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【無料】シティリーグ10/10春日部10/11柏使用 小ズガ デッキレシピ&解説

皆さんこんにちは。
葱です。
今回は10/10のシティリーグ春日部と10/11のシティリーグ柏で使用した小ズガのデッキを解説しようと思います。
結果はどちらも惨敗だったのですが、60枚納得のいくレシピになったので良かったら参考にしてください。

■シティリーグ一週目の環境予想

tier1
セキタンザン、小ズガ

tier2
ルカメタザシアン、マッドパーティ、3神ザシアン

CL横浜直後であるシティリーグ一週目の環境は上記のように予想しました。
CL横浜で上位の数が一番多かったセキタンザン、優勝した小ズガの二つは順当に多いだろうと思いました。
他にも上位の数が多く準優勝したルカメタザシアン、セキタンザン・ルカメタザシアンの二つに有利を取れ影響力の強いヨネダタクヤ選手も使用した3神ザシアン、回れば環境デッキの多くに有利を付くことができCL横浜でベスト16に二人入り新しく注目されたマッドパーティが次に多いと予想しました。
逆に弱点によってセキタンザンに不利が付いてしまうピカゼク等の雷デッキ、セキタンザンには工夫次第で戦えるもののルカメタザシアン相手にザマゼンタを突破することの出来ないムゲンダイナは数を減らすと思いました。

■マッドパーティをボツにした理由

雷デッキが消える、ということでクワガノンによって詰むデッキが使いやすくなるだろうと考えました。
その中でまず最初に候補として考えたのがマッドパーティです。
ピカゼクだけでなくムゲンダイナも消えるとなるとかなり良い位置にいると思いました。
CL横浜で注目され始めたとはいえ一週目ではまだ対マッドパーティの練習をしてる人は少なく、相手のプレミスも拾えるのではないかと思いました。
しかし、実際にマッドパーティを試してみると全然回りません。
後攻を選択し後攻1ターン目から殴るデッキなのに、後攻1ターン目に攻撃出来る確率があまりに低い印象を受けました。
小ズガやルカメタザシアンのようなサイドレースに余裕のある相手なら多少遅れても勝てますが、遅れると鬼のような耐久が付いてしまうセキタンザンやサイドレースがシビアな3神ザシアン相手に少しでも遅れを取ると負けに直結してしまいます。
これはもも◯ちさんのような人間力のあるプレイヤーでないと回せないな……と思いボツになりました。

■レシリザ不採用の理由

こうして次の候補に上がったのが小ズガでした。
小ズガはCL横浜の候補の一つとして調整していたものの、一定数いるであろう雷デッキのクワガノンが怖いこと、大会の前の週に無人発電所4・マリィ4のムゲンダイナが優勝したことを踏まえて使用には至りませんでした。
クワガノン・ムゲンダイナがどちらも減り、ムゲンダイナもいたとしても色々見なくてはいけない今の環境なら無人4・マリィ4といった極端に小ズガの対策に寄った構築はいないだろうと考えると今回の候補としては良いと思いました。
一般的に最近の小ズガはレシリザ等の他のアタッカーが入った炎バレット寄りの構築が多く、CL横浜で優勝したのもそういうタイプのものでした。
しかし、そのタイプのものがあまり強いと思えず、今回は純正小ズガと言える構築を使用しました。
その理由として、セキタンザン・ルカメタザシアン・ムゲンダイナのように倒すのに7~9枚エネルギーを必要とする相手に中途半端な構築にしてしまうと火力が足りなくなるからです。
そのため炎バレット寄りの構築ではセキタンザン相手にレシリザが殴ることになるわけですが、これは基本的にサイドの3対3交換であまり強い動きではありません。
二体目のセキタンザンを倒すのにも苦戦することになり、相手のマグカルゴも放置することになるため好き勝手動かれてしまいこちらの後ろも狙われサイドレースで不利になります。
セキタンザン相手に一番強い動きはウッウで後ろのマグカルゴを倒して相手の動きを鈍らせ、ゲーム中に一度ひのたまサーカスで前を倒し、残りのサイドはバーストGXで取りきることだと考えました。
その動きをやりやすいように考え、純正タイプの小ズガを構築しました。
また、レシリザは一般的にクワガノンに対するメタカードとしての役割もあると考えられています。
しかし、レシリザを積んだところでクワガノン側のプレイが上手ければそれで勝てる試合はほとんどなく、精々勝率0割が勝率2割に上がる程度のものでした。
それならば今回はクワガノンは少ないと思われるので当たったら負けだと割り切り、レシリザは採用しませんでした。

■デッキレシピ

画像1

■採用カード解説

・ズガドーン 3枚
アタッカーがたくさん採用されている炎バレット型ではなく純正型なので基本的にはズガドーンがずっと戦い続けます。
そのため多めの3枚です。

・ズガドーンGX 1枚
バーストGXでサイドを1枚引きます。
主に最終ターンに使用することが多いですが、初手に来た時や溶接工が打てなかった時等間で挟むこともあります。

・ウッウV 1枚
大体の試合でズガドーンで大型を倒し3枚、バーストGXで1枚、ウッウで後ろを倒して3枚というサイドプランになることが多いです。
倒す対象はデデンネGX、あるいはガラルジグザグマと併せてクロバットV、ワタシラガV、オドリドリGX等も倒すことが出来ます。

・ジラーチ 4枚
初手に来ないとこのデッキは回らないので4枚。
ポケモンいれかえ、回収ネットがそれぞれ3枚入っているので複数出すことで1ターンに何度も使うことも出来ます。

・ガラルジグザグマ 1枚
ウッウVと併せてHP170~180のポケモンを倒すのに使います。
3神相手は大きなおまもりを貼られてHP310になることが多いので、ジグザグマを使うと炎エネルギーの要求を1枚減らせます。

・カプ・レヒレ 1枚
ミラーで使います。

・オドリドリGX 1枚
説明不要の展開ポケモン。

・デデンネGX 1枚
・クロバットV 1枚

初手がどうしても回らない時、マリィやリセットスタンプを打たれた時、TAGチームやVmax等大きい相手を倒す時等に手札補充するために使います。
特にVmaxを倒す時は無理やり手札の数を増やさないと要求に届かないことが多く、使うことが多いです。
1枚クロバットVなのは無人発電所を貼られた時でも使えること、炎の結晶や溶接工を抱えたままドロー出来ること、デデンネGXと同時に使うことで1ターンでたくさん引きにいけること等の理由があります。

・ボーマンダV 1枚
前述したようにマッドパーティが多いと思ったので採用。
入れたからといって確実に勝てるわけではないのですが、元々2割くらいの勝率を初見殺しも含めて五分までは持っていくことが出来ると考えました。
マッドパーティは多いと予想していたので、このカードの存在がなければ今回小ズガは使ってなかったと思います。

・クイックボール 4枚
説明不要。

・火打石 4枚
説明不要。
炎エネルギーの枚数が15枚と多めになっているので特に使いやすいです。

・炎の結晶 4枚
・エネルギー回収 2枚

炎バレッドではなく小ズガで殴り続けること、また耐久系のVmaxを一撃で倒したいことを考えると回収系のカードは多めに必要です。
これでも結構ギリギリの枚数になるのでリソース管理には注意が必要です。

・回収ネット 3枚
・ポケモンいれかえ 3枚
・エスケープボード 1枚

回収ネットはジグザグマを複数回使用したり、戻したジラーチを再び使うことが出来ます。
ポケモンいれかえはGX・Vも後ろに下げることが出来るのでそれぞれ役割があると思い3枚ずつの採用にしました。
また、最近はエスケープボードが不採用の構築もたまに見かけますが、アブソルが採用されているデッキがムゲンダイナ・ルカメタザシアンくらいしかない現状ではその他の相手には役に立つので1枚は入れたいと思います。

・ふつうのつりざお 1枚
序盤にトラッシュしてしまったポケモンや、炎エネルギーを山に戻してまた火打石や巨大なかまどで引いたりします。

・溶接工 4枚
・ともだちてちょう 1枚

ミュウツーは回収ネットがあるとはいえベンチスペースがキツいこと、山札の上に戻してもそれを引く手段があまりないことから1度使えば2枚戻せるともだちてちょうの方が強いです。

・ヒートファクトリー 1枚
・巨大なかまど 2枚

無人発電所の採用が目立つことから多めに3枚。
無人4枚、とかが多くなってくるともっと欲しくなりますが、今は2枚程度のことが多いので3枚あればクロバットVもいるので壊しきれるかなと考えました。
また、耐久系のVmax相手にたくさん炎エネルギーが必要となるのでよりたくさん炎エネルギーが引けるようスタジアムは巨大なかまどを選択しました。

・炎エネルギー 15枚
いくらエネルギー回収や巨大なかまどを採用しても、セキタンザン相手に9枚要求等になるとそもそもデッキに炎エネルギーがない、という事態に陥ります。
そのため現物の枚数も多めにないといけないと思い9枚要求を達成できる枚数として15枚になりました。

■不採用カード解説

・マーシャドー(リセットホール)
無人4枚のムゲンダイナが多ければ採用したかもしれませんが、今は無人発電所の採用は2枚程度だと考えたので不採用。
このカードを入れるくらいなら基本的にはスタジアムの枚数を増やした方がデッキパワーが上がります。

・ウルトラスペース
耐久系のVmax相手に炎エネルギーがたくさん必要だと思ったので今回はウルトラスペースは入れずに巨大なかまどの採用にしました。
複数種類のスタジアムを入れるのは張り直してどちらの効果も使えることを考えると強いので、仮にもう1枚スタジアムを入れるならこちらにするかもしれません。

・ポケモンキャッチャー
CL横浜優勝者の構築で採用されていましたが、正直表が出ればかなり強いカードだと思います。
溶接工を毎ターン打たなければいけないデッキの性質上、このカードでしか出来ない動きというのがどうしてもあるからです。
しかし、ただでさえ安定しない小ズガでこれ以上運の要素を取り入れたくなかったので今回は不採用。

・グレートキャッチャー
超ミュウミュウ等のGXデッキ相手には強いカードです。
しかし、今回はセキタンザンやルカメタザシアン等GXポケモンがあまり出てこない相手の勝率を重視したため不採用。
デデンネを倒すだけであればウッウで十分です。

・ボスの指令
毎ターン溶接工を打つデッキの性質上必要な場面がほとんどないと思ったので不採用。

・レシラム&リザードンGX
前述した通りです。

・リセットスタンプ
最後が相手が要求を達成出来るかどうかになる今のゲームで手札干渉出来ることの強さ、というか出来ないことの弱さはよく分かるのですが、しかし最後までこのカードが切られずに残ることも少ないと思ったので不採用。

■対マッチ相性とプレイング

・セキタンザン 有利
ウッウVで殴り始められるのが理想。
マグカルゴを落として相手の動きを鈍らせたり、また後ろでセキタンザンを育てていたら1回ダメージを与えることで前に出てきた時に倒しやすくします。
ウッウはキョダイガンセキを使われるまで一撃で倒せれることがないため、ウッウで序盤に二体倒し、一度セキタンダンVmaxをひのたまサーカスで倒し、残り1枚をバーストGXで取る、という試合になることが多いです。
また、前にセキタンザンVがいてひのたまサーカスで倒せるようなら倒しても相手のテンポは遅れます。
相手が展開の都合上デデンネやクロバットを出さざるを得なかった場合そこでウッウとジグザグマを併せて2枚取ることが出来るので、より勝ちやすくなります。
セキタンザンVmaxをひのたまサーカスで倒す際、ズガドーン以外のポケモンに炎エネルギーを貼っているとデッキの炎エネルギーの枚数が足りなくなり9枚要求等を達成できなくなることがあるので気を付けてください。
また、たまにですがズガドーンGXのビックリヘッドでセキタンザンVmaxを倒す試合展開になることもあるのも頭に入れておくと良いでしょう。

・ルカメタザシアン 有利
基本的にひのたまサーカスし続ければ勝てます。
最近は無人発電所が採用されていることが多いので出来るだけスタジアムとクロバットVは温存して止まらないようにします。
また、弱点を消されると要求枚数が多くカプ・レヒレを挟まれることを考えるとたくさんリソースが必要となるので炎エネルギーが切れないようリソース管理だけは気を付けてください。

・小ズガ(ミラー) 有利
ミラーマッチは基本的に出来るだけGX・Vを出さずに途切れずに攻撃し続けた方が勝ちます。
この構築は純正型のため小ズガ3枚・カプ・レヒレ1枚と非GX・Vのアタッカーの数が多く、炎の結晶やエネルギー回収の数が多いことから小ズガで殴り続けやすい構築となっています。
またポケモンいれかえ・回収ネットが多く採用されていることからジラーチだけで回しやすく、デデンネ・クロバット・オドリドリに頼らず回しやすい構築になっています。
最終的にウッウで後ろを倒してサイドを2枚引いて終わることになると思いますが、その際もジグザグマと併せることでクロバットまで倒すことが出来るので最後にサイドを2枚引きやすくなっています。

・3神ザシアン 有利
3神ザシアン側の構築によりますが、色々な構築を総合的に見て有利なことが多いと思います。
このマッチではまずオルタージェネシスGXの返しに3神を倒せるかどうか、というところから試合が始まります。
ここで倒せなかったらほぼ確実に負けになります。
しかし先攻3ターン目、あるいは後攻2ターン目、後1オルターを打たれた場合のみ先攻2ターン目に倒せば良いので、大体の場合これは達成出来ることが多いです。
問題はその後ですが、その後に負けるとしたら2パターンあります。
まず一つはサイドをその後3→3と取られること。
これを防ぐために出来ることはまずGX・Vポケモンを出来る限り二体出さないこと。
また、3神側はアルティメットレイなしでこれを達成する場合ほとんどクチートGXやフーパでこれを達成することになるため、ベンチを5体埋めないことでクチートの火力を下げること、オドリドリを出さないことでフーパに倒されなくすること等で対策することが出来ます。
もう一つの負けパターンとしてはこちらがサイドを3→2→1(または3→1→2)と取れない時です。
これはヨネダタクヤ選手が使用した3神ザシアン戦で起きる可能性が高い展開で、3神がきぜつした後に非GX・Vポケモンで殴られ続けるとそうなることがあります。
しかし相手は後ろにデデンネ・クロバット・ワタシラガを出さずに(あるいは出したそれに大きなおまもりを貼って)それを達成しなくてはならず、これも中々困難であると思います。

・ムゲンダイナ 有利
無人発電所は入ってても2~3枚だろうと考えると3枚のスタジアムとクロバットVで大体の場合なんとかなります。
元々は非Vを押し付けられると1→3→3とサイドを要求される相手でしたが、ガラルジグザグマを入れたことによってクロバットVを倒して1→3→2とサイドを引くプランを取ることも出来るようになりました。

・レシリザ 有利
最近ブルー型のレシリザがやたら流行ってますね。
序盤ボルケニオン二体が殴ってきた後に島巡り付きレシリザ→レシリザと倒すことを要求してくるので思ったより大変な相手でしたが、しかし小ズガが殴り続けやすい構築になっているためそれでも勝てると思います。

・マッドパーティ 五分
とにかく早くボーマンダVを立てて「おんだんひこう」を言えるかで勝負が決まります。
ホルビーに対してガラルジグザグマで10乗せて倒せると尚良いです。
相手が後攻を選択するとして、先攻2ターン目に打てればほぼ勝ちでしょう。
先攻3ターン目であっても、後攻3ターン目の時点でボーマンダを一撃で倒せないことが多いと思うので、2回おんだんひこうが打てれば複数サイドが引け、残りのデデンネ等を倒せばサイドレースで勝てることが多いです。
逆にこれより遅れてしまうとボーマンダが一撃で倒されるようになり厳しいです。
初見殺しとしてボーマンダを警戒してる人はいないだろうということまで含めて勝率は大体五分くらいかなと考えました。

・ドンファン 五分
マッドパーティ同様普通に殴り合ったらサイドレースで勝てない相手です。
この相手もボーマンダが光るマッチで、相手の場にダメカンがたくさん乗った最後の最後で出して、そこでサイドが複数取れれば逆転出来る時があるかもしれません。

・ピカゼク
・クワガノン
・ピカチュウVmax 無理

すぐ投了してご飯を食べに行った方が有意義だと思います。

・その他のVmaxやTAGチームのデッキ 有利
基本的にはサイドレースで全部勝てる相手だと思います。
グレートキャッチャーがない分後ろのミュウミュウが呼べなくなってしまったので超ミュウミュウへの勝率は落ちていると思います。

■当日のマッチング

10/10シティリーグ春日部(れたて)
1 マッドパーティ×(4ターン溶接工が引けない鬼事故で負け)
2 超ミュウミュウ〇
3 クワガノン×(無理マッチ)

10/11シティリーグ柏(葱)
1 小ズガ×(サイドに落ちたウッウと釣り竿が最後まで救出出来ずに負け)
2 3神ザシアン〇
3 セキタンザン×(鬼事故で2キルで負け)

二人とも悲惨な結果でした。

■おわりに

というわけで今回は残念な結果だったのですが、デッキはしっかりと考察を重ね60枚満足出来る形になったので今回は無料記事として公開させて頂きました。
無念を晴らすべく誰かこれを使ってシティリーグに挑んでくれると嬉しいです(笑)

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