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おさださんのあたまのなか。

おさださんとはじめてお話をしたのは、Clubhouseでした。
これ、実は結構当たるんですけど、直感で「好き!」と思ったのです。
そんな直感で好きになったおさださんとぜひ話がしてみたいと思いました。

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ぽよです。
ねんねんです。よろしくお願いします。

おさださん(以下/おさだ)
おさだです。(笑)

全員
よろしくおねがいします!(笑)

ぽよ
一応わたしが姉で、こっちが妹です。

おさだ
ねー!SNSもすごくおしゃれで!本当にかわいくって。お会いしたかったです!

ぽよとねんねん(以下/ぽよねん)
えへへ。ありがとうございます。

ぽよ
おさださんのことは、Clubhouseきっかけで知って、インスタをそのあとみさせていただいて。
もう絵がすごくあったかくて。すごい、なんていえばいいのか。
絵にはその人の性格がでるって、なにかで聞いたことがあって。おさださんもきっと、この絵のようにあったかくて素敵な人なんだろうなって思っていたんです。

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おさだ
いえいえ、そんなそんな。。ありがとうございます。
なんか、あれですよね?イラストレーターっていうよりも、漫画家さん志望なんですよね?

ぽよ
そうなんです。

おさだ
尊敬します!私マンガ描けないので。本当に。

ぽよ
いえいえ!(汗)本当にまだまだなので。。

おさだ
いえいえ!本当に楽しみです。けど、漫画家さんって大変そうなイメージがすごくあって。

ぽよ
わたしは、絵本作家さんが身近にいたことがないので、今日はとても楽しみにしていました!
たくさんお話がきけたらなと思っています。

おさだ
私も世間的にイメージされるような絵本作家としてそんなにキャリアがないので、参考になるようなお話ができるかわからないのですが。。
以前挿絵を描いた絵本が、出版されるってことはあったのですが、出版経験はその一冊くらいなんです。

私が今まで描かせていただいた絵本は、広告としてつかわれるような。
例えばスターバックスさんの家庭用のドリップコーヒーの商品で。
その商品を紹介するのに、絵本という形で表現してほしいというお話をいただいて、使ってみて感じたことや飲んでみた感想からストーリーをつくり、絵本におこしてっていうことをさせていただいたことがあって。

その絵本をWEBで公開するということだったので、縦スクロールで読む絵本というかたちで描かせていただいたことがあります。最近漫画も縦スクロールで読めるじゃないですか。あのような感じで。

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あとは、企業のカレンダーのお仕事で、企業理念やサービスを提供する上での想いや願いを入れ込んだ、12ヶ月でお話が完結する(12ページの)絵本のような形で描かせていただいたりという感じです。


ぽよ
絵本にもいろいろなかたちがあるってことなんですね。

おさだ
これはどちらかというと、広告寄りというか、こういう商品があってとかこういう会社があってとか、そこをもとにつくるので、0から漫画をつくることとは違った感じかもしれないですね。

ぽよねん
本当すごいです。

おさだ
いえいえ、そんなそんな(笑)


ぽよ
お話が前後してしまったのですが、おさださんの自己紹介を簡単にお願いしても大丈夫でしょうか?

おさだ
はい(笑)イラストレーター、絵本作家をしております。おさだかずなと申します。よろしくお願いいたします!

ぽよ
ありがとうございます!
おさださんのホームページをみさせてていただいたのですが、おさださんのアイコンの画像って下をむいていらっしゃるじゃないですか。
あまりお顔がみえなくて。お仕事をされてる画像を拝見したんですけど、おさださんなのかな?って思うお写真があって。髪の毛が長くて。

おさだ
あ、そうです!髪の毛昔長かったんです!

ぽよ
ですよね!そのお写真を見てめちゃめちゃかわいくて、おきれいで!どうしよう、すごく緊張するって騒いでたんです!

おさだ
そんなそんな!カメラマンさんが素晴らしくて。本当素敵に撮影してくださって。。

ぽよ
モデルさんもされてるんですか?

おさだ
そんなこともなくて!平日の自由が結構きくんですね。フリーランスなので。
なのでカメラマンさんや、美容師さんの作品撮りなどで、この日ってあいてる?とか、もともとおさえていたモデルさんが当日来られなくなってしまったとかで、そういう感じのことが、多々あってお受けしていたら、こんなことに・・・

ねんねん
事務所とかに入られてたりするんですか?

おさだ
全然、入ってないです!お仕事とかではなく、本当に友達を手伝うっていうくらいの感覚でやっていたので、本当に全然、すごくないんです。

ぽよ
いえいえ!全然すごいです!美人さんだからモデルとかも一緒にやってるんじゃないかって思ってました!

おさだ
そんなそんな。。まだ、イラストでは食べれないけどフリーランスになってしまったってときは、顔をだしてライターさんみたいなこともやりながら、突撃レポートみたいなこともやってました。

ぽよ
えー!

おさだ
そうなんです。だいぶ体張って(笑)やってました。
当時、何者でもない私にお仕事をくださったクライアント様には本当に感謝していて。世間知らずな私に貴重な経験をさせてくださったこと、この場を借りてお礼させてください。本当にありがとうございました。

ぽよねん
そうだったんですね!

おさだ
当時を振り返ると恥ずかしいんですけど。。

ぽよ
いえいえ、そんなそんな。すごいです!

おさだ
うふふふ。


ねんねん
絵本作家さんとしてのお仕事の関わり方をお聞きしてもいいですか?

おさだ
いわゆる作家としての活動をしていなかったので、通常がどういうものかがわからないんですけど。
そうですね。お仕事はさっきもちょっとお話させていただいたような広告のイラストを中心にイラストレーターのお仕事をしていたので、その流れでカレンダーのお話などをいただいて絵本作家として活動させていただく機会ができました。

イラストのお仕事には、デザイナーさんがいたりとか、クリエイティブディレクターさんがいたりとか、間にいろいろな人が関わってクライアントさんがいることが多いので、あんまり詳しくお話を聞かせていただけなかったりすることもあったりもするんですけどね・・・。

イラストレーターとして仕事をする上で大切にしていることは、自分なりにクライアント様のことや商品のことを調べたり、可能であれば直接お話を伺ったりしながら、一枚の絵に想いや願いを落とし込んで描くということです。

直接お話を伺える場合は、こんな想いでこの商品を作ってるんだよとかこんな風にして会社をやっているんだよとかって生の声をお聞きして、そういう部分も反映したりとかしながら一枚の絵に仕上げていきます。

ぽよ
わぁ!なんか漫画の作り方とは全然違うのでびっくりしました。

おさだ
漫画って0から1じゃないですか。自分の経験とか、哲学とかそういったものが大事になりますよね。
もちろん絵本をつくるときにも自分の経験だったり考えていることも重要になりますが、私の場合は、クライアント様の想いや商品があるので、周りからヒントをいただけていますね。

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ねんねん
絵本作家さんになろうと思ったきっかけを教えてください。

おさだ
なろうとおもったきっかけは、そうですね。もともと小さいころに、母親のつくったお話を聞きながら育ってきたところがあって。
例えば、家にあるぬいぐるみの話とか、飼っていた犬の話とかなんかそんな感じで母がつくった話を聞いて大きくなった感じで。

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わたし絵が昔からすごく好きだったんですけど、ふとその母のお話をもとに、絵本をつくりたいなっていう気持ちがでてきて。
お話が前後してしまうんですけど。

私が中学一年生のときに母親が乳がんになって、それから4年くらい闘病して亡くなったんです。亡くなった時、私が高校3年生のときで。
進路どうしようかっていう時期だったんですね。東京にでないと、自分が勉強したいデザイン系の学校や、美大が地元の山梨県になくて。
なんかこう、東京にでたいなって気持ちはありつつ、母親にすごく反対されてたこともあったりして。
それで、ちょっとケンカではないんですけど、気まずい状態というか意見が合わないなって感じることがあったりして。そんなことをしている間に母親が倒れてしまったったんです。

倒れてしまった後は、もう東京へ行ってる場合じゃないなってなってしまって。地元の専門学校へ行こうかなって思ってたんです。でも、その夏休みの間に母が亡くなってしまったので、じゃあ地元を離れてもいいかもって感じになって。もちろん残していく家族のことは心配ではあったんですけど、そのことを話したら父が「いいよ。」と言ってくれたので。
でもやっぱり自分の中で葛藤もあったので。特待生入試で受かったら東京へ行かせてという話をして。


その入試が3ランクくらいあるんです。AランクBランクCランクって、それの一番下のランクに引っかかっちゃって(笑)
それで、お願いしますって言って。なんとか東京にだしてもらって。

母が亡くなった時に、絵本をつくりたいなっていうか、生きていた証を残してあげたいな。。じゃないですけど、なんか、すごく考えるきっかけにはなったんですね。それまでは本当何も考えずに生きてて。


そのときに初めて、自分にしかできないことがやりたいなって気持ちになったんですよね。当時はなんか普通に、結婚して子どもを産んで専業主婦になって幸せになりたいなーなんて思ってて(笑)でも、この年齢になるとそれが普通なんかじゃなくて・・・当時思っていた普通が一番むずかしいことに気づくんですけどね。
そうそう、だから誰かが考えた「普通の幸せ」に乗っかるんじゃなくて、ちゃんと自分の人生と、きちんと向き合って考えて生きなきゃっていう風に思えたのはやっぱり母の死がきっかけでしたね。

そこから自分なりに考えて、じゃあ、絵本作りたいな。みたいな感じで上京しました。

ぽよねん
ありがとうございます。

おさだ
すみません、わかりづらい話で。。

ぽよ
いえ!全然です!

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おさだ
それで行った専門学校って、グラフィックデザイン科の中に絵本創作専攻っていう専攻があったんです。
絵本を学べるのがそこと何件かくらいしかなかったんですね。それでその学校にオープンキャンパスとかも行ったことがあったので、そこに決めたって感じでした。

ぽよ
その専攻のところではどんな勉強をするんですか?

おさだ
えっと、1年目の最初の半年はデッサンなどの美術やグラフィックデザインの基礎を勉強しました。1年生の後期ではグラフィックとか広告の

勉強を中心にやりながら、2年生になって絵本を中心に、時々、デザインの授業とかもとったりして。という感じで2年間すごしました!

ぽよ
おお、なるほど!


ぽよ
おさださんのお仕事をされているのを見て、あのホットドックイヤーっていうあのワンちゃんの。
超かわいいと思って、それであの、あれもワンちゃんをパンにはさむって案はご自身で考えたんですか?

おさだ
それは、広告代理店さんの年賀状だったんですよね。
何回かお仕事をいただいたことがあったお世話になっている広告代理店さんで、ちょうど年賀状を作るのに、イラストを使いたいんだよねってお話をいただいて、そのアートディレクターさんが「こういうアイデアなんです」ってお話してくださって。それを形にした感じでした。

イラストのお仕事は、こういうデザインにしたいっていうお話を聞いて、それに沿ったものをつくることが多いので、広告になっているものはだいたい、アートディレクターさんや、クリエイティブディレクターさんのアイデアでそれをわたしが描くっていう感じですね。

ぽよ
ああ、そうなんですね!

おさだ
ときどき絵本とか、こちらにお任せしてくれるような感じでお仕事を発注してくださる場合は、私のアイデアを提案させていただいてイラストやお話をかかせていただいたりもします。

ねんねん
いっぱい種類があるんですね。

おさだ
そうなんです。結構いろいろなパターンがありますね。

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(第二回へつづきます。)

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「おさださんのあたまのなか」撮影でお世話になっているのは、
ピーターラビットガーデンカフェ 自由が丘店】さんです。

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ピーターラビットの世界観を演出している店内はとてもかわいかったです!お料理には、国産ブランド卵の他、産地にこだわった国産野菜などを使用しています。

営業時間/11時00分~19時00分(土日は20時まで)
定休日:無休
住所:〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-25-20自由が丘MYU 1F



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