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佐渡渡さんクリスマスVer.公開中

もうクリスマスは過ぎてしまいましたし、今年も「クリスマス中止のお知らせ」だった私が、こんなものを作るのも妙ですが……

あんまり見て頂けないようなので、宣伝します。佐渡渡(さどわたり)と読みます。私のオリジナルキャラクターです。

これは、Unityで作ったキャラクター・ビューワーです。そもそも、私が見て欲しいのはキャラクターモデルだったのですが、それだけでは単に素材になってしまう為、どなたでも手軽に鑑賞できる装置が必要でした。そこで、Unityです。

以前はMikuMikuDance(以下MMDと略)のユーザーモデルということで公開しておりました。しかし、それでは演出のようなものを表現することができません――そのようなものは動画にするのが習わしです。しかし、動画ではインタラクティブな体験はできません。でも、Unityなら、うってつけです。

この「佐渡渡さんクリスマスVer.」では、演出として、舞い散る雪の結晶を鑑賞することができます。そして、ユーザーはカメラを動かして、すきな部分にズームインしたりできます。画面上のボタンか、キーボードの ↑ キーを押すことで、佐渡渡さんにプリセットしておいた仕草を再生させることができます。

また、Unityのシェーダーを用いることでMMDでは不可能だった表現――例えば、Fur(毛皮)など――をすることができました。※MMDでも後付け型のシェーダー(MMDではエフェクトという分類になります)を利用すれば近い表現ができるようですが、シェーダーを利用する行為はあくまでユーザーの側に位置するため、作者がこれを使ってくれとお願いすることはできても、ユーザーの技量ややる気によっては実行して頂けません。つまり、見てもらいたい状態を、作者側では強要できないのです。

さらに、Unityには「Unityちゃんシェーダー」というものがありまして、この表現力がとっても素晴らしいのです。イラスト風のタッチを立体的な3Dモデルで再現できるので、まさに、私が見て頂きたいと思っている状態の再現に打ってつけでした。

ご存じのように、Unityはデジタル・プロダクツとしては、比較的ハードルが低く、プログラムを専門としない人間でもある程度は作ることができます。有料アセットや、巷に溢れる情報のおかげで、これが可能なのです。

このモデルビューワー、実は、私がUnityで作った初めての作品で、1週間足らずで作りました。言うほど、たいしたモノではないのは事実ですが、喩えるなら、ピアノを弾けないはずの人(あるいは楽譜を読めない人)がDTMを使ってそれなりに体裁の整った小品を発表したと考えると、けっこう凄いことなんじゃないかな、と思えます。というのも、なんであれ、曲をひとつ作るのは相当の知識が必要で、DAWがあるだけでは足りないからです。今はVOCALOIDやAI系の歌声シンセサイザーがありますが、それでもまだ足りません。伴奏を作れないとダメですから。伴奏をプリセットから作れるソフトもありますが、あれでは組み合わせ方であって、自分がやりたいことの表現からは遠くなってしまう畏れがあります。曲ではなく、これが俳句や短歌を作る場合だったとして、完璧に組み合わせに頼ってしまっていいものでしょうか。せいぜい、季語やよく使われる語の範囲でのみ活用すべきでしょう。Unityのアセットを利用するのも、確かにこれに似た雰囲気があって、でき上がるものが曲ではない分、もう少し、選択の幅と自由が利くように思えます。

本格的なものを作るなら、プログラム専門の人と組むのが一番ですけどね!
そんなわけだから、どなたか、私と組んでもいいよって方はおられませんか?☺


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