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【有料】CL横浜環境考察

皆様お久しぶりです、葱です。
この度チャンピオンズリーグ横浜に参加するということで半年ぶりくらいに現行のポケモンカードを触りました。
その中で考えた環境考察をまとめとして記事にしようと思います。
チャンピオンズリーグ前の考察記事というと大体が下記の二つのパターンであることが多いかと思います。

・全体的にどんなデッキがいるかの紹介(Tier1はこれ、TIer2はこれ、等)

最近あまりカードに触れていなくて全く環境が分からない人にとっては参考になるかと思います。
しかし、「それで結局何が強いんだ?」という回答は示してくれず、大体が「色々いて結論はないと思いますが最善を尽くして頑張りましょう」という当たり障りのない言葉で終わることが多いかと思います。

・没デッキ紹介

強者が考えてボツにしたデッキということで読み物としての面白さはあります。
しかし、考えた結果ボツにしたということはそのデッキはそのまま使うには何かしらの欠陥があり、散々考え尽くされた結果そうなったのだからそこから改良して使える可能性もあまりないかと思います。

今回の記事ではこのような記事になることは避けるために、全体の無難な解説ではなく出来る限り環境に対する自分の考えを書くことにしました。
そして結論として今の環境の中で強いと思うデッキを最後に提示することにしました。
レシピも一応載せてありますが、普通のレシピですのであくまで考察のおまけと思ってください。
こういう記事を上げると「情報操作なのではないか?」と思う方もいるかもしれませんが、それは考察を読んで判断して頂ければと思います。

■コロナ禍での調整

コロナ禍だったのであまり集まるのは良くないだろうと思い今回の調整は主に自宅で一人回しとオンライン対戦を中心に行いました。
自主大会や調整会に参加するのは新たなデッキに出会ったり、リアルならではの密度の高い調整が出来ることもあります。
しかしこれらの欠点として大会や調整会に参加したことで何となく「やった感」だけを感じて大して調整出来てないのに満足してしまう、ということがあります。
今回は人と会えない機会だからこそ、調整の基本の基本である一人回しを中心に行いました。
オンライン対戦の欠点は、3人以上同時に喋ると聞き取りにくいので同時に複数対戦を見ることが難しいのが難点だと感じました。

■Tier1デッキの一人回し

半年ぶりのポケモンカード、ということでまず最初に参考にしたのはポケカオンラインで行われた大会「POG」の結果でした。
POGは「Pokemon TCG Online Global Championships 2020」の略で、WCS2020が中止になった代わりに行われた大会でした。
この時のカードプールは「伝説の鼓動」が含まれてないことを除くとほぼ日本と同じで、コロナ禍で公式大会や自主大会イベントがほとんど行われてないことを考えると一番参考になると思いました。
(外国の大会の結果、というのは日本ではあまり参照されていないと感じています。島国の閉鎖性故なのでしょうか。)
POGの結果はこちらになります。

これを見ると日本では使えなくなる「LO」を除くと「ピカゼク」「3神ザシアン」「小ズガ」「ムゲンダイナ」の四つのデッキが一番多く、Tier1であると感じました。
特に日本ではTier2どころかTier3扱いまで受けているピカゼクは優勝しており、他の上位の数でも一番多いと感じました。
調整の第一段階としてまずはこれらの四つのデッキの基本的な動き、及び正確な相性を確かめるために一人回ししてみることにしました。
デッキは下記のものを使用しました。

3神ザシアン POG6位

ムゲンダイナ POG7位

ピカゼク POG優勝

小ズガ POG12位

この結果は下記の通りになります。

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