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A great future will wait for 5

5人のKing & Princeが、今日2023年5月22日を最後に2人になる。
そして明日5月23日は、King & Princeデビュー5周年の大切な日だ。

私がKing & Princeに本当の意味で出会ったのは、2022年9月22日の夜中のこと。その後11月4日の23時に突然の3名脱退・退所の発表があり、それから半年ちょっとの間、自分でも想像もしていなかった感情の渦に飲まれながら過ごすことになる。
5人を応援できたのはきっちり8ヶ月間だけだった。

出会ってから脱退発表までは1ヶ月ちょっとしかなかったけれど、彼らのことを大好きになるには十分だった。出会ってから毎日、5人(6人)が積み上げてきた過去の努力と軌跡を寝る間も惜しんで遡って、あっという間に言葉にし難いほどの魅力を理解した。「不完全」なところも含めて「完璧に魅力的」な5人だということに気づいてしまっていた。
きらっきらのアイドルなのに、全員がおバカさん。でもそれは「世間の常識と少し違う世界を生きている」だけで、皆がすごくまっすぐで純粋で一生懸命に努力する人。超がつくほどのイケメンなのに、その不完全さと無邪気さにものすごく親近感を感じさせる不思議なグループだ。
みんなそういうところが愛しくて仕方ないのだと思うし、だからこんなに愛されているんだと思う。

出会った日の衝撃も、11月4日の底なしの暗闇に吸い込まれるような絶望も、たぶんこれからずっと忘れない。だけどそれ以上に、5人にもらったわくわくやきらめきのほうが、比べ物にならないほど大きい。
この気持ちが胸いっぱいにあるうちに、書き残しておきたいと思った。

好きになって少し経った10月下旬ごろ、いつもライブに通っていた大好きなバンドの一つが解散した。悲しくて寂しかったけど、そのバンドはメンバーの自由さ故の危うさは常に感じられるバンドだったし、その自由さが魅力でもあったから、どこか理解できる部分があった。
それもあって、私は友達に「失ったときのつらさは計り知れないけど、それでもこの幸せを知る人生を選びたい」などと話していた。まさかほんの二週間後に自分の言葉の重みがずっしり乗っかってくることになるとは思わなかったけど、やっぱり「キンプリに出会う人生で良かった」と、今でも心から思う。
この半年たぶん人生で一番の頻度で涙を流していて、事務所への恨みが募ったり、出ていく3人に怒りが湧いてしまったり、でも笑顔で活動してくれる5人を見て笑顔になったり、ジェットコースターみたいに感情のコントロールが効かなくなって正直疲れ果てた。それでも、これなら出会わなければよかったなんて一度も思わなかったし、ぎりぎりリアルタイムで応援できて本当に良かった。
約半年経って、今はもう誰のせいでもないというか、きっといろんなことの積み重ねなんだと思っていて、ただただ「なんでこうなってしまったんだろう」というどうしようもない感情と、King & Princeへの大好きな気持ちしか残っていない。

私は今まで、関ジャニ∞、東方神起、バンド(複数)といろんなものにハマってきた。基本的にどハマリするのはいわゆる「グループ」だけで、それは人の不完全さや個性とそれを補い合いながら生きていく関係性がすごく好きだからだ、と自分では思っている。

キンプリは完全にこれに当てはまっていて、それぞれ得意と苦手がかなりはっきりしている中で、お互いの秀でたところを認めて尊敬し合って、足りないところは助け合いながら活動している。
彼らはグループの活動に関しては、CDジャケットから楽曲選定、歌詞、アレンジ、コンサートの演出、衣装、ツアーロゴなど、すべてメンバー自ら考え決めるという活動方針を貫いてきた。「ジャニーズでこんなに話し合いに時間を使っているグループは他にいないと思う」「仕事の中で話し合いの時間が一番多いかも」という趣旨のことを本人たちが口にするほど、メンバー同士ですり合わせていくことに時間を費やしている。時には曲作りや振り付けまで自分たちでしてしまう。

ドラマやバラエティ等の個人仕事と平行してコンサートツアーもある超多忙なアイドル業をこなしながら、裏での話し合いや意思決定も手を抜かない。だからファンのもとに届くひとつひとつのものすべてに彼らの想いが詰まっている。それをファンは感じ取る。
ファンになって日が浅い私でも、彼らのファンに注ぐ愛情は相当なものだと感じていて、正直好きになったグループにこんなにも大切にされていると感じるのは初めての経験だったので、最初は本当に驚いた。ただ、それは決して「他のグループがファンを愛していない」のではなくて、「愛をしっかりと届ける、伝える」機会がキンプリはものすごく多いのだと思う。「すべてを自分たちで決める」ことで、それが実現されているのだと思う。

そうやって、「世界にいく」という大きな夢を本気で実現するために、ずっと手を抜かずに努力し続けてきた。世間的にはデビュー時の「シンデレラガール」の王子様イメージが強い中で、世界に通用するもっと幅広いイメージと実力をつける必要があると自分たちで理解し、取り組んできた。それが形になっていったのが、「Magic Touch」や「Namae Oshiete」だ。

(以下、新参者が語ることじゃないと思いつつ、好きなところが詰まっているので、、、説明っぽくなるけど楽曲とパフォーマンスの歩みについて少し書いておきたい)

「Magic Touch」は初めてタイアップがつかないリリースだったため、彼らがチャレンジしたかったことを自由に表現できた楽曲で、全編英語詞のダンスナンバー。

これがKing & Princeだなんて、驚く人が多かったんじゃないだろうか。
いい記事があったので貼っておく!

「Namae Oshiete」も、2019年にアメリカに武者修行へ行き、Babyfaceプロデュースによる英語でのレコーディングとダンスレッスンを実施して作り上げた「王子様イメージ」とは一線を画す楽曲。歌もダンスも着実にレベルが上っていき、振り幅がどんどん広がっていった。
「Magic Touch」以降はダンスプラクティスも公開されるようになり、パフォーマーとしての実力を上げていくことに力をいれていることがひしひしと伝わってくる。

ところで上の記事の通り「Namae Oshiete」はレコーディングから2年越しのリリースなのだけど、これはコロナ禍を受けて「皆を元気にしたい」という思いから当時リリース予定だったアルバムのコンセプトを変更し、リード曲としての採用を見送ったからだと言われている。

2ndアルバムのタイトル「L&」は「King & Princeの居る場所、みんなで楽しめる場所」を意味し、陰鬱な世の中に明るい希望を灯す、普遍的でありながらも今の時代だからこそより心に響くアルバムとなっている。

https://tower.jp/article/news/2020/08/17/tg002

それでアルバム「L&」のリード曲になった「&LOVE」、これがめちゃくちゃ元気が出る楽しい楽曲!
彼らが海外レコーディングまでした「自分たちの見せたい姿」よりも「ファンに笑ってほしい」「見る人に元気になってほしい」を優先して選択したことに、本当に彼ららしさが詰まっていて、これが愛される理由だなあと強く強く思う。

こうやって、「ファンを大切にすること」と「自分たちの夢を追いかけること」をどちらも妥協せずに両立してきた5人の大きな転機が、作詞作曲KREVA、振り付けRIEHATAという最強布陣でつくりあげた「ichiban」だった。(2022.06.29発売 4thAlbum「Made in」リード曲)

私が出会ったのも「ichiban」(Special Dance Clip)だったし、私と同じようにこの曲でキンプリだけでなく「ジャニーズのイメージ」が大きく覆された人も多かったと思う。それくらい、ものすごく難しいダンスを、ものすごく高い完成度で表現していた。
歌詞にも非常にこだわっていて、キンプリの中で表現したいことが明確に決まっていたため、KREVAさんが出した案に彼らから一度NGが出て書き直したとのこと(ラジオでのKREVAさんのトークより)。

Made in Japan、Made in Johnny's、Made in King & Princeをコンセプトに、和の要素を取り入れて世界にいってやるぞという気迫が感じられる曲とパフォーマンス。
ジャニーズにこんなダンスができるグループがいるとは思いもしなかったので、ものすごい衝撃だった。

こうやって見るからにめきめきと成長してきた姿をずっと応援してきたファンは、5周年に向けていよいよ世界進出の準備が整ってきたと感じていたに違いないだろうと思う。
だからこそ、11月4日の突然の発表がどうにも受け入れられない。「ichiban」は確実に夢を実現するために作った曲なのに、リリースからたった5ヶ月で何があったのだろう。半年かけて理解しようとしたけれど、やっぱり納得ができない。なんとなく、頭ではわかる部分もある気がしてくるのだけれど、血のにじむような努力でここまでの実力をつけてきたとよく知っているからこそ、どうしても諦められない人が多いと思う。

King & Princeと、大きな夢を見ていたかったなあ。

だけど、発表から今日まで半年残してくれたので、確かめられたことがあった。
メンバー間は強い絆で結ばれているし、ファンへの愛はものすごく大きいし、これまで見てきたKing & Princeの姿には何一つ偽りはなく、私たちが大好きな5人に変わりなかったということ。
発表直後こそ不仲を疑ってしまったり、理解できない状況を何かのせいにしたくなったり、マイナス思考ばかりに支配されていたけど、この半年で5人が見せてくれたのは変わらない(それどころか一層強くなったようにも見える)グループの仲の良さ、強い絆、ファンへの愛と感謝の気持ちだった。

今年の1月~4月で、4ヶ月連続リリースとしてツアー円盤やCDの発売があった。そのおかげで、テレビや雑誌等のメディアでもたくさん姿を見ることができた。5周年に向けて企画していたものかとは思われるけれど、最後の最後まで全力で良い作品をファンに届けるために奔走してくれた。(言わずもがな、すべての作品にこれでもかとファンへの愛が詰まっていて、受け取るたびに泣いていた。)
その想いに応えるように、昨年の「ツキヨミ」に続きシングルとベスト・アルバム、更にはデビュー曲の「シンデレラガール」もミリオンを達成し、最後に5人(6人)の夢の一つであった「ミリオンヒット」が叶っていった。

そして後半に近づくにつれて、メンバーの口から「俺らこんなに仲良かったっけ」「友達だから」という言葉がよく出るようになった。
それは自分たちに言い聞かせているのかファンを安心させたいが故なのかわからないけれど、同じグループでなくなってもこの関係は特別で大切だと何度も何度も教えてくれているようだった。

変わらず良い関係の5人であることを知れば知るほど5人のKing & Princeを諦められなくなるのだけど、でも私たちが見てきたもの、応援してきた5人は間違いなかったということだけで、救われるファンがたくさんいると思う。実は仲悪かったですとか、実は楽しくなかったですとか、そのほうが諦めはつくけど、そんなの見てきたものすべてが否定される訳だから耐えられないよね。

それに、King & Princeを取り巻く様々な企業やメディア、関係者の方々がどれだけKing & Princeの5人を愛してくれていたかも本当によくわかる半年間だった。
特に「キンプる。」「Hondaハート」「ZIP!」はずっとKing & Princeとファンに寄り添ってくれていて、心強い気持ちの支えだった。

明日から、King & Princeは永瀬廉、髙橋海人の2人になる。
岸優太、平野紫耀、神宮寺勇太は今日でKing & Princeを脱退し、岸は9月30日まではジャニーズ事務所に所属、平野・神宮寺は脱退と同時に退所となる。

まだまだ涙は溢れるしたぶん気持ちは全然追いつかないけど、この半年ずっとずっと考えてきて、どうにも5人を大好きな気持ちは変わらなかった(なんならどんどん好きになった)ので、これからも全員を応援していくつもりでいるし、とりあえず私は明日以降もティアラでいる。
ものすごい不安だろうに歳下二人で守っていくと覚悟を決めてくれたKing & Princeを、一緒に守っていきたい。5人でずっと作り上げてきた宝物をこれからも一緒に見ていきたい。
そして、別の世界に羽ばたいていく3人も、すごい才能と実力を持っている人たちだから、これからもたくさんの人を幸せにしていくと思うし、何かしらの形で表舞台に立ち続けてくれたいいなと思う。その姿をこれからも愛していきたい。

だけどやっぱり、、、この5人でいてこそ引き出される魅力がものすごい力を持っていると信じているので、いつか、何かの形で、また5人並んだ笑顔を見られる日がきたらこれ以上ない幸せだなあと思わずにはいられない。
だから私も元気でいないとなあ。

最終日まで全然受け入れられなくて死にそうだったのでこのnoteを書き始めたけれど、書いているうちになんだか気持ちが落ち着いてきた。

最後に5人がプレゼントしてくれた「Beautiful Flower」(2023.04.19発売 BEST ALBUM『Mr.5』収録)は、苦しいほどにファンへの愛と感謝と未来への希望が詰め込まれている本当に素敵な曲で、この曲のおかげでなんだか生きていける気がするよ。

君の笑顔に
君の涙に
何度も何度も
救われたよ
ありがとう

King & Prince「Beautiful Flower」

「涙に救われた」と歌ってくれてありがとう。
私の人生を彩ってくれて、こんなに幸せな毎日にしてくれてありがとう。
5人が出会って、ここまでたくさんのことを乗り越えて頑張ってきてくれてありがとう。
いつもファンを愛して、ファンのことを考えてくれてありがとう。
どんなときでも5人で笑っていてくれてありがとう。
最後の最後まで、ずーーーーーーっと大好きでたまらないKing & Princeでいてくれて本当にありがとう。

心の底から、King & Princeに出会えて幸せだよ!
5人とも絶対誰よりも幸せになってね。
ずっと大好きです。ありがとう!

A great future will wait for me
Wait for me, oh
Smile, smile, oh
そうさ 僕らを待つ brighter future

King & Prince「Beautiful Flower」


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