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BACKS LIVE!! 中編

前編では『君と僕と洗濯物』まで感想を述べた。この中編ではDAY1の最後までの感想をつらつらと綴っていこうと思う。

MCを挟み、暗転するとVTRが流れ出した。

グループにとってあなたはどんな存在ですか?

黙り込むメンバー。分からない、と答えるメンバー。正直に答えるメンバー。さまざまいた。
ただ、誰ひとりポジティブな答えをしたメンバーはいなかった。
「グループにとってかけがえのある存在になるために」「意味ある存在になるために」
このライブのキャッチコピーである
「私たちが、櫻坂46を、強くする」
を強く意識させるVTRだった。

VTRが終わると、2回目のダンストラックがはじまった。MC内でメンバーの意見が反映されたダンストラックがあると言っていたが多分このことだろう。
全員でフォーメーションダンスをしたのち、数名がソロダンスを踊った。
そのソロダンスを踊るメンバーは日によって異なり、葵ちゃんはバレエの要素を取り入れるなど、それぞれ個性溢れるソロダンスだった。

ダンストラックが終わると後ろのスクリーンに大きな月が映し出され、守屋麗奈センターによる『ブルームーンキス』がはじまった。
れなぁは、櫻坂として珍しいぶりっ子キャラとして定着している。そしてこの『ブルームーンキス』はサビ前の「あ、キスしちゃった」「あ、こんなに好き」というオタク殺しのセリフがあることで有名である。
この『ブルームーンキス』のセンターに立候補するあたり、れなぁもあざといなと思う。
そして、ぶりっ子キャラのれなぁ+『ブルームーンキス』なんて最高に決まっている。オリジナルのセンターを務める森田ひかるとはまた違って、この2つのサビ前のセリフを見事に自分のものにしていた。
個人的には2番のはじめからの、まつり→あかねん→葵ちゃん→玲ちゃん→土生ちゃん→ちゅけもんの歌声が好きだった。まぁ、この流れは、おぜが葵ちゃんに代わっただけでオリジナルで聞けるので、ぜひサブスクなどで聞いてみてほしい。
小林由依のポジションを務めたぺーちゃんの2番のサビ前「都合よすぎ僕の逡巡」の「逡巡」がたまらなかった。

『ブルームーンキス』の興奮が冷めやらぬ中、始まったのが『最終の地下鉄に乗って』である。
この曲のセンターを務めたのは上村莉菜である。
本人は「この曲にものすごく共感して、同じように悩んでいる人に何か伝わるものがあれないいな」と話していた。個人的にこの『最終の地下鉄に乗って』は1,2を争う好きな曲で、あの欅坂っぽさの残る歌詞と欅坂にはない曲調を合わせた新しい曲だと思う。
うえむーはMCでも他のメンバーが言っていた通り、よく周りを見ている印象がある。そこさくやパフォーマンスではまだあまり目立った活躍は見られないものの、グループを支えていることは確かだろう。いや、本当にうえむーは陰で頑張っていると思うし、努力していると感じる。あまり表に出てないだけで、今回のBACKS LIVE!!や欅坂のラストライブの『もう森へ帰ろうか』のように前に立ったときは必ず結果を残す。だからこそもっと今の自分に自信をもってほしい。

うえむーセンターの『最終の地下鉄に乗って』の世界に魅了された後は、守屋茜センターによる『思ったよりも寂しくない』。この曲はMVを見て貰えばわかる通り、メンバーがわちゃわちゃする曲だ。そのMVの通り、メンバーが楽しそうにパフォーマンスしていて何よりだった。
3日目のMCでふーちゃんが言っていたが、あかねんのグループに対する貢献度はすごいと思う。欅坂時代は副キャプテンを務めていて、キャプテンの菅井友香とともにグループをまとめてきた。櫻坂に改名し、副キャプテンを松田里奈に引き継ぐ形にはなったが、今もグループのことを考えていることは確かだろう。
2日目のBANの前に、後輩の成長を喜びつつ、自分もまだまだ負けない、そして共にグループを盛り上げるという決意表明をする姿には胸を打たれたし、めちゃくちゃかっこよかった。

ここで3回目のMC。3日目のこのMCではメンバーからメンバーへの感動的な手紙が読まれた。その内容はニッカンスポーツさんが記事にしてくれているのでそちらで確認して欲しい。

MCが終わると軽快な音楽が流れ始め、観客を巻き込んでのスティックバルーンを使ったパフォーマンスが始まった。会場を半分に分け、それぞれ違うリズムでスティックバルーンを叩き、それを合わせて1つの音楽にするというものだ。説明が下手で申し訳ない。

それが終わると、ステージ脇にミラーボールがせりあがり、『それが愛なのね』が流れ始めた。1日目のセンターを務めたのは遠藤光莉である。遠藤は引っ込み思案であり、本人もそれを自覚している。しかし、ダンスで世界大会に出場した経験もあり、ポテンシャルはピカイチである。そのポテンシャルが垣間見える3日間になったと個人的に思っている。『それが愛なのね』の大人っぽい色気のあるダンスが綺麗だったのはもちろん、表情でも曲を表現していて、やはりライブ映えするなと思った。『BAN』みたいな激しいダンスだったらふーちゃんやゆいぽん、ちゅけもんとかが上手いなと思うが、この曲のような決して激しくはない、滑らかなダンスをさせたらえんぴかの右に出る者はいないんじゃないかな。とりあえず、このBACKS LIVE!でえんぴかの魅力に気づき、一気に惹き付けられたのは僕だけではないだろう。

『それが愛なのね』が終わると、いよいよラストスパート。大園玲センターで『なぜ 恋をしてこなかったんだろう?』が披露された。大園玲はリモートでの収録となった冠番組でメモキャラとして頭角をあらわし、新2期では唯一『Nobody's fault』の歌唱メンバーに選ばれた。私は玲ちゃんのメッセージもとっており、ミーグリにも参加したことがあるが、彼女のファンサービスは尋常じゃない。メッセージでは毎朝画像付きのおはよう、夜は電話で癒される。ミーグリでは非常にファンとの距離が近く、アイドル性も抜群だと思っている。早くも将来グループを背負う匂いがぷんぷんしている。
話を戻そう。このなぜ恋のパフォーマンスのみならず、玲ちゃんはずっとカメラを意識していた。カメラで抜かれるたびに「かわいい」と心の中で呟いてしまうほどだった。玲ちゃんの魅力については後編でもちょびっと触れようと思うのでここではこのへんにしておく。

玲ちゃんの笑顔がアップで抜かれ、なぜ恋が終わった。なぜ恋の次は増本綺良センターの『Buddies』
とにかくますもはBuddiesが似合う。ますもは、普段の活動でもいい意味でイカレてる。(笑)
普通の子なら嫌われてもおかしくない行動だって時にはする。それなのにメンバーみんなから愛されてるということはますもにはそれだけの魅力があるのだと思う。
そんなますもがBuddiesという仲間を強く意識する楽曲の真ん中に立つのはこれ以上ない適材適所だと思った。

BAN』。大沼晶保センターの『BAN』。言葉を失った。大沼はますもと並んで不思議キャラだと思ってた。でもこのBACKS LIVES!で1番成長というか私の中でイメージが覆されたのがこの大沼である。歌は上手いし、ダンスはダイナミックだし、なによりこのBACKS LIVE!への想いがパフォーマンスから伝わってきた。「私たちが、櫻坂46を、強くする」このフレーズにふさわしいパフォーマンスだったし、センターだったと思う。先にも述べたがこのBACKS LIVE!のセンターは立候補制である。そのなかでもダンスが激しいBANのセンターに立候補するのは相当な覚悟だと思う。そんな気合と覚悟に満ちたパフォーマンスを見て、櫻坂の今後に胸を躍らせたのは僕だけではないだろう。

アンコールでは櫻坂の詩が披露された。久しぶりの有観客ということ、本編で披露された曲はある程度ダンスがあるということからメンバーたちが客席にいるファンとアイコンタクトをとっていたのが印象的だった。

松田の挨拶で初日終了!!と思われたが、まさかのWアンコール。
その披露曲は、デビュー曲『Nobody's fault』。1曲目同様土生ちゃんセンターで披露された。衣装ではなく、ライブTシャツを身につけてのNobody's faultパフォーマンス
初日からWアンコールやるということは何かあるのでは…
そんな期待を抱きながら配信を観終わった。


間が開いてしまい申し訳ないです。
後編まで1文字を書いてないけど、いつか必ず出す。

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