ねこさんたち
うちのこたちはペットショップから
お迎えした子たちだ。
わたしは愛猫家とはいえないかもしれない。
この子たちを迎えたことは
ペットショップで売られる子たちの連鎖をつなげたということだから。
初代の子は娘がリュックサックに入れて連れて帰った子猫だった
白っぽいキジ猫で
お腹に白い水玉のような模様
甘えんぼの男の子
家族全員メロメロだった
ある日ふと姿を消すまでは。
仕事から帰ったら自転車や徒歩で深夜まで探した笑えなくなった
そんな姿を見て
ある日家族が連れて行ったのが
触れ合いコーナーのあるペットショップだった
そこで隅に隠れて小刻みに震える痩せっぽちの子猫を見つけた
膝に乗せると喉をぐるぐると鳴らす
ほぼ一目惚れの出会い
3年後
この子のご飯や砂を買いに行ったホームセンターで
出会ったのがこの子
行くたびに
他の小さな可愛らしい子猫たちは
次々に入れ替わるのに
いつもこちらに背を向け長く伸びて動かないその姿が気になって仕方がなくなった。
そして生後8か月のその子をお迎えした。
かわいさだけに惹かれたんじゃないもんって
我ながら言い訳がましいな。
両方に共通するのは
とても臆病なこと
雷や地震をあまり理解しないこと
そして
わたしの半径一メートル以内にいつもいて
しあわせをわけてくること
これからも
この子たちを全力で守っていきます
それがペットショップで売られる他の子たちや
保護ねこ活動に参加できずにいる自分の義務
かもしれません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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