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2021年夏

「コロナ禍」と言われていますが、私の頭の中では「コロナ下」と変換されてしまいます。この問題が空にふわふわ浮いていて、地球がすっぽり包まれているような。そんな想像をしてしまいます。

そんな今年の夏。「こんなことしてたのか」と将来見直してみたい夏でもあるような気がして。宮城の片隅に住む私の日記のトピック(師匠の夏休み期間)を、ふんわり書いてみようと思います。





某日。師匠お泊まり会。予想に反して泣かずに意気込んで登園。ポテトサラダ作り、がんばれ!私は石巻へ「アニメージュとジブリ展」へ。この距離を一人で行くというのはとても久しぶり。小旅行。鈴木敏夫さんの仕事の歴史という感じ。ナウシカのセル画、ジブリ作品のイメージボード、カリオストロコーナーが良かった。日帰り。


某日。師匠、お泊まり会から帰ってくる。放心状態だったけれど、「楽しかった」とのこと。外出したい!とのことで、2人用自転車で出発したら、途中で爆睡し始めて、焦る。手押しでなんとかベンチスポットまで移動して、1時間ほど滞在。このままだと夜まで寝そうな勢いだったので、無理矢理起こした。


某日。師匠の園の田んぼの草刈り。緑豊かな里山。でも遠くの丘の上には住宅地が見える不思議な場所。子どもたちはアウトドア得意なパパさんと川遊びに行った。ひえ?と稲が全く見分けが付かない。帰りは車に乗せてもらったお家の貸し農園にある畑見学。立派なじゃがいもやトマトの収穫に立ち合わせてもらう。感激。


某日。国際センター駅の2階で、久しぶりに友だちに会う。そこまでの自転車(ノー電気)が結構過酷で、ついた後ぼーっとしてしまった。せっかくだったのに、話したかったことが、全然話せなかったかもしれない。


某日。師匠と師匠の友だちとその妹とママさんで科学館へ行く。とても楽しかったようで、10時から15時まで昼休憩(子どもたちはずっと戯れていた)挟んで滞在。涼しくて、からくりがいっぱいあって、はくせいや標本もいっぱいで、あっちこっちと飛び回っていた。蝶のような子どもたち。これは夏休み中もう1回来ようと母たちでにやにや。


某日。田んぼの草刈りの時、ブヨにやられたようで、水ぶくれがすねにできる。黒糖饅頭くらいに突然膨らんで、痛い。初めて行った皮膚科は、先生は80代くらい、看護師さんも60代以上で、孫を見るように「痛かったね〜かわいそうにね〜」と慰めて下さり、その優しさでだいぶ救われました。声がけって大事。


某日。母仲間のお宅でコンポストを設置するとのことで、見学に行く。師匠と初めてのルートを通る路線バスで向かう。子どもは6人くらい男子ばかりが集まり、プールを出していただき、大騒ぎ。近くの公園にももちろん繰り出して、大騒ぎ。師匠、見よう見まねで、初ターザンロープに乗る。誇らしげな顔。良かったね。夜は雷が凄かった。


某日。2年以上ぶり位の友だちと喫茶ホルンで会う。ホルンも久しぶりすぎて、1時間ちょっとくらい、近況から何からマシンガントーク。濃密。


某日。師匠の友だちと、そのお姉ちゃんとママさんと、国際センター駅の2階(オープンエアーでほんと便利!)でピクニック。その後、鬼ごっこをしたり、1階の庭でアリジゴクの巣を観察したり。結構、アリジゴク観察に熱中していた子どもたち。お金をかけなくて楽しいこともいっぱいあるね。


某日。師匠の友だちと、ママさんが遊びに来る。引っ越してから初めての師匠の友だち。どうなるかと思いきや、車好きどうしで、ミニラジコンで大盛り上がり。子ども同士で遊んでくれると、大人と話せて、じんわり嬉しい。


某日。通院のため、私の父母が近くまで来るということで、かるく七夕を見る。今年の七夕飾りは顔にぶつからないように小ぶりで上品だった。これもまたよし。父は、当たると信じている売り場で宝くじを買っていた。何回も見た風景。


某日。師匠はじめて念願の仙山線で山形へ。山形人のオススメを食べようということで、一軒目は「みどりや」で蕎麦屋の中華。冷やしラーメン、味噌ラーメン、冷やし中華。冷やし中華は優しいお味でお弁当用の小分けのマヨネーズが付いていた。冷やしラーメンは出汁しっかりで牛のチャーシュー!味噌はとことん優しいお味にモリモリ野菜。二軒目は「おやつやさん」でどんどん焼きを食べた。値段からは想像できないボリュームでみっちり生地にソースとチーズの味が最高。もっとお腹空いた時に食べたかった。暑い中、よく歩き、よく食べた。


某日。師匠はじめて天文台へ。3家族で集う。プラネタリウムでは、学芸員さんの語りにうっとりしてしまう。天文台の庭は、観察会がしやすいように芝生になっていて、昼ピクニックの後、子どもたちはもちろん鬼ごっこ。その後謎の石積みに熱中。無料スペースで十分楽しそう。友だちの力ってすごい。


某日。父ちゃん4日間夏休み初日、昼のひとり時間をもらう。脳からじわじわ〜っとドロドロが出ていく感覚。思ったよりも、疲れていたみたい。


某日。お盆のお墓参り。雨が降っていて、かけあしで。


某日。科学館2回目。今度は3家族で。1か月も経たない間に来たのに、フレッシュな感覚を持って、蝶のようにとびまわる子どもたち。今回も結局4時間は滞在した。台原森林公園にピクニックスポットを見つけた。また遊びに来よう。


某日。夏休み終わり間際の週。疲れを取るために予定を何も入れないでいたら、本当にまのびしてしまって、ダラダラゴロゴロのエンディングとなってしまった。いわゆる「ワンオペ」状態は3日が限界!と心に刻んだ。





こうしてみると、文化系アクティブな感じですが、トピックを書いただけで、夏休みは35日間あるわけで。余白は、イザコザ、ゴロゴロ、ぼーっとしたり、家のことこなしたりで埋め尽くされています。地味な余白の方も面白かったかな、、、というのはまた別の機会として。1か月前のことが、もう既に「思い出」として認識されている自分に、書いていて気がつきました。ちょっと発見。これが、3年後とか5年後とか、どのようにうつるでしょう。未来の私にきいてみたいな。

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