パラメータ極振りのキャラ
回線状況が回復したので、久しぶりにニコ生とツイキャスで生放送をやった。「ニー仏さんのやってることからして、ニコ生のような放送でのアウトプットが適切かどうかはわからない」とも言われたことがあるが、「ニー仏の文章は小難しすぎて読めない」という人もいるし、そういう人も放送だと話をわかってくれたりするのは、喋りのアウトプットのよいところだ。
ただ、そんなふうに本人はわかりやすい話をしているつもりでも、やっぱり「ニー仏の言ってることは難しくてよくわからない」という人たちは一定数存在する。というか、ひょっとしたら、そっちのほうが普通の反応というものなのかもしれない。私の母親などは、いつも口癖のように、「あんたの言うことは何一つわからない」と言っていたし。
私は基本的にRPGで言えば「パラメータ極振り」のキャラなので、多少なりともまともにできることというのは書くことと喋ること、それとせいぜい読むことくらいで、しかもその書く内容や喋る内容も、わりと対象を選んでしまうところがある。
こういう性質は実際のところ不便だから、わりと頻繁に私はそれが嫌になって、なんとか修正しようとするのだが、極振られたパラメータをそのままにして、他を底上げするというのはたいへん困難なので、いつも結局挫折してしまう。
「バランスのいい」人間になろうとして、それがたまに上手くいくこともあるのだけど、そうなってくると、今度はこれまで自分が得意だったことの質が、下がっているような感じがするのである。
当たり前のことだけど、人間のリソースというのは有限なので、足りないところを補おうとすると、そのための材料は過剰なところから持ってくるしかないということなのだろう。凸の突出をそのままにして、凹の陥没だけを埋めようとする努力は、それゆえいつも上手くいかない。
とはいえ、もちろん世の中には凸の部分をしっかりと保持しながら、凹をきちんと補填されている素晴らしい方々が多くいるので、これは単に、私が不器用で努力が足りないというだけのことなのだろう。事情は上述のとおりだから、凸の部分を残しながら凹を補っていくためには、リソースの量自体を増やすしかないということになる。なかなか困難な課題だが、ここは精進するしかない。
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