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「虫化」しないための瞑想

 表題のエントリを書く書くといいながら、ここまで書かないでしまったのだが、なぜそうなってしまったのかというと、本エントリでこれから述べようとしていることは、全て至極「当たり前」のことばかりだからである。結局のところ私がいいたいのは、「その閉じている目を開ければ色が見えますよ」という程度のことなのだが、これは既に目を開けた人にとっては自明のことであると同時に、未だそうしていない人にとっては「なぜそんなことをしなければならないのか。色とはどのようなものであるのか。それを見ることにメリットはあるのか。そもそも本当にそんなものは見えるのか。私が目を開ける前にそこを納得できるように言葉で説明してくれ」といった話になる。要するに、どの層に向けて書いてみても、多くの場合において労多くして功少なしという結果になることがわかっているので、筆者としてはどうしても作文をためらってしまうということになるわけだ。

 ただ、それでもお約束したエントリではあるので、こういう話が好きな人もいるかもしれないし、とりあえず当該の問題を扱うための一つのアングルを簡潔に示しておこう。不足の部分はまたツイキャスで補足するか、あるいは『自由への旅』をご参照いただければ、私のいいたいことは基本的に全てそこに書かれてている。

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