円安と日本のゆくえ

こんにちは、ねぎです。

今日は私が考える今後の日本円がどうなっていくかについてコラムを書きたいと思います。

日本円ですが昨今の円安でドル円を含めた高金利通貨のキャリートレードが
盛んですが、北米の利上げあるいは日銀の利上げを皮切りにいったんキャリートレードの巻き戻しがおきるのではないかと思っています。
その際は、139〜145円ぐらいまでの円高が来る可能性はあります。
しかしながら長期的には日本の国力の低下や各国との政策金利の差をうけ1ドル180円、200円と円安方向に向かうと考えています。

よく住宅ローンアナリストが「賃金が上がらないと利上げしない」、「変動金利で借りている人が多いので日銀は利上げしない」という意見をお持ちの方がいますが、
私は違うふうにとらえています。

直近のトルコはインフレに対してエルドアン大統領が金融緩和政策を続けました。
結果2022年10月前年同月比で85.5%まで上昇しました。
結果、トルコは政策金利8%から現在の50%に引き上げることになりました。

日本も同様に今後円安が続けば、物価が上がり国民から不満がでるので
政府としても日銀に利上げを働きかけざるを得なくなるでしょう。

仮に日銀が利上げをせず、金融緩和を続けたらどうなるでしょう?
通貨の金利差が開き、さらに物価が上昇します。そうなった際、私たち日本人の投資も活発になっていくでしょう。
よく日本人は現金主義で投資嫌いだと言われていましたが、私はそうは思いません。
今までは日本円の価値が保たれていたので銀行に現金を預けておくことが最善の資産防衛方法であったにすぎません。
円安が加速すれば、どうにか資産防衛をしようと米国株を買ったり、不動産を買ったり、金を買ったりするようになるでしょう。
株や現物資産へお金が流れると、銀行からは預金が抜けていき、結果銀行は金利を上げざるを得ません。

住宅を検討されている方は金利上昇のリスクをふまえ、余裕のある借り方を検討された方が良いでしょう。

いずれにせよ、
私たちはデフレからインフレへの時代の転換期に差し掛かっており、それに備えた資産防衛をしていく必要があるのです。

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