見出し画像

61歳のオジサンが「日商簿記3級」ネット試験を受けてみた話。(⑤試験当日編)

2024年4月28日 いよいよ試験当日となりました。
ゴールデンウイーク前半のこの日は朝から快晴で気温も上がりそうです。

試験会場は名古屋駅から徒歩5分ほどの場所です。
初めて行く場所はいつもグーグルマップのストリートビューで建物外観や周りの景観を事前確認するようにしていますが、この機能は本当に便利で助かります。

試験会場の建物もしっかり確認しましたので迷うことはなさそうです。試験開始は10時30分ですが10時過ぎには建物に到着しました。オフィスビル4階の一部に試験会場を運営する企業が入居しています。

受付で氏名と試験種類と時間を告げて手続きを済ませ、注意事項や試験開始時に入力するパスワードのようなものが記載された書面と、白紙のA4用紙2枚とボールペンを渡されます。

ネット試験の体験をアップされてるサイト等を見ますと、早めに着けば早めに中へ通されますよ。という情報もありましたが、ここでは開始まで待合室で待たされる形のようです。待合室にはすでに二人いて、私の後から3~4人が来ましたが、みなさん20代と思わしき男女で、私のようなおじさんは一人もいません。

私の前にいた二人はどちらも簿記の参考書を手にしています。ギリギリまで勉強するんですかね。私はこうした場では緊張するので、参考書を持って行っても恐らく頭に入らないでしょうし、逆に迷いとか出そうなので直前までこうしたものを見ようとは思わないです。気持ちを落ち着けて試験開始を待ちます。

時間の15分前くらいには「10時30分試験の方」と呼ばれ、指定の部屋へ私を含む3~4人が案内されました。細長い部屋の中にはパソコンの置かれたブースが片側5箇所?ほどで計10箇所ぐらいあったようです。すでに4人ほどが試験を受けていたので一斉に入替ではなく時間単位でずれて入退室する方法のようですね。

自分のデスク番号へ行き、画面上の案内に沿って必要事項を入力します。この時間は試験時間に含まれていません。開始ボタンをクリックした時点から1時間のカウントダウンが始まります。なお終了は1時間に満たなくても自分で終了ボタンを押して退出することも可能なようです。まあそんな余裕は自分には無いでしょうが。

さあ試験開始です。まずは第1問の仕訳問題から。
難易度としては標準レベルのようです。勉強の時はよく数字の桁数を間違えて入力してミスしたこともあったので、焦らず慎重に勘定科目を選択し数字を打ち込みます。難解な問題はなかったのでとりあえず15分以内に終わり、セオリー通りに第3問へ移ります。

内容は決算整理前の残高試算表に対して、10問ほどの決算整理事項を解いて整理後の試算表を完成させる問題ですが、なんだか難しい感じです。

詳細は覚えていませんが2個ほど質問文の意味がよく理解できないような問題もありました。これまでの問題集や模擬試験でも見かけなかったような内容ですが、焦ってしまうとよけいに混乱するので、時間内にとりあえず全問を埋めて第2問へ移ります。

第2問は一つが予想通り「勘定記入」で、もう一つは「商品有高帳」でした。すらすらとはいきませんが何とか答えを埋め、見直し時間10分弱を確保しました。

まずは第1の仕訳問題ですが、さーっと最初から見直しを行いますが修正箇所は無いようです。続いて第3問ですがミスが無いかというより、そもそも最初に解いたときから問題自体を良く把握できていない部分もあったことから、よし大丈夫!という感触が得られません。しかたなく第2問の見直しへ。

ここでは「勘定記入」の部分でミスが見つかりました。やはり見直し時間を確保することは大事だと痛感します。見直しと修正を済ませ、1分ほど残りました。もうここでジタバタしてもしょうがありません。そのまま自然終了を待ちます。

ネット試験のメリットは終了後、直ちに合否結果と点数を確認出来るところです。・・・結果は、合格! しかも90点!

はあ~良かった~ この瞬間の正直な気持ちは「もう勉強しなくていいんだ」でした。しかしもしここで不合格だったとしても再チャレンジはしたと思います。これだけ勉強してきたのだからそこが報われるまでは終われません。

受付で採点結果が印刷された用紙を受け取り、改めて配点をよく見ると第1問が45点(満点)、第2問が20点(満点)、第3問が25点でした。90点で合格したことはもちろん嬉しいのですが、自分としては第3問が25点というのがちょっとショックでしたね。

ここには写っていませんが右側のQRコードを読み取ると「合格証書」のPDFが取得できます

ここで10点落としたということは、だいたい10個くらいの設問の内、半分程度を間違えたことになります。最初からこの第3問では自信の無い設問が2、3個はあったのですがまさかここで10点も落とすとは。

よく第1問と第3問で満点狙って第2問はプラスアルファ位に考えておけばいい。と言われていましたが、このことがあったために私は第2問対策もおろそかにはしない方がいいと感じました。

ともあれ合格は合格です。61歳のオジサンにしてはよくやったよ。

晴れ晴れとした気分で自分へのご褒美として、ちょっぴりお高い値段の「とんかつ」を食べて帰りました。






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?