見出し画像

「そんなの好きになるに決まってるじゃないですか」〜愛される人を目指して〜(誰かこの状況を説明してください)

なろう小説で原作徒然花さん、漫画木野咲カズラさんの「誰かこの状況を説明してください」がワタシ的におもしろく、主人公のような周りの空気を明るく・軽くできる魅力的で愛される人になりたいのでまとめてみようと思います。

誰かこの状況を説明してください
https://ncode.syosetu.com/n3039bm/

小説家になろう

作品をざっくり紹介

「私のお飾りの妻になっていただけませんか?」と貧乏貴族令嬢のヴィオラと超名門公爵家のイケメン当主サーシスとの契約結婚から物語はスタートします。
(今流行りの異世界転生ものではありませんw)

お付き合いしている人が元流浪の踊り子で周りが反対しているけど諦められないからお飾りの妻をもらって仮面夫婦をしてもらいたいという、なんとまぁ身勝手な申し出を借金を返済してもらった手前もあり快諾するヴィオラw

詳細は小説なり漫画なりを読んでいただければなのですが、ヴィオラは超前向きに奥様業をこなし、使用人ともご飯を一緒に食べたり洗濯したりお庭いじりをしたり楽しそうに公爵夫人ライフを過ごし、サーシスとも会社の同僚ばりに愛人が近くにいようともまったく気にせずで、明るく楽しく生活しています。

ヴィオラの前向きでひたむきで明るく、自分に無関心なところ含めて心を奪われたサーシスは、愛人とすっぱり別れてヴィオラに愛を向けるようになる、というお決まりの流れなんですが、ヴィオラはさら〜っと受け流す始末w

彼女は天然ではないので(サーシスも隠さず気持ちをぶつけるし)、彼の気持ちに気づいてはいるものの前例(愛人とすっぱり別れるとか)があるのですぐに信用はできず、心変わりしてこの生活が突然終わるかもしれない・・と思ったりしてました。

受け流され続けても変わらずにヴィオラに気持ちを向け続け、いつも一番にヴィオラの考えてくれた姿にサプライズでの2回目の結婚式でまっすぐに誓いの言葉を贈ってもらえて彼女もついに

そんなの好きになるに決まってるじゃないですか

漫画 63話

と、彼の気持ちに素直に応えられるようになり、名実ともに夫婦となりめでたしめでたし。で終わるわけでもなく、結婚後の後日談も語れれるお話となっています。

主人公 ヴィオラの魅力

ヴィオラは奥様業という責務を全うする中で、周囲を大切にしながら自分の好きなこともちゃんと取り入れるので、そのバランス感がとても良いと感じています。
また、嫌だな〜と思うことに対しても自分を納得させて前向きに取り組むため、周囲の空気も軽くします。
その姿に周りも惹き込まれ、ヴィオラの力になりたいと思う人が増えていきます。
そんなヴィオラを見て私は、愛される人ってこういう人のことを言うんだろうなと思うのです。

具体例を上げて、私も愛されキャラを目指そうと思います笑
(これは仕事や対人関係にも活用できるはず笑)

①悪い状況下でもいいところを見つけて重く受け止めない

ざっくりで書いた通り、サーシスからのかなり身勝手な理由によりお飾りの妻になったヴィオラですが、「ま、なるようにしかならないか」と腹落ちさせ、悪いことばかりではないと気持ちを切り替えて前を向く姿は素敵だなと思いました。

漫画 第1話 (契約)結婚披露パーティー後の一コマ

②自分の好きなこと✕身の回りの大切なヒト・モノ・コトを活用して結果を出す

公爵家に来たばかりのヴィオラは公爵家のなんだか物寂しい雰囲気を感じ、「みんなをこんな暗い表情にさせていられない」とお屋敷を蘇らせようとします。
使用人たちは全員とても優秀で、つつがなく公爵家のために最高の仕事をしてくれています。
しかし、彼女はこうしてと指示を出すだけではなく、自分ももともと好きな掃除・洗濯を使用人たちと一緒になって取り組んだり、御庭番と相談して大好きなお花を飾ったりします。食事もいろんな地方出身の人がいるからと各地の郷土料理を取り入れるなどメニューの提案もしたりして、どんどんお屋敷が明るくなり、笑顔が増えていきました。

ある時、遠方の領土で隠居生活をしている義父母が公爵家に遊びに来たときに、公爵家の雰囲気が明るくなっていることや、義母が嫁入り道具で持ってきた家具が再利用されていることにすごく嬉しそうにする様子に私はグッと来たりしてました。

ここで注目したのが2つ

1つ目は、お金を使って人や物を新調するのではなく、まずは身の回りにあるものを活用しようとすること
(公爵家に仕えている人は優秀だし、公爵家にある物ももともと良いものばかりだし、基本欲しいものは揃ってそうですしね)

もう1つは、ヴィオラ自身の好きなことや得意なこと、やりたいことを取り入れたこと
(飲み会の幹事を任されたから、自分の好きな店や料理を選んじゃお〜みたいな)

これらが、自分を苦しめず前向きで楽しく取り組めて、周りの人や当時の思い出自体までも大切にし、彼女に惹き込まれていったのではないかと思います。

漫画 第4話 お金を使ってもいいという言葉を断ったヴィオラに意表を突かれた顔をするサーシス

③周囲の努力を知り、自分の力に変えられる

ヴィオラは外交的ではなく内向的なので、自分に興味のないことに対してはかなり腰が重たくなります笑
なので苦手な社交場に行くことは極力避けたいし、やらなくて良いことはやりたくありません笑

しかし、サーシスの立場や使用人たちが自分たちのために努力をしてくれている姿を見て誰かのために頑張ろうと思える人です。

例えば、何かが起きて周りがヴィオラを助けられない状況になっても大丈夫なように護身術の特訓をする際は、一応やるにはやるが弱音を吐きまくりモチベーションがダダ下がりますが、実は自分の知らないところで努力している人がたくさんいることを知り、やる気を復活させたりします。

漫画 第53話 使用人たちが自分たちのために日々特訓している姿を見てやる気を取り戻す

ダンスとかもプロ級に上達したりして、期待に応えるところも流石です笑


他にも魅力的だな〜と思う部分はたくさんありますが、ワタシ的にはこんな感じですかね

さいごに

私は人見知りで本当に心を開けるようになるまでに3年はかかる人間なので、それまで変わらぬ愛で待ってくれて、私がその人を好きになって気持ちを打ち明けても、変わらず愛を持ち続けてくれる人に出会えるといいなって思います。
(脳内お花畑ですかね?笑)

そのために、ヴィオラのような人間性を見習って努力が必要だと思うので、ガンバります!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?