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61歳のオジサンが「日商簿記3級」ネット試験を受けてみた話。(③勉強後半編)

テキストを2巡したものの、身についた手ごたえをあまり感じていませんでしたが試験まで後1ヵ月ですので、問題集に取り組むこととします。

私はマンション管理の仕事の必要に迫られ、過去に『管理業務主任者』という国家資格を取得しています。この時の勉強法もそうでしたがやはり試験を受ける以上、あたりまえですが問題が解けなければ何も意味がありません。そのためには数多くの問題に取り組んで、解けなかった部分をテキストへ戻って復習する。とにかくこれを時間が許す限り繰り返すしかないと思っています。

4月に入ってから早速問題集に取り掛かりました。問題集の構成は試験内容の大きな括り(第1問、2問、3問)に沿った形でそれぞれ数多くの問題と、実際の試験と同じ形式の「模擬試験」が3回分付いています。
いざ問題集にとりかかってみるとテキスト内の練習問題に比べ、かなり難しいなと感じました。確かに問題集の「はしがき」には「いきなり本試験レベルの問題を収集している」との説明がありましたが、そうかやはりテキスト内の練習問題だけでは本試験は乗り切れないなと、ますます焦り始めます。

それまで土日だけの勉強だったのを4月からは平日も毎日、一時間捻出して勉強(ひたすら問題を解く)にあてることにしました。他にはテキスト出版社が購入者特典として提供しているWeb上での「仕訳猛特訓」なるものを、仕事のお昼休憩時に自分のデスクのパソコンでひたすらやりまくっていました。普段から自分のデスクで昼食を取っていますので、30分で食事を済ませ残り30分を仕訳レッスンにあてました。

自分がどういっった問題が難しいと感じたかですが、まずは第2問で出てくる「勘定記入」でしょうか。問題文を頼りに帳簿の空白を埋めていくものですが、最初の内はさっぱりわかりませんでしたが、問題を数こなす内にパターンがわかってきます。

その他に、よくミスったのが「未払い」「未収」「前払い」「前受」のどれに該当するのかの見極めや、それが12ヶ月の内の何ヶ月分なのかという時の数え間違いが多かったですね。問題文に最初から「〇〇を未払い処理する」と書いてあるものはいいのですが、「適切に処理すること」としか書いていない時は問題文から即座に判断するしかありません。

第3問の財務諸表の作成においても「減価償却」、「貸倒引当金」の処理とかがありますが、最初の質問あたりで売掛金の金額が修正されているのに、問題文の中の最初(決算整理前)の売掛金で計算してしまうというミスもありました。こうしたことからもやはり問題を数こなして正解へのパターンを身につけるしかありません。

なにはともあれ問題集を一通りやり終えましたが、正解率の感触として合格点の70点にギリギリ届いているかなという感じでしょうか。そこで添付の模擬試験に挑戦です。これは本試験形式の内容ですので、初めて試験と同じ一時間を計りながら取り組みます。ここでの採点で70点以上取れるかどうです。

いざ、模擬試験に取り掛かったのですがちょっと困惑します。
あれ? 意外とやさしい?
何だか全体的にやさしいのです。
問題集の問題はひねってあるようなものが多く、これが本試験レベルってやつなのかと戦々恐々としたのですが、模擬試験はいじわるな設問が少ないように感じます。逆に何かひっかけがあるのかと疑ってしまいそうな感覚です。

問題は3回分添付されていて、出題範囲の広い第2問とか、第3問は問題パターンがそれぞれ変えてあって、3回分で出題範囲をほぼ網羅している感じです。この模擬試験を全3回やりましたが、どれもレベルは同じ感じで点数は平均して90点弱は取れました。

高得点が得られたのはうれしいのですが、これはどう捉えたらいいのでしょうか?この模擬試験レベルが本試験レベルと受け止めてよいのでしょうか?

問題集レベルの問題が解けるようになれば本試験は間違いなく合格です!
と自信を付けさせるための著者の配慮なのか?模擬試験が高得点すぎて逆に少し不安な気になってきます。

ところでここまでは、仕訳練習はWebもやりましたが本試験形式は紙試験ばかりに対応してきました。しかし自分はネット試験を受けますので、パソコンでの本試験形式にも慣れておく必要があります。ここからWeb上での模擬試験に特化して取り掛かるべく勉強方法を変更していくことにしました。
試験まであと半月弱。


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