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ダブルキルの闇

新年早々Among Usの話をしていく!
今回はこちら。

ダブルキルの闇のお話。

ちなみに議論中「ダブルキル」という単語が飛び交う場合には2パターンあると思っていて、

1つ目は1人のインポスターが時間をかけて2キル取っていくパターン。これは1キル目の死体を隠しつつ2キル目をする技術やそもそも1キル目をスムーズに行う技術やらが必要となる。

2つ目は2人のインポスターが同じ場所で同時にキルを成功させるパターン。これは4人以上まとまって行動していてそのうち2人がインポスターであり、かつ1キル目で通報される前にもう1人のインポスターがキルをするという瞬発力と連携力が必要となる。

今回の闇は後者「2人のインポスターが同じ場所で同時にキルを成功させるパターン」の方で起きてしまうインポスターにとって哀しい事件の話である。

このダブルキルが成功すると
その場でセルフレポートすれば2つの死体発見場所について誤情報を流しやすくなる
インポスター同士でアリバイを証明し合えるため議論を優位に進めやすい
死体の場所が1つに纏まっているため隠蔽して時間を稼ぐことが比較的容易である

と言ったメリットがある。
しかし良いことばかりではない。

例えば他にもチームができている場合、
A「僕とBさんで死体を見つけました!」
B「2人で動いていたのでAさんは違います!」
C「え? でもお二人以外はリアクターでみんな一緒に居ましたよ?」
AB「「あっ、ハイ…………」」

まぁこの場合はどう足掻いても詰んでいるので1人で2キルしていてもあまり変わらないかもしれない。ただ、そうでなくても単独で行動するクルーたちがマップの逆サイドで何回もすれ違っている場合なども、不利に働くことが多い。

C「AさんとBさんマップの左側にいましたっけ?(死体の場所は右側)」

同じ場所で2死体となると単独犯とは考え難い。そうなって来ると単独で動いていたクルー同士はお互いに犯行が不可能なのでは? となってしまい、結果として追い詰められたりする。

また、クルー側がアドミンの入室管理などで行動の把握をしていた場合だ。これも詰みやすい。アドミンで見ていたら2人セットはAとBだけでしたよ? なんて証言をされれば2人とも無限の彼方へまっしぐらとなってしまう。

そして最後。
これが最も闇が深い。
そもそもダブルキルが成功せず先にレポートをされてしまい議論が始まってしまったパターンだ。

A「Bさん今や! 今やるんや!(ザシュッ)
B「えーっとサボタージュサボタージュ……え? なに?『ビーーーー!!』アッ……
C「Aさんがいま目の前でDさんを殺しましたァアァアアアアアアアアア!!! Bさんもちろん見てましたよね? ね? ね?
A「違いますぅううう!! Cさんがやってたんですぅううううううう!!!

これである。
この時のBさんの心中は控えめに言って地獄だ。「インポスターの尻尾を掴んだり!」と全力でAさんを追放しにかかるCさんと、「(Bさんは味方してくれるよな??)」という無言の念を送るAさん。

Aさんの味方をすればCさん的には「コイツもインポスターだ!!」となりその後に続く言葉は「Bさんもきっと仲間なので吊ってください!」となるに違いない。

逆にCさんの味方をすれば追放されていくAさんの姿が心に痛い。Bさんの心中は完全なデッドロック状態なのである。

そして、筆者が経験してきた中で1番目にする(耳?)ことが多いBさんの返しはこれである。

B「ンー、 ちょっとマップ開いててあんまり見えてナカッタカナー

ここで間違えないでほしいのだが、僕はこれを書いて「これを言い出すやつは間違いなくダブルキルに失敗したインポスターの片割れだ!」という主張をしたい訳ではない。もちろん本当に見ていなかったクルーの場合も往々にしてある。

ただ、Bさんを責めないであげてほしいのだ。
この後おそらくBさんは「(ほんとにアイツ見てなかったんか?)」というクルーの疑惑の支線や「(もしかしたら自分が助け舟を出していればAさんは吊られずに済んだかもしれない)」という自責の念を抱えつつ1人でクルーたちに立ち向かわなくてはならないのだ。

ぶっちゃけ結構心細い。

もし議論が進んで「やっぱりBさんインポスターやな……」となっても、どうか責めないであげてほしい。Bさんはきっと心細かったに違いない。

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