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怒り方が同じだったときに凹む

フユが、ナツに怒っていた。いや怒鳴っていた。

ナツがフユを突然に叩き、フユが怒ったのだ。

怒って当然だ。

フユの言い方がキツかったので、その点を戒めつつナツに謝罪を促しケンカはスッと終わった。

しかし私の心は穏やかではなかった。

フユの怒り方が、口調が、私にそっくりだと思ったからだ。

私はこんな怒り方をしているのだと、5歳のフユを通して客観的に見た。

それは、子供に真似して欲しい怒り方ではないと思った。

具体的には
・語気がキツい
・命令口調
という点だ。

私の中では理由はあった。
これらを用いるのは人を叩いたり、危ないことをやったとき。
この怒り方の意図としては
・雑音が入らないよう、歯切れ良く
・言い回しに流されないよう語尾は命令系で終わらせる
・繰り返さないように、強めに言う
ということだった。

しかしこれを言われている子供が、これを真似して怒っている姿を見ると…

違うと思った。

フユがそんなキツい言い方で怒らなくても、ナツには伝わるだろうと思った。
フユが突然激昂した様子になり、客観的に見て怒り方が不当に感じた。

これらはフユに後から言ってみたが、言っている自分も釈然としないのだ。

私には私の中で理由があった怒り方だったが、子供が真似ることを止めるとは、一体どういうことなのか?

怒り方の手本として間違っている。

ということだろう。
手本として間違っているのだから、自分の中にあった怒り方の筋道もどこか違うのだ。

まだその間違いをうまく言葉にできないが、
気付きはあった。

人の振りどころか
子の振り見て親の振り直せ、だ。

また考えて、筋道を作りたい。

そんなことを、子供が寝た後で旦那に話した。
旦那は一通り理解を示してくれた後で
「フユが怒る時に、品行方正を求めなくていい
と言った。

そうだな。と思う。

フユにそんな怒り方をして欲しくない、という考えの中にある私の押し付けの1つは「品行方正」だとそこで気付いた。

品行方正を保てないから、子供が怒っているのに。私はなにを求めているのか。

手本でありたいこと、求めてはいけないこと。

反省ごとが増えたけれど、try-errorが届くうちに、retryしたいと思う。

実はこれは初めてではない。
以前も、フユが私にそっくりの怒り方をしているのを見て違和感を覚え、変えてきた。

またretryしてきます。

あぁ〜、凹んだ〜



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