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歳を重ねると物欲がなくなってきた話

私、明日で52歳になるのですが。

歳をとってきたせいか1年があっという間に過ぎてしまっている…そんな気分になる。
現にあけましておめでとうからもう2ヶ月も経ってしまったのだから、時の過ぎ去る速さ驚くばかりだ。
若い頃には感じたことなかったな。
考えたことがなかったのかな?
その思考すらやはり歳をとったのかも。


さて、誕生日が近づくと「誕生日に何か欲しいものある?」と聞かれることが多くなる。
この歳になってもそう声をかけてもらえることは嬉しいし、むしろ誕生日を覚えていてくれているだけでもありがたい。

ちょっと前なら色々欲しいものがあった。
アクセサリーに腕時計、スニーカーとかバックとかそこそこオシャレ系のプレゼントをリクエストしていた。
私はゲーム大好きなので新作ゲームソフトをリクエストしたりもした。
子育てしながらもみんなが寝静まった夜中に1人でゲームしたりするのが楽しかったなぁ。
そう、あの当時は夜更かしなんてへっちゃらだった。
仕事してても趣味のオタク活動だって貪欲に頑張れた。
オタクは物を集めるのが大好きなんで欲しいものは手当たり次第に収集した。
熱量半端なかった。

ところがである。
ここ数年お誕生日のプレゼントを選ぶことが悩ましくなってきた。
悩んだ結果はお決まりでゲームソフトやDVD、去年はちょっと捻り出して新しい趣味と始めた色鉛筆画用のお高めの色鉛筆セット。
しかしせっかく買ってもらっても、ゲームはクリアまでいかない。色鉛筆画だって気分が乗らなければ描けないのでインテリア状態。
なんというか熱量不足なのか続かない。
やってみたいなと思ってリクエストしたのにクリアまでいかない。作品を仕上げらけない。
飽きたわけではなく、今じゃない。
そんな気持ちで放置してしまっている。

じゃあ今年はどうするの?

やはりコレ!というものが思いつかない。
大体のものは持っていたりまだ使えたりで買い替える必要はなく、52になる私はアクセサリーにも興味が湧かず、現状欲しいものがない。
ゲームもテレビに向かってやる時間もないし、イマイチやりたいと思えるゲームもなく、もっぱらいつでも終われるアプリゲームばかりである。
物欲が大分薄れてきたなぁと感じる。
夢中になるものがないのか単純に年齢的なものなのか。

調べてみると同じことを呟いている方も多くいた。
職場の友人とかもよく同じことを言う。
身の回りの大抵のものは揃っているし、購入に対して冷静な判断がつくようになったことは歳を重ねたゆえの変化のひとつであり、物を欲しがるより時間や健康や資産を重視する思考になっているのは加齢のせいと嘆く必要はないらしい。

今年は「行ったことないお店で美味しいものをご馳走して欲しい」にすることにした。
夫には食事、娘にはカフェでのんびりをリクエスト。
本日午後に娘と2人で「行ったことないカフェ」に行った。

1時間半ほどだったが色々話をした。
とても有意義な時間だった。

いわき市内競輪場近くの【enva】にて。
クランペット+抹茶ソイラテ
クランペット、初めて食べたがモチモチ食感でボリュームがあって美味しい。

高価ではないが娘の奢り。
そう、こういう時間こそが贅沢であり、今の私には1番嬉しい贈り物である。
形として残るものではないけれど。

#エッセイ  





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