【実録】初心者が狩猟免許(わな猟)取得に挑む!~予備講習会編~
こんにちは!はじめまして。
tomomiです。
先日、狩猟免許(わな猟)試験を受けてきました。
最近は、鳥獣被害が深刻だったり、ジビエ料理に関心がもたれたりと、さまざまな観点から狩猟免許に注目が集まっているようです。
興味はあるけど、狩猟免許ってどうやって取得するの?
どんな風に勉強するの?
免許取得までにかかる費用は?
そんな方にもイメージがしやすいよう、わたしが実際に体験した、申し込みから予備講習会の様子、受験当日の様子、試験内容について、順に記録してゆきます。
初心者が狩猟免許試験を取得するまでの過程
本試験までの過程は以下の通りです。
step.1 県の狩猟免許試験について調べる
step.2 予備講習会に申し込む
step.3 予備講習会に出席する
step.4 狩猟免許試験に申請する
step.5 狩猟免許試験に挑む
記事は合わせて4記事におさめます。
step.1~3までを本記事で、step.4~5の本試験については、前編と後編の2記事に分けて説明します。また、最後の記事では、予備講習会に出席していなくても狩猟免許試験に合格する勉強法を解説します。
ただし、所々で記憶があいまいな箇所があります。
では、本記事のテーマ「予備講習会」について、申し込みから順に記録します。
step.1 県の狩猟免許試験について調べる
狩猟免許試験は、各都道府県ごとに開催されます。試験の申し込みや、試験の日時、会場、年に何回開催されるか等は、各都道府県によって定められています。まずは自分の県のwebページで確認します。
『〇〇県 狩猟免許』
と検索すれば該当ページがでてくるのではないでしょうか。
webページには、「狩猟免許試験の日時や会場」「狩猟免許試験の申請書」「狩猟免許試験予備講習会」について記載があるはずです。
step.2 予備講習会に申し込む
「予備講習会」は、「狩猟免許試験」を受験するにあたり、試験内容について教えてくれるものです。
受講は任意ですが、特別な事情がない限り、受講はほぼ必須です。テキストである「狩猟読本」と、「狩猟免許試験例題集」が貰えますし、試験内容についても、かなり詳細に教えてくれます。
受講料は、テキスト、昼食代を含んで9,000円でした。
「狩猟免許試験」と「狩猟免許試験予備講習会」は、ちょっと混合しやすいので注意してください。試験は県の管轄ですが、講習会は猟友会の主催です。
つまり、「狩猟免許試験」と「狩猟免許試験講習会」の申請は別々です。
講習会の申請後は、狩猟免許試験の申請も忘れずにおこなってください!
※なお、「狩猟免許試験」も「狩猟免許試験講習会」も、1回に受けられる免許種別は1種類のみです。講習会申込の電話をしたとき、「わな猟のついでに銃猟も聞いておこうかな♪」と調子に乗ったら、「受講できるのは一種類だけです」ときっぱり断られました。
step.3 予備講習会に出席する
講習会の申請をすると、案内通知が郵送で届きます。
当日、会場には、わな猟免許の受講生が162名、第一種猟銃免許の受講生が78名、計240名が出席されていました。(網猟と第二種銃猟免許の受講生はいませんでした)
会場を見渡して驚いたのは、年齢層の広さ!
ご年配の方はもちろん、現役世代や大学生らしき集団など、県内すべての受講生が集結していました。性別は男性が多かったですが、女性もちらほらと見かけました。男性8割、女性2割くらいでしょうか(圧倒的目分量)
わたしの出席した予備講習会は、以下のタイムスケジュールでした。
10:10~11:10 全体講義(法令)
11:20~12:00 種別講義
12:00~12:30 昼食
12:30~ 猟具の知識・判別、猟具の架設、獣の判別図展示
●全体講義(法令)
まずは、テキスト「狩猟読本」を基に、狩猟に関する法令についての講義からスタート。わな猟も第一種猟銃も合同です。
講義の中で「ここテストに出ますよ」という部分を教えてもらいます。
法律系は難しいですが、すべて暗記する必要はありません。
・鳥獣法
・狩猟鳥獣の種類
・禁止事項
・狩猟免許及び登録の有効期限
この辺りが頻出事項です。
●種別講義
ここで、わな猟と第一種銃猟で会場が分かれます。わたしはわな猟です。
講義の内容は、鳥獣の判別についてです。
鳥獣の判別では、
・狩猟鳥獣と間違えやすい鳥獣
・体の大きさの比較
・足跡
この辺りが頻出事項です。
※わな猟具については、テキストでの講義があったか、記憶が定かではありません…午後に実技演習があったから、テキストでの講義は省いたんだっけ…?
●昼食
受講料に昼食代が含まれていました。お弁当とペットボトルのお茶を頂きます。
●猟具の知識・判別、猟具の架設、獣の判別図展示
午後になり、いよいよ実技演習です。
「猟具の知識・判別」と「猟具の架設」と「獣の判別図展示」はそれぞれブースに分かれており、受講生はグループで各箇所を周りました。
司会者にグループ名を呼ばれるまでは待機です。(待機中の会場には、わな猟に関するDVDが流れていました)
受講生が多かったため、待ち時間も長めです。
▶猟具の知識・判別
試験に出題される猟具6種類(法定猟具3種、禁止猟具3種)が並べられていました。わたしはここで初めて、実物の猟具を見ました。
【法定猟具】
・はこわな
・筒式イタチ捕獲器(ストッパー有)
・くくり罠(ストッパー有、ワイヤー直径4mm以上、輪の直径12cm以下)
【禁止猟具】
・とらばさみ
・筒式イタチ捕獲器(ストッパー無)
・はこおとし(さん無)
出題される猟具は、各都道府県で違うのではないでしょうか。
ただ、法定猟具と禁止猟具が3種類ずつ出題されることは同じです。
▶猟具の架設
はこわなの架設演習です。
わたしはここで初めて、はこわなに触れました。
架設は、手順通りに行えば簡単です。しかし、講習を受けないまま試験でぶっつけ本番は難しそうです。
スムーズに架設できるようになるまで、何回か練習させてもらえました。
▶獣の判別図展示
試験で実際に出題される獣の判別図を見せてもらいました。
紙芝居くらいの大きさで、リアルな獣の絵が描かれています。狩猟読本のカラーページにも、同じ絵が載っています。
イタチのオスとメスの大きさが、紙芝居でどのように描き分けられているか、目で確認しておくといいです。(絵はほぼ一緒。オスは紙めいっぱいに描かれており、メスはある程度余白があります)
わな猟では鳥類は出題されません。
狩猟免許試験予備講習会についてのレポートは以上です。
午前中の講義の部分は、別に居眠りしていても、例題集で勉強すればいいので問題ありません。(マナー云々は置いておいて)
ただ午後の実技演習の部分は、普段から罠を見慣れているという方ならともかく、馴染みがないなら絶対に受けた方がいいです。
では次回は、【実録】初心者が狩猟免許(わな猟)取得に挑む!~試験編(前編)~です。
繰り返しになりますが、狩猟免許試験の申請をお忘れなく!
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