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母親の実感がわかない

子どもは1歳2ヶ月になった。
まだ歩かないけど、
ハイハイが早くなり、よく食べ、よく笑い、よく眠る。確実に乳児から幼児に近付いている。そしてかわいい。かわいすぎる。

毎日一緒で、長くても半日以上は離れたことがない。でも未だに自分が「母親」になった気がしない。生まれた後に遊びに来てくれた友達によく「お母さんになった実感ある?」と言われて、「まだない」と答えてた。恐らく、子どもがもう少し成長し、私を求めてくれたら母親の実感も湧くのではと思っていた。しかし、最近は私に突進してきたり、齧ったり、登ったり、甘えてくるが「母親」という実感はない。母乳をあげたり、ご飯をあげてるから私に寄ってくるんだろな、という感じである。ドライすぎるのだろうか。

そこで思うのが、血のつながり、自分で(有痛で)産んだから母親の実感が沸くものではないのではないだろうかということだ。

出産時の痛みから言うと、
よく無痛分娩批判で言われるのが「痛みを経験しないと母親の実感が沸かない」。

よく帝王切開経験者を傷つけるのが「お腹(股のこと?)を痛めて産んでないから実感がない」。

馬鹿野郎。なんで生まれる時の頂点の痛みが即母親の実感に繋がるんだ。妊娠中に母親になると実感する人もいれば、出産の育児の過程で感じる人もいる、しない人もいる。そんなの人それぞれなんだ。こういう根拠ない言説が母たちを無駄に傷つける。

血のつながりに関しては、実際自分は自分の子どもだから強くは言えないけれど、正直相性のいい赤ちゃんなら誰でもかわいいと思う。

血のつながりがないと子どもを可愛がれないのではないか、というのが懸念される点だと思うけど、めちゃくちゃ相性がいい子ならかわいいと思う。逆に血のつながりを信じすぎて、全く相性の合わない子だったらツラいだけだと思う。血のつながり関係なく、子どもと自分は違う生き物で、他人っちゃ他人ってことをわかってないといい関係性を作れないんじゃないのかな。

と、1歳の時点では思ってる。今後話せたりするようになればまた変わるかもしれない。果たして私の母親の実感はいつ育つのか、育たないままなのか。

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