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手触り特化のアクション(ゼンレスゾーンゼロβ)


 ガチャプレイで最高にカッコ良いアクションと言うのが第一印象。3人のキャラで代わる代わる敵をしばき回しす戦闘はド派手かつスピーディ。配信にも映える。フルプライスゲーと言われて信じるリッチな表現を簡単操作で味わえる、敷居の低いアクションになっている。

 

動きが目まぐるしいタイプの派手さなので、スクショだと地味

 特徴的なのは、その簡単操作の部分だ。脳死ブンブンで良いという事では無い。通常技、ゲージ技、キャラチェンジを交えて戦う戦闘には、華麗に立ち回っている様にプレイヤーを錯覚させる工夫が敷き詰められている。派手な演出に相応の「アクションゲームを操作している実感」をプレイヤに与えつつ、しかしその敷居は低いと言うバランスを実現している。


 そのバランスの鍵になっているのが、キャラチェンジが回避を兼ねている事だ。敵の攻撃予告に反応して押すだけで回避→チェンジしたキャラでカウンター→コンボまで繋がり、攻め手を止める事なく暴れ続けられる


 回避が攻撃の起点になるシステムによって、こちらの攻撃は戦闘開始から敵殲滅まで止まる事が無い。流れる様に途切れない手数と止まらないスピードで敵を圧倒し続ける快感に酔える。ダメージレースがシステムへの深い理解と計算に寄っていた原神とは完全に別方向の楽しさだ。




街はオープンワールドというよりは"拠点"か

 原神と食い合わないかと言う不安に対して、少なくともゲーム性の部分では全く別物として差別化が出来ている。ローグライトやハクスラアクションが好きだった人は原神より此方が合うかもしれない。