であり、人類を過ちから導き、この凋落状態を崩すという任務にあります」

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女性:

「定命、ですか…。申し訳ないけれど、現状の文明を救うにはそれでは足りないのではないかしら。昔の人々は、少なくとも、人間の獰猛残忍さを超越するために、神聖な徳性の拘束をまとうことを強く望んでいたわ」

「理性だけで復興を成し遂げられるとは思わないことね。子よ、闇の勢力があなたを待ち構えているわ、すぐにわかるでしょう」

ーー
女性:

「*我が子よ、これを持っていきなさい。あなたの献身さは敬意に値します。しかし、敵が現れた時、それはあなたを守ってくれない。この戦いでは、あなたは先人たちの力を借りる必要に迫られるでしょう」

(*よく出てくるこの言い回し、北欧神話では、神様が半神を作る時、また半神が人間を作る時に、自分の一部を与えて作ったとかいう話っぽいので…)

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アイロン・ピル:

「鉄の錠剤?一体どうしろと…」

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波が打ち寄せている

アイロン・ピル:

「へ…」

ーー
アイロン・ピル:

「まあいいさ、ヘモグロビンの増強にはなるだろう、疲れる旅だったしな」

「しかしこれは…」

ーー
アイロン・ピル:

「!!!」

彫像:

「準備はいいか、気合を入れろ」

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アイロン・ピル(偉大な英雄たちに囲まれて):

「フアアアアアアアク!!」

[徳性爆上がり]

ーー
アイロン・ピル:

「…これが…」

ーー
アイロン・ピル:

「フェルキッシュ」

続く

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