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NAGAREYAMA F.C.で共に戦った5人の選手たちへ、心より感謝とエールを。

12/24 公開トレーニングとセレモニー

12月24日、NAGAREYAMA F.C.の年内最後の活動日。
公開トレーニング、そして練習後には今年で引退を表明した小野選手の引退セレモニーが開催されました。

※公式戦では無いですが、自分にとっても非常に大切な場でしたので、いつものフリーペーパーを作成して配布しました。
よろしければこちらもご覧下さい。

この日の会場は、アルジャーノンフィールド柏。NAGAREYAMA F.C.のフィールドパートナーであるボーダーレススポーツグループ様が経営している人工芝のサッカーコートで、日頃、NAGAREYAMA F.C.が練習でお世話になっている会場です。パートナー様の経営するコートには一度行ってみたいと思っていたので個人的にも嬉しかったのですが、何より、慣れ親しんだ会場で最後を迎えられるということは、選手たちにとっては幸運だったのかもしれないですね!

この日のトレーニングの内容は、簡単なアップ後に5人一組のチームでのミニサッカー大会。選手だけでなく、赤津マネ、坂田マネ、そして大坪コーチも加わり、非常に和やかな公開練習となりました。
選手もスタッフもみんな本当に楽しそうで…今年1年、このメンバーと一緒に戦うことが出来て、本当に良かったと感じる瞬間でした。


終始、和やかな雰囲気の練習を終えると、いよいよセレモニーへ。
クラブから選手への今シーズンの各種表彰が行なわれたのち、今年で現役を引退する小野 敬輔選手に加え、退団する4名の選手…平久 竜土選手、じょにー選手こと土屋 尚斗選手、錦見 勇弘選手、森田 大輔選手からのご挨拶、花束やプレゼントの贈呈が行なわれました。

我々ファン・サポーターは、NFCゲーフラ部 部長お手製の5名の選手たちの弾幕掲示とあわせて、ささやかではありましたが我々の想いを記した寄せ書きをプレゼント。この時のために急遽作った選手の個人チャント(あまりに急ごしらえの出来栄えで、本当に気持ちだけ、でしたが…)で、去り行く選手へエールを送りました。

そして最後は、安芸代表から。代表からの、去り行く選手たちへのはなむけの言葉は、涙交じり。安芸代表にすれば、ご自分が立ち上げた、まだ何もないチームに真っ先に入ってくれた気の置けない仲間であり、家族のようなもの。別れの辛さはどれほどものだったのでしょう…。これまで安芸代表と5人の選手たちが培ってきた関係性が垣間見えました。こういう安芸代表だからこそ、皆がその志に共感し、NAGAREYAMA F.C.に集ってくれたのでしょうね。本当に、有難いです。

安芸代表のご挨拶の後は、写真撮影をして、セレモニーは終了。
その後、個々で選手たちとたくさんお話をし、今年でチームを離れる5人の選手とも、しっかりとお別れをすることが出来ました。
今回の公開トレーニングとセレモニーは、予定されていた試合が中止になったことを受けて、クラブ側が即座に会場の確保と予定をセットしてくれたもの。チームを離れる選手にはしっかりと送り出す場を設けてあげて欲しいと思っていたので、急だったにもかかわらず、この場をセッティングしてくれた代表、スタッフの皆様には本当に感謝です。ありがとうございました!

小野選手への感謝の弾幕
退団する4人の選手たちへの感謝の弾幕
選手たちへの寄せ書き
じょにーさん!
高監督と牧野選手、信頼関係が良く伝わってきます
錦見選手とじょにー選手、最高の笑顔!

引退/退団する選手たちへ想いを寄せて

最後に、今年で引退、退団する5名の選手たちについて。

#10 小野 敬輔 選手

小野選手は秋田市出身で、現在J2のブラウブリッツ秋田のアカデミーからのトップ昇格第1号として注目を浴びた選手。その後は東北1部のブランデュー弘前FCを経由し、2022年のクラブ創立初年度にNAGAREYAMA F.C.へ移籍して来てくれた選手です。J5相当のリーグで普通にプレーできる選手が、J9相当の千葉県社会人リーグ3部のクラブ…しかもまだ監督すら決まっていないようなクラブに来ることを決断してくれた。所縁の無かった流山という地を選んでくれた。これは、本当にありがたい話。小野選手はクラブで最初に加入が発表された選手の一人でもあり、小野選手のような高いレベルの選手が居るクラブ、ということが、経営面、そして選手獲得の面でクラブにもたらしてくれた利益は決して小さくなかったと思います。

NAGAREYAMA F.C.に加入してからの小野選手は開幕直前の怪我でシーズン後半までピッチに立つことが出来ず…加入初年度は全7節のうち第6節の1試合のみ。それでも途中交代で入ったその試合では、相手GKを飛ばせない完璧なゴールを披露。僅か17分でその能力の高さを証明してくれました。今年2023年は2部リーグ、リバーサイドリーグあわせて8試合に出場、1ゴールをマーク。チームの2部リーグ優勝、リバーサイドリーグ決勝トーナメント進出に貢献してくれました。

今年で現役を引退すること、率直な想いを言えば「残念」の一言に尽きます。昨年、そして今年、NAGAREYAMA F.C.がプレーしてきたピッチの環境はは決して良いものだったとはいえず。小野選手の技術の高さや視野の広さはもっと良いピッチでこそ活きるものだと思っていましたし、その力で来年の1部リーグや更にその上のレベルのチームを相手にどんなプレーで魅せてくれるのか楽しみにしていたので…。出来ることなら、もっと良い環境で負担をかけることなく、小野選手の力を存分に発揮させてあげたかった。もっと長い間、小野選手のプレーする姿を観ていたかった。
現役を引退するという決断、相当に考えての決断だったのだろうと思います。ずっとサッカーに打ち込んできた小野選手。その小野選手が、ご自分の現役生活にピリオドを打つ最後のクラブとして、NAGAREYAMA F.C.を選んでくれたこと。小野選手にそう決断させられるクラブであれたこと。それを誇りに思います。

自分の中では、特別な存在だった小野選手。流山に来てくれた感謝を少しでも伝えたくて、自分のユニフォームの番号には小野選手の10番を選び、生まれて初めてゲーフラも製作しました。私が小野選手にもらった希望や感動には比べるべくもありませんが、最後に直接感謝を伝えられて、良かったです。
小野選手、長年にわたるサッカー選手としての生活、お疲れさまでした!
まだ何もなかったNAGAREYAMA F.C.に来てくれて、2年間ともに戦ってくれて、ありがとうございました!
NAGAREYAMA F.C.の初代背番号10、小野敬輔。ずっと忘れません!

圧倒的な技術の高さと正確なパスで魅了してくれました
初めてのゲーフラ。小野選手に喜んでもらえたことが何より嬉しかった!
応援への感謝の気持ちとして、最後に小野選手から頂戴したスパイク。
サポ冥利に尽きる、最高のプレゼント…!

#5 平久 竜土 選手

#5平久 竜土選手。柏イーグルス出身で、代表やじょにーさんの後輩であり、平久 将土選手の弟さんでもあります。
2022年シーズンは怪我もあって序盤はなかなか出場が出来ませんでしたが、中盤からはセンターバックの一角に定着、守備の要として、2部リーグ昇格に貢献してくれました。2023年シーズンはセンターバックだけでなくサイドバックでも出場が増え、まだまだ選手層の薄いNAGAREYAMA F.C.の守備陣の中で、獅子奮迅の活躍を見せてくれました。

竜土選手は、ディフェンダーとしての能力もさることながら、キックの正確さでチームの攻撃の起点になっていて。攻撃のスイッチを入れる役割を担ってくれていました。
普段は人当りが良くてきさくに話しかけてくれる爽やかな青年なのに、ピッチに入ると一変。味方選手へのコーチング等、言うべきことはしっかり言える、頼りになる選手でした。
最も印象に残っているのは、リバーサイドリーグでゴールを決めた時、応援しているサポーターに向けて見せてくれたガッツポーズ。選手に我々の声がどれだけ届いているんだろうと不安もある中でのシーンだったので、最高にアツく、嬉しい瞬間でした。

竜土選手、2年間、一緒に戦ってくれてありがとうございました!

将土キャプテンと竜土選手の兄弟でのCBはいつも激アツでした
「我々も共に戦っている」という実感を与えてくれたのが竜土選手でした

#7 じょにー選手 (土屋 尚斗 選手)

じょにー選手こと、土屋 尚斗選手。安芸代表、平久 将土キャプテンとは同学年で柏イーグルスでのチームメイトで、大学卒業後はフットサルへ転向、千葉県フットサルリーグ1部のCorvos FC、FEBEM futebol de salaoでプレーしていましたが、「またサッカーがやりたい」という理由でNAGAREYAMA F.C.のセレクションに参加し、加入が決まった選手です。

じょにー選手は2022年は主に左のサイドバックで4試合、2023年は主に右のサイドバックとして通期で10試合に出場、1つのゴールを決めてくれました。
怪我に悩まされてコンスタントに試合出場が出来ず、苦しい時期も多かったと思います。定位置ではなくサイドが変わったり時に前の位置で起用されたりとなかなか固定されることは無かったのですが、どのポジションでも卒なくこなす適用力の高さはさすがでした。
フットサル仕込みの足元の上手さは秀逸で、狭いスペースや荒れたピッチでも難なくボールを落ち着かせて処理できる。圧倒的なスピードやドリブルの上手さは無くても、一つのトラップで沸かせてくれる、そんな選手でした。

そしてじょにーさんの人柄。最年長にもかかわらず、誰とでもフランクに接してくれる柔らかい人となり。誰もがじょにーさんのことを好きになり、誰からも愛され、憎めないキャラクター。それがじょにーさんでした。

じょにーさん、2年間、NAGAREYAMA F.C.に居てくれて、NAGAREYAMA F.C.のユニフォームでプレーをしてくれてありがとうございました!
チームを離れても夫婦ともども、「じょにヲタ」として応援しています!!

じょにーさん!
じょにーさん!!

#15 錦見 勇弘 選手

#15錦見 勇弘選手。本来は中盤の底、アンカーが本職の錦見選手ですが、NAGAREYAMA F.C.では加入初年度からセンターバックとしてゴール前の壁となってくれました。錦見選手を見れば一目瞭然ですが、フィジカルの強さは圧倒的。相手の攻撃を跳ね返してくれる姿は、まさしく鉄壁でした。
今年は怪我もあってなかなか試合に出場する機会が無かった錦見選手ですが、それでもベンチでは誰よりも大きな声でチームを鼓舞してくれていて。2部優勝を決めた船橋FCさんとの試合では、誰よりも感情をあらわにして味方を応援する錦見選手の姿に胸が熱くなりました。

こんなアツい錦見選手ですが、ピッチの外ではものすごく物腰が柔らかい若者で。昨年の夏のイベントで、ユニフォームに選手のサインを入れてもらおうとうろうろしている怪しい自分に真っ先に声をかけて、選手のところに誘導してくれたのが錦見選手でした。
強靭なフィジカルと、柔らかな笑顔。その二面性こそが錦見選手の最大の魅力で、頼りがいのある姿に、年下なのにまるでお兄さんのように思っていました(笑)。
錦見選手、ありがとうございました!

相手にぶつかられてもびくともしない…まさしく鉄壁
ピッチの外で見せる笑顔は本当に最高!

#17 森田 大輔 選手

#17森田 大輔選手。NAGAREYAMA F.C.の右サイドバックといえば、まず真っ先にイメージされるのが森田選手。まさしく右サイド、右サイドバックのスペシャリストで、タイミングの良い攻撃参加、そして正確なクロスで何度もわくわくさせてもらいました。そして攻守に渡ってサボること無く、何度もアップダウンを繰り返す運動量。献身性。森田選手の人柄がそこにも表れていたように思います。
そして森田選手といえば、忘れてはいけないのが背番号の話。加入当初は2番を背負っていた森田選手。現在の17番は、元々は村越選手が背負っていた番号でした。香港でプロサッカー選手になるためにチームを離れることになった村越選手。そんな彼の想いも背負って戦う。そんな意味を持つ、森田選手の背番号17。もうね、カッコよすぎます笑

森田選手、2年間、NAGAREYAMA F.C.のために走り続けてくれてありがとうございました!

右サイドのクロスに何度もわくわくさせてもらいました
柔らかい雰囲気と秘めたアツさ…カッコいい…!

あらためて、小野選手、竜土選手、土屋じょにー選手、錦見選手、森田選手、NAGAREYAMA F.C.へ入ってくれて、2年間ともに戦ってくれて、ありがとうございました!!心より、御礼申し上げます!感謝、感謝です!!!

今週は以上になります。最後までお読み頂きありがとうございました!!

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