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「他人のため」が成立しない社会では、誰もが「自分のため」にしか語れない

「実際に人が死んだり傷ついたりしている事件を、己の政治的主張のために都合よく使っているやつらが大勢いてひどい」という指摘を各所で見かけた。実際、指摘のとおりのことは確かに起こっているのだが、これについては指摘する側も基本的には「同じ穴の狢」に陥ってしまう構造が出来上がってしまっているので、なかなか簡単に話をするのは難しい問題であると思う。

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