サイゼリヤにおいて

仕事終わりにサイゼで飯を喰った。
白ワインのデカンタ(小)とシェフサラダ、真イカのパプリカソース、バッファローモッツアレラのピザとイタリアンプリンでフィニッシュ。今日はサックと決めたかったので我ながらいい組み立てだったと思う。プリンが蛇足のように感じるかもしれないが、サイゼのプリンはかためで美味しいのである。

隣に座っていたサラリーマンも手練れのようで、サラダのドレッシングをキャンセルしてオリーブオイルを駆使したり、パエリアをつまみにワインをやっていてなかなかオツですな~とか関心した。

皆、サイゼで各々のストラテジーを愉しんでおる。

そう思った矢先、私は圧倒的な暴力に打ちひしがれた。

中年女性の一人客がミラノ風ドリアでストロングゼロをキメていたのである。ミラノ風ドリアは299円と手頃だが、ストロングゼロは350ml缶で397円と高額にもかかわらず。
そこには小賢しさなど皆無でひたすらに自由であった。

敗北感を胸に店を後にした。雨が降っていた。

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