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おさださんのあたまのなか。②

イラストレーターと絵本作家のおさださんとはじめてお話をしたのは、Clubhouseでした。
これ、実は結構当たるんですけど、直感で「好き!」と思ったのです。
そんな直感で好きになったおさださんとぜひ話がしてみたいと思いました。

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ぽよ
これはいろんな方に聞かれているかもしれないのですが、ひとつの絵を描くのにどのくらいの時間がかかりますか?

おさだ
サイズにもよるんですけれど、そうですね、本当に内容と描き込む量によって大きく変わるんですけど、だいたいA4くらいのサイズで。平均して2〜3日くらいラフにほしいかなという感じで。

描き込みが少なければすぐ描けることもあるんですけど、そのあと着彩するのに3〜5日くらいあると余裕をもって描けるのでうれしいなという感じですね。

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ぽよ
本当に失礼な質問なのですが、おさださんはおいくつですか?

おさだ
今年32になります!すみません!若者のメディアなのにって思いながら今日来たんですけど(笑)

ぽよ
そんな!とんでもないです!!

おさだ
本当にもう、、本当に、、一瞬で肌がボロボロになるので日焼けは気を付けてっていいたいです(笑)

ぽね
(笑)いや、でも本当ですか?いや、かなりびっくりで。。

おさだ
そうなんです!もう10年くらいイラストレーターやってます!
なので、この記事を読まれる方はみなさんお若いと思いますので、大丈夫かなと、、

ぽよ
いえいえいえ!全然です!本当にありがとうございます!

おさだ
え、、お二人っておいくつですか?もしかして10代とかですか?

ねんねん
16歳です!

ぽよ
19歳です!

おさだ
わっ!そうなんだ!?16歳??!!

ねんねん
見た目がこんななのでみんなに驚かれます(笑)

おさだ
えっ!じゃあ、高校生???こないだまで中学生???

ぽね
(笑)そうなんです。結構みんなに驚かれるので(笑)

おさだ
そうですよね、、いや、本当びっくり。。

ぽよ
まず、わたしが姉に見られないんです。

おさだ
うんうん!そうかもしれない!(笑)

ぽよ
妹より全然幼く見えるみたいで(笑)

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おさだ
ということは、わたし。。お二人の半分以上長く生きてるんですね。。

ぽね
いえいえいえいえ(笑)

おさだ
メールいただいた時も、内容がとてもしっかりしていたので、おいくつぐらいなんだろうと思っていたのですが、、

ぽよ
実は、このファッションをするようになってから、ちょうど一年くらいになったんですけど。

おさだ
そうなんですね!

ぽよ
本当に一年くらい前は、黒髪で。ねんねんは日焼けがすごくて、真っ黒で。
髪の毛もくせ毛で、めちゃめちゃくるくるだったんです。
でも、原宿の美容室とか通うようになってから、髪の毛もきれいになって。

おさだ
今は特に縮毛矯正とかをされているわけじゃないんですか?

ねんねん
やったことないんです。

おさだ
え!すごくきれい!ストレートだし!

ねんねん
原宿に来る前は、ずっと地元の美容院に行ってたんですけど、そこではずっと縮毛矯正したほうがいいよって言われてて。
でも、高校は通信って決めていたので、中学校を卒業したら絶対髪の毛を染める!って思っていたんです。

ぽよ
ねんねんは中学校を卒業して、わたしは高校を卒業だったので、じゃあ一緒に染めよう!ってことになったんです。それでどうせ行くなら都内で切ってもらおうって話になって、表参道の美容院をみつけて行ったら、ねんねんの髪の毛がまっすぐになったんです(笑)

おさだ
えー!本当に今みたらわからないですよね。

ぽよ
全然この前までくりっくりだったんです(笑)

おさだ
本当、全然見えないです!わたしの10代のころなんて見れたもんじゃないですよ、、

ぽよ
いえいえ!本当ねんねんは特に、運動ばかりしている子だったので、
今とは全然違いますね。

おさだ
実はスポーツ少女だったんですね!

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ねんねん
うふふ

おさだ
やっぱり背が高いからバスケとかバレーとかですか?

ねんねん
いえ、部活は普通に文化部だったんです。

おさだ
文化部でスポーツ少女だったんですね!すごい!

ねんねん
なんか変ですよね(笑)もともと体を動かすことが好きだったんですけど、
怪我をしてしまって、部活は文化部だったんです。

おさだ
そっか、、そうだったんですね。文化部は何部に入られてたんですか?

ねんねん
他の学校にあるのかわからないんですけど、日本伝統文化部という部活に入っていて。

おさだ
えー!すごい!おもしろい!何をするんですか?

ねんねん
琴とか茶道とか華道とかをやっていました。

おさだ
なるほど!もしろいですね。あまり聞かないかもしれないけど、すごいです!

ねんねん
うふふ

ぽよ
わたしは普通に美術部に入ってたんですけど、ゆるかったのでおしゃべりばかりしてました。。

おさだ
ゆるい感じだったんですね(笑)
わたしも高校3年生で美術部に入りなおしたんです。そのときに、周りの子がみんなアニメの話をしていて。当時わたしアニメをみていなかったので、全然仲間に入れなかったんです。でも、やさしい子たちばかりだったので、別の話題で仲間に入れてくれたりとかして。部活は本当に楽しかったです。今ならアニメみているので、当時の話題に入れるのになって思うことがあります(笑)


ぽよ
アニメは何をみますか?

おさだ
「ジブリ」は全部大好きで、テレビアニメだと「メイドインアビス」とか好きです!あとは「鬼滅の刃」は映画も見に行きました!あと、「幼女戦記」とか「サイコパス」とか、不思議な世界観のものを見てるかも!
あ!あと「パプリカ」っていうアニメ映画みたことありますか?
音楽もキャラクターもすごくおしゃれで大好きです!
「エヴァンゲリオン」はみたことがなくて。ちゃんと一からみてから、映画をみたいなって思ってます!

ぽよ
わかります!わたしも見たことがないんですけど、一からちゃんとみてみたいなって思ってました!

おさだ
エヴァンゲリオンファンの友人に聞いたら、「序」から見たらいいよって言われたので、まずはそこからみてみようかなとも思ってます。

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ぽよ
映画とかアニメをみるときに、参考にしたりしますか?

おさだ
お話をつくるのに、参考にしますね。
自分が感動した事や素敵だと思った部分はもちろんなんですが、どうしてこういう見せ方をしたんだろうと疑問に思ったことは自分なりに考えてみたり、アニメ作品や映画の解説をされている方の本を読んでみたり、YouTubeを見るときもありますね。こうやって作っているんだよとか、お話の組み立て方とか、ここに出てくるこれは、こういうことを意味していてとか…色んな視点からお話を聞くのは、とてもおもしろいです!

ぽよ
すごくおもしろそう!
わたし、めちゃくちゃ話をつくるのが苦手なんです。
いつもボツもらっちゃうんです、、なので、おさださんはどうやって勉強されてるのか気になりました。

おさだ
正直な話、わたし20代前半のころ絵本が全然描けなくて。
専門学校で、一冊母の絵本をつくろうと思っていたんですけど、
そのお話も、わたしが小さい頃の話なので所々うる覚えだったりするんですよね。なので、母がしてくれた話ではつくれなくて。じゃあ、自分が経験したことというか、母が亡くなってしまったときに思ったこととか、それを絵本にしようと思って、その話を絵本にしたんですけど、それをつくってしまったら、やり切った感じゃないですけど、全力でぶつけすぎてしまって、燃え尽きてしまって。それから絵本がつくれなくなってしまったんです。
20代前半は、もうほとんどなにも経験していないようなものだったので、
つくりたいと思えるものもなくて。それでしばらく空っぽの状態だったのが、やっと最近になって自分でお話をつくれるかなって思えるくらいになってきたので。なので本当にわたしもつくれなかったです!

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やっぱり、自分の経験とかその時に思ったこととかをすごく大切にしたいなって思います!
こうして人の話を聞くってすごく素敵なことだなって思って、10代でこんなふうに動けていてすごいなって思います。わたしは本当にこういうことできなかったので。

ぽよさんは、漫画を持ち込みもされているんですよね?

ぽよ
そうですね。一番最初のスタートが持ち込みでした!

おさだ
そうやって行動しているのががすごいと思います!

ぽよ
いえいえ、、せっかく持ち込みしても緊張しすぎてほとんど
編集さんの話を聞けてないってことが多いです。。

おさだ
わかります!緊張しますよね!圧倒されるというか。出版社って本当に緊張しますよね。

ぽよ
おさださんも、持ち込みとかに行かれるんですか?

おさだ
そうですね。自分で営業したりってことは駆け出しの頃していました。
最近はwebサイト経由でお問い合わせからご連絡をいただいてっていうことが多くなってきているので、自分ですすんでというのは今は少なくなりましたね。

学生時代、ひょんなことがキッカケで知り合いになった編集さんから、数年後にお仕事をいただけたことがあります。その時は絵本のお仕事ではなくて、挿絵のお仕事のご相談だったんですけど。
まずはイラストをと思っていたので、その挿絵の実績を持って、お仲間の編集者さんにご紹介いただいたりなど、輪が広がっていったのは本当にうれしかったですね。

編集者さんって本当に忙しい方ばかりなので、こちらからメールをお送りしても目を通す時間がなかったりすると思うんです。
なので、お声をかけていただけたり、ご紹介いただけたりすると
ご縁って本当に大切だなと思います。

ぽよ
ひとくくりに「絵」のお仕事と言っても、お仕事のもらい方とか、内容は全然違いますね。

おさだ
そうですね。いろんなアプローチの仕方があるかもしれませんね。

私がイラストレーターを名乗り出したばかりのころの話なんですが、ファッション誌に読者モデルさんの応募用紙が挟まってるじゃないですか、
たまたま同じようなかんじでライターさんのアシスタントも募集をしていたんです。
もしかしたら雑誌の挿絵を描かせてもらえるかも!と思ってアシスタントへ応募して、使っていただけることになって。そこで初めてお仕事をいただきました。
こういう企画があるんだけど、取材をして4コマを描いてくれないかというお話で、それが初めてのお仕事でした!

もし、雑誌の挿絵のお仕事をやってみたいと思う方がいたら、ライターさんのアシスタントのアルバイトからはじめてみるのもいいかもしれませんね!

ぽよ
アルバイトとかいいかもしれませんね!
ちなみにそれはおいくつくらいの時ですか?

おさだ
21歳くらいのときだったと思います。

ぽよ
えー!すごい!今のわたしとほとんど変わらないですね。

おさだ
そのときにすごく思ったのが、突然企業に
「イラストレーターのおさだです。」って電話をかけても
取り次いでいただけなかったと思うんです。
でも、「〇〇出版のおさだです。」って伝えると、話を聞いていただけたりするんですね。それを経験したときに、ああ、やっぱり「何者か」にならなければいけないなって思いましたね。どんどん実績をつけて、信用していただけるようにならないといけないなって、そのとき思いましたね。

最初、何を始めたとしても本当に大変だと思うんですよね。
何もないところからのスタートで。でも、こうして行動していることが素晴らしいと思うので、本当がんばってください!

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ぽよねん
ありがとうございます!!

おさだ
あと、変なおじさんには気を付けてくださいね!

ぽよねん
変なおじさん!?

おさだ
ごく稀に、突然手を握ってきたり、足を触ってくるおじさんとかいますからね!
イラストレーターだけでなく、フリーで活動していたり、一人で会社をやられている女性の方からそういうお話を聞いたりします。

例えば、仕事の相談をしたいとか、作品を見たいって連絡をいただいて、ポートフォリオを持って行ったら、ほとんど作品は見てくれなくて、単なるデート?みたいだったって話とか。だいたいそういうのは仕事になることはないので、少しでもおかしいと思うことがあったら、連絡は取らなくていいと思います。

最初のころは、不安で、仕事をもらえるなら我慢すればいいかとか思ってしまうと思うんですけど、まず精神がすり減るし、仕事にはならないので。
もしそういう人がいたら本当に逃げてください。

自分を一番大切にしてくださいね。

ぽよねん
わかりました!


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