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#4 願えば叶う 「メンタルヴィゴラス脳を持つ」とは?

皆さん、こんにちは!㈱アート・ラボの髙木です。今日は、最強の脳である「メンタルヴィゴラス脳」というものについてのお話です。

メンタルヴィゴラス脳

皆さんは「メンタルヴィゴラス脳」という言葉をご存知でしょうか?
直訳すると、精神的にとても元気で活力のある脳という意味になります。前向き、ポジティブ、やる気がみなぎっている脳というようなイメージだと言えると思います。
では、実際にどのようにしたらそんな脳をもてるのかということなのですが、それには私たちの脳の仕組みをよく知っていなければなにも始まりません。
私達の脳は、現実と仮想現実の区別がうまく出来にくいという性質を持っています。
ですので、この仮想を脳が勝手に現実だと思わせることでコントロールするということなのです。


もう少し脳の構造から覚えてゆきましょう。私たちの脳は大きく分けて3つの部位から構成されています。一番脳の表面に近い外側から、大脳新皮質・大脳辺縁系・脳幹という順に中心部に行くにしたがって生命を維持するために大切な部位が配置されていることになります。
大脳新皮質は人間がいちばん発達しているところですが、直感やイメージをつかさどる役割もしています。また、大脳辺縁系には感情のコントロールを司る扁桃核というものがあって私たちの喜怒哀楽のスイッチのような役割を担っているのですが、このイメージ力と扁桃核のスイッチを快の方に入れることがとても重要なポイントとなるのです。

脳の三層構造


*脳の3層構造:この図表は脳の部位のそれぞれの役割を示しています。

大成功する人の脳は、「思考」「感情」「イメージ」がすべてプラスの状態になっているようです。

●先ずは目標を立ててそれが達成された状態をイメージします。

●すると扁桃核が快になって、喜びの感情が生まれる

●それが脳幹に伝わり、脳を活性化するホルモンが分泌される

上記の3点がうまくできればメンタルヴィゴラス脳が出来上がるということなのですが、実際には気持ちの切り替えはそう簡単ではありませんね。

*引用文献:西田文郎氏 著 「強運の法則」

しかしながら、トップアスリートと呼ばれるスポーツ選手などが目標を達成させるためにメンタルコントロールが大変重要なことは私たち一般人でも理解できます。
走り高跳びをする選手が、跳躍する前にスタート地点からずっとバーの方をみて集中している姿をテレビ放映などではよく目にするかと思います。
彼らは、気持ちを集中しているだけではなく、実際にこれから起こることをプラスにイメージしようとしているのです。
即ち、下の写真にあるようなイメージです。

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バーの上を自分の体が浮き上がり超えてゆく様をスタート時点ですでにイメージさせて結果を確定させてしまっているのです。

先程の繰り返しとなりますが、脳は現実とイメージする仮想を錯覚するということを熟知しているからなのです。
このイメージすることを日常的に訓練することがいちばん大切なポイントであると私は考えます。
前向きで、何事も肯定的な視点でとらえることが大切だと、成功の科学に関する書籍にはよく出てきますが、最後にイメージ力を伴わないとおそらく達成は難しいのではないかとさえ思います。
それほど、このイメージする力が必要です。
「もうできてしまった、達成出来ちゃった!」とうれしい感情までも伴って脳に錯覚させることが大切です。

西田文郎さんは「強運の法則」や「錯覚の法則」でこれらのことを詳しく説明されています。


また、次の言葉はとても示唆に富んでいて私の動機づけに役立っています。
「成功は脳をだました人に訪れ、失敗は脳にだまされた人に訪れる」という文言には説得力があり、なるほどとうなずけます。
騙したとか、騙されたとかいうことは他者との間ではどちらの側に立っても大変ストレスになることですが、対象が自分自身であればその責任を問われることはありません。なぜならそれは、自分自身でその結果に責任を負うということに尽きるからです。


せっかくいいアイデアを思い付いたのなら、それは達成できないことだと思う自分の脳をいい意味でだまして、勇気をもって行動に移してみましょう!
それでは、次回はアブラハム・マズローの「欲求の5段階説と第6の欲求」につてのお話をしたいと思います。いまの自分の欲求のレベルがどのレベルにあるのかを見極めて、その欲求を満たし目標を達成させるためにメンタルヴィゴラス脳を駆使しましょう! 次回もどうぞお楽しみに!



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