聖典に選ばれる

聖典、と一言でいってもさまざまなものがありますね。

その中でもヨガの聖典というと「バガヴァッド・ギーター」が有名です。

私も何年も前に読んでは見たのですが、さっぱり、物語の背景がわかりませんでした。

クリシュナは聞いたことはあるけど、アルジュナって何者なのかわからないし、なんで戦おうとしているのかもよくわかりません。

それもそのはずマハーバーラタというとてもとても長い物語の一部だということです。

その長さは翻訳をしている人が一生かかっても翻訳がおわらず未完のままで終わるというような代物です。

そういった事情で、当時、日本語版の完訳もありませんでした。

でもよみたいので英語版をみつけて、1年くらいかけて読みました。

これがまあなんと面白いこと。

「すべての物語はマハーバーラタの模倣である」ました。なんて言葉もあるそうですが、「友情・努力・勝利」の週間少年ジャンプの漫画の原点はここにあるんじゃないかというような展開の話の数々にドキドキハラハラしながら読みました。

その中で「バガヴァッド・ギーター」の部分が出てきたときは、ああなるほどね、そういう話の流れだったのか!と納得できたのでした。やっぱり内容はむずかしいのですが。

マハーバーラタを読んでみても、クリシュナは時々は出てはくるのですが、あんまりクリシュナの一生を追ったような部分は記憶にありません。

前に書いたクリシュナとの師弟関係がはじまってから、クリシュナについて知るにはどうしたらいいのだろうか、と漠然と思っていたところ「バーガヴァタ・プラーナ」という本があることを知りました。

下巻から読み始めました

https://www.amazon.co.jp/gp/product/4434131435/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1

英語版を買おうかと思ったところ、日本語に訳されていて、しかも、訳文に対するレビューがとても良かったので、日本語版を買って読むことにしました。

上、中、下と3冊になっています。

結構高いので、中古を探しました。上巻は新品しかみつからなかったので新品を購入しました。

クリシュナの生涯について書かれた下巻に収録されている10巻から読みはじめています。

下巻の前書きを読んでいたら、「聖典は読む人を選ぶ」というようなことが書いてありました。

この本を手にしたのもきっとグルの差金なんでしょうね。