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熱く冷静に戦い抜いたNAGAREYAMA F.C.が8連勝。昇格の行方は最終節に。

8月27日、千葉県社会人サッカーリーグ2部 第8節が開催されました。
NAGAREYAMA F.C.のお相手は、MaverickSCさん。この試合を迎えるにあたっての状況はこちらにまとめていますので、よろしければご参照下さい。

この試合の会場は市原市にあるスポレクパークD面。人工芝のピッチは綺麗で、ボール扱い的には全く問題のない素晴らしいピッチです。
片側だけですがゴール裏にはちょっとした傾斜に木製のベンチも据え付けられていて。観戦する側としても有難い環境でした。
今年は千葉県社会人サッカーリーグ、リバーサイドリーグと様々な会場でNAGAREYAMA F.C.を応援してきましたが、どの会場もピッチ横から観る会場ばかりでしたので、ゴール裏から応援できる、というのは実は初めての経験ですね!

ネットが傾斜の裏側にあるためピッチから見えなくなってしまうので、
今回のダンマクとのぼりはゆうゆう公園スタイルの直置きで。

この試合のスカッドはこちら。

千葉県社会人サッカーリーグ2部 第8節

これまで不動だった#9橋本 真吾選手が外れ、#5平久 竜土選手がセンターバックに。平久 竜土選手は公式戦ではRSL第3節の東葛FC戦以来のセンターバックでのスターターですね!
前節は右FWで出場していた#3牧野 純己選手が外れ、前節は左サイドバックだった#16今山 育己選手が右のFWに、左サイドバックには#18加藤 康徳選手が入りました。加藤 康徳選手はCSL第4節の千葉蹴球倶楽部戦以来のスターターとなります。
ベンチメンバーは#3牧野 純己選手、#7土屋じょにー選手、#9橋本 真吾選手、#15錦見 勇弘選手、#17森田 大輔選手。錦見 勇弘選手はRSL第3節の東葛FC戦以来のベンチ入りですね!
※RSL…リバーサイドリーグ、CSL…千葉県社会人サッカーリーグ、です!

アップ風景。今日は大坪コーチは帯同せず。
アップ風景2
アップ風景3。シュート&セービング練習はゴール裏から見るのが良いですよね!

試合は17時15分、キックオフ。この日は朝から雨が降ったり日が差したりと変わりやすい天気ではありましたが、一日中晴天では無かったことに加えて風もあったことで、体感的には涼しくて快適な気温。ただ、動きやすいのは両チームお互い様で、序盤は両チーム集中力が高く、引き締まった展開となりました。
MaverickSCさんは前からの深追いはせず、しっかりと中を固めて入ってきた人とボールを素早く複数人で囲んで奪うことを狙っていたように見えました。NAGAREYAMA F.C.が前掛かりにならざるを得ないことを知っているからか、早く攻めずにNAGAREYAMA F.C.の選手を引き出してからの展開を徹底していましたね。
NAGAREYAMA F.C.はいつも通りしっかりボールをつなぎ、テンポの良いパス回しから、あるいは個人のドリブル突破から何度かチャンスは作るものの、ゴールネットは揺らせず。「勝たなければいけない」という意識が強すぎたのか、少し急ぎすぎた印象でした。結局前半はノーゴールのまま、前半は終了。スコアレスでの折り返しとなりました。

難しい試合をコントロールする平久キャプテンと小野選手

序盤を難しく要因の一つが、風だったのかな、と思います。前半は自陣ゴール裏からの観戦となりましたが、ピッチではNAGAREYAMA F.C.にとっての向かい風がずっと吹いている状況。いつもの逆サイドに展開する長いパスや#1板橋 柊哉選手からのフィードが推し戻されて出しにくかったことに加え、MaverickSCさんのハイボールは風で伸びてくるので、NAGAREYAMA F.C.のディフェンスの選手は前に大きくはじき返すことが出来ず、そこからのセカンドボールの処理に手を焼いていた印象でした。特にこの日のMaverickSCさんの前線の選手はものすごく体の厚い選手!がっちり体をぶつけられながらも、相手を危険なエリアに侵入させない、ミスしないようにするのは傍から見ている以上に大変な仕事だったかと思います。卒なくやり遂げた平久 将土選手、平久 竜土選手、の両センターバック、そして再三に渡って裏を狙われ続けるも凌ぎ切った#18加藤 康徳選手。失点すると一気に難しくなる試合において、前半の影の立役者はこの3人だったように思います。

押し負けないようにするだけで本当に大変だったと思います…
バチバチの勝負で何度も危機を救ってくれた加藤選手

そして後半。試合の流れを一変させたのは、やはり我らがエースストライカー、#13板倉 航希選手でした。
後半5分、#16今山 育己選手のコーナーキックを板倉選手が頭で合わせ、NAGAREYAMA F.C.がついに先制に成功します。
するとその直後の後半6分、クリアボールを拾った板倉選手からのパスを受けてエリアに侵入した#22寺内 大登選手がGKを引き付けて落ち着いてセンターにグラウンダーのクロス。それを走りこんだ板倉選手がスライディングで合わせ、追加点。
フォーメーションの変更、そこから生まれたエースの得点。そして風上に立ったことで相手のハイボールをしっかり跳ね返せるようになったことも相まって、NAGAREYAMA F.C.が一気に試合の主導権を奪うことに成功しました。
その勢いのままに、後半15分には板倉選手が強烈なシュートを決め、今日3点目のハットトリックを達成。
後半17分には板倉選手とのパス交換で抜け出した寺内選手が丁寧にゴールへ流し込み、4点目。
更に直後の後半18分、今度は寺内選手のスルーパスに裏へ抜け出した#6山室  伊ノ介選手が決めて5点目。
最後は後半20分、#8小野田 大樹選手がドリブルで相手DF3人を躱す見事な突破からゴールにねじ込み、6点目。
勢いに乗ったNAGAREYAMA F.C.が得点を重ね、一気に試合を決定付けました。
最後、後半30分過ぎにはずっと体を張って屈強な相手と対峙してきた#4平久 将土選手、#5平久 竜土選手が共に足がつって交代というアクシデントはありましたが、試合はそのまま終了。
NAGAREYAMA F.C.が6-0と快勝し、8連勝となりました。

ハーフタイム練習。やはりこのコンビは良いですよね。
後半から入り、良いクロスにインナーラップにと存在感をみせていた森田選手
先制点を生んだ今山選手の左足!
試合を動かした我らがエース!
今日のじょにー選手はゴール前に何度も顔を出していて、得点の匂いがしていました!

いやぁ…強くなったなぁ、というのが率直な感想です。MaverickSCさんは、昨年5月に練習試合をしていて、当時は2-3で敗れた相手。球際の厳しさも勢いも賢さももあるチーム。77番の選手の細かなコーチングや、8番の選手のあれだけプレッシャーがかかっている中で持ち出してのパスには相手チームながら唸ってしまいました。しかしその相手を寄せ付けないほどに、今のNAGAREYAMA F.C.はチームとしての連動性、運動量、戦術理解が進んできたんだなぁと感じました。特に第6節の市川市役所さんとの試合あたりからどんどん研ぎ澄まされてきている印象です。危なっかしいところはまだまだあったりしますが(笑)

そしてこの試合、とにかく冷静でした。特に#22寺内 大登選手。序盤からドリブルで仕掛ける回数が多く、相手からのマークもかなり厳しくなっていたのでフラストレーションもたまっていたかと思いますが、そんな中でも熱くなって「自分が決めてやる」にならず、2点目のシーンではより確実性の高い板倉選手へのラストパスを選択。そして自身のゴールでも、全く力みのない丁寧なシュート。お見事でした!

今日の寺内選手、キレッキレでした!そして最後まで走り抜ける体力も凄い。

その他、所感です。
・#14高木 一希選手の寄せの速さ。危なくなりそうなところには必ずと言っていいほど相手に食らいつき、遅らせてくれる。忍者みたいでした(笑)
たまにプレッシャーかけに行ったのに剝がされてしまうと「やばいっ!」という声が聞こえることもご愛敬ですね(笑)
・#15錦見 勇弘選手が入った時の周りを鼓舞する影響力はさすがでした。境トリニタスさんではないですが、チームの中でこうして声掛けが出来る選手がいるのはやはり大きいですよね!
・寺内選手、小野田選手、ゴール後にサポーターに向けてガッツポーズしてくれました!勝手にコールしている我々ですが、こういう風にリアクションしてもらえるとやっぱり嬉しいですね!

久々にピッチに戻って来てくれた錦見選手!

これで、NAGAREYAMA F.C.は千葉県社会人サッカーリーグ2部、8戦8勝。リーグ戦も残すは第9節、船橋FCさんとの試合のみ、となりました。
船橋FCさんも、ここまでリーグ戦7戦7勝。無敗同士の対戦となります。
グループ1で紛れもなく最強の相手。そして優勝を掛けた最高のシチュエーションでの試合。勝てば、優勝。そして、1部リーグ昇格が決まります。
試合は9月10日。今から楽しみです!!

今週は以上になります。最後までお読み頂きありがとうございました!

懸命に旗を振って応援するこども応援隊。うちの子にも旗を振る喜びを感じてほしいところ…


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