宇多田ヒカルという宇宙〜”HIKARU UTADA SCIENCE FICTION TOUR 2024”さいたまスーパーアリーナ公演1日目の感想〜

 私はまだ夢心地で、余韻冷めやらないなか、これを書いている。だって昨日(2024年7月24日)開催された宇多田ヒカルさんの”SCIENCE FICTION”ツアーのさいたまスーパーアリーナ公演に行ってきたのだから。

 この先もこのツアーを楽しみにしている人たちのために、セットリストや演出は明かさないでほしい、という宇多田ヒカルさんの意向があるから、私もネタバレはしないからね、安心してね。

 私にとって、宇多田ヒカルさんは女神みたいな人、そのような存在なんです。そこには、やっぱり女神がいた。もともと美しい人だけれど、年齢を重ねるにつれて、ますます、さらに、美しくなっていく人。中学生の時に宇多田ヒカルさんのデビュー曲”Automatic”に出会ってから25年間、宇多田ヒカルさんの音楽はずっと私の生活の中にあった。どの曲を聴いても、中学生や高校生、大学生の時、社会人になってからも聴いていた時の気持ちや思い出が蘇ってくる。宇多田ヒカルさんの音楽と歌声は、もう私の一部で、とっても大切。ずっと大好きな人。

 直前販売で、奇跡的にチケットが取れて、私の願いは叶った。直前ということで、「条件付き」、いわゆる注釈付き指定席のような、見切れ席と言われるような席のようだった。確かに、ステージ横で、全体は観れないかもしれないけれど、想像以上にステージと近い席で、とてもラッキーだった。そもそも、このライヴで、宇多田ヒカルさんとバンドメンバーズの皆さんの素晴らしいパフォーマンスを観れるだけで最高にラッキーなんだからね。

 その3日前に参加したダンスのワークショップでも最高の体験をしたんだけど、その筋肉痛が時間差で来て、めっちゃ痛くて、私はいま足を引きずりながら生活してる。私はこの状態で、さいたまスーパーアリーナまで行って、2時間超のライヴを持ち堪えられるのだろうか…?!足にサロンパスを貼りまくって、私は家を出た。いざライヴが始まると、そんな足の痛みなんか完全に忘れていた、というか、痛みが吹っ飛んだ。最高に美しくて楽しくて幸せな時間と空間に酔いしれながら、身体が宇多田ヒカルさんの音楽と歌声にに合わせて勝手に動いていた。

 もうとにかく、歌声が超絶美しくて、歌上手すぎる。宇多田ヒカルさん独特の、ハスキーで透き通っていて、繊細で、綺麗で、低音から高音まで冴え渡った歌声。ビブラートやファルセットでの繊細な表現。こんな素晴らしい歌声を生で聴けて、私は至福だった。やっぱり、私は宇多田ヒカルさんの音楽と歌声が大好き。私は宇多田ヒカルさんのことが大好きだー!!ありがとう!!私は約2時間30分のライヴの間、心の中で、喜びの気持ちを叫びまくった。気づいたら、ヒュー!!って声もいっぱい出してた。

 バンドメンバーズも信じられないくらい最高だった!ライヴの終盤で、宇多田ヒカルさんが全員を紹介してくれたので、私は必死で聴き取って、帰宅後、ネットやXやInstagramで調べまくった。Ben Parker(guitar)、大森日向子(piano, keyboards)、Seye Adelekan(bass)、Isaac Kizito(drums)、Henry Bowers-Broadbent(synthesizer, percussions, piano, guitar, keyboards, bandmaster)という5人のとてつもなく素晴らしいミュージシャンたち。宇多田ヒカルさんのアーティスティックで繊細で複雑なサウンドや低音ど迫力のビートを、もの凄いアレンジで繰り広げる圧巻の演奏力。宇多田ヒカルさんの音楽をライヴで再構築するには、やはり最高レベルの布陣が必要だよね。

 ちなみに、私の席からは、Seye AdelekanさんとBen Parkerさんがよく見えたんだけど、2人とも演奏はもちろんのこと、動きも最高に良かった。自分たちが演奏していないときも、宇多田ヒカルさんの音楽に合わせて2人が踊っていたんだよね。その動きが表情豊かで、ダイナミックでかっこよくて、観ているこっちまで気分がノリノリになってきて、本当に素敵だったの。

 宇多田ヒカルさんの曲は、歌声は、なぜこんなにも胸を締めつけるほど美しいの?

 それは、やっぱり、愛が溢れているからじゃないかな?宇多田ヒカルさんの音楽と歌声が、愛そのものだからだと、私は思う。

 答えのないもの、わからないもの、言葉にできないものこそ、真実であり、愛で、それを宇多田ヒカルさんは音楽で表現している。それは、未だ解明されていない宇宙のようなものだと、私は思う。

 宇多田ヒカルさんのMCが素敵すぎて宝物すぎたからどうか共有させてほしい。MCの端々でも、宇多田ヒカルさんの、可愛いくて、優しくて、お茶目なところがあって、シャイなお人柄が滲み出ていて、そこがとっても素敵だったんよ。私の心のメモだから、一語一句正確ではないけれど許してね。

「自分の25周年を祝うというよりも、みんなの25年間を祝いたい。」

「25年間にいろんなことがあったと思うけど、それがあったから今の自分、今この瞬間に繋がっている。だから、良かったんだなって思える。」

これも、宇多田ヒカルさんの愛だね。

 このライヴには、宇多田ヒカルさんの宇宙が広がっていた。というか、宇多田ヒカルさんという宇宙そのものだった。これからも、またこうして、みんなで祝えたらいいね。またいつか会えますように。

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