トラジャと+81 dance studioの意味の考察

Travis JapanのYouTube新チャンネル +81 dance studio が開設された。
ファンブログというには硬すぎる上に長すぎるので、活字中毒の方向けに+81 dance studioの意味を考察したものと考えていただければ嬉しい。

大まかに分類すると以下だと考えている。

1. Travis Japanのダンス力向上
2. 解散やメンバーの脱退などで行き場を失うファンのリテンション
3. ジャニーズというネームバリューの強化と再構築
4. Travis Japanに著名なダンサーやコリオグラファーとの交流を持たせる

1番は言わずもがな。
その他のスタッフ陣もJr.に付けるとは思えないほど豪華だが、コリオグラファーの布陣がすごい。Love so sweetにダンスジャンルのスワッグのオリジネーターのking of SWAG、花唄にダンスの世界大会VIBE DANCE COMPETITION で優勝経験を持ちBTSの振付制作に参加した事でも有名なGANMI。
超一流だ。
ジャンル的にはTravis Japanが踊ったことがないジャンルというのも、学習の場であり表現の幅、メンバーの振付け能力の向上を狙ったものだというのは明白だ。

また、2と3は強く関連するが、おそらくリテンションとネームバリューの強化、再構築だからこそJohnny‘s Classicsだと想像する。
だからJohnny‘s Jr.での活動経験がある梨本さんをディレクター起用の意味は大きい。もちろんダンサーとしての活動や嵐のコリオグラファーとしての経験も大きいだろうが、ジャニーズの伝統を意識した時、内側にいた経験値の有無は、ジャニーさん亡き後、重要でないわけがない。

今でも好きだけど昔のままの形では見られなくなった淋しさのままファンをフェイドアウトさせないというのは愛と感謝と戦略である事は間違いなく、色んなことを言われていてもステージに立ったことのある人が愛してくれた人に愛も感謝もないことは有り得ない(じゃなかったら、あんないい子達は育たない) それを引き継ぎ守るためには資金がいるのも当然だ。
新規顧客の獲得より既存顧客の維持の方が圧倒的にコスパがいい。
しかし、休みでなく、退所となってしまえば戻す事は事務所的にも不可能なのだから、思い出を消す事なく新たなグループに多少なりとも移行してくれればとなるのも当然で、おそらくそれはTravis Japanでなくてもいいのだろう。これを機にJr.にかぎらず他のグループでも構わない。とにかくもう一度「ジャニーズというエンターテイメント」に興味を持って応援してくれれば、それで成功だ。

しかし、そこで無作為に色んなグループに過去の曲をカバーさせるのではなく、Travis Japanを選んで貰えた事をTravis Japanだけでなく、トラジャ担も誇っていい。
話題になる、拡散力がある、既存のファンとトラブルも起こさないと判断されなければ単純にお祭りとしてやった方が面白いし、ファン層も厚くなるのだから。
Travis Japanはダンスも(そして多分歌も)実力は確か、だった恐らく過去から。
それでも花がないと言われていたのだからなんとなくアイキャッチに欠けたグループだったのだろう。ただ松松が加入した事で、いぶし銀的存在から、アイドルとしての輝きは増した。
そしてトラジャ担も変わった。8.8をキッカケとして、その後のうみちゃんの虎者再生回数に対する「もっとイケるでしょ!?」の発破と如恵留くんの「初動も大事にしてくれるかな」で、虎者の30秒Verはミリオンを突破した。過去と比較してそれからは怒涛の快進撃と言ってもいい筈だ。オースティンとのライブも箔をつけるには大きかったが、提供商品を品切れにし、anan重版、どのメンバーが僅かでもテレビに出ればTwitterのタイムラインのトレンドに入り、反響の大きさからジャニーズ初の冠の付くものをいくつもJr.ながらに持っているのは、トラジャ担からの愛の力でしかない。トラジャ担は財力があると言われるが、平均を取ればどう上め考えても20代が中心層で無限の資金があるわけもない。そんな中で、売上げだけでなく公式への感想のメッセージという地道な行為は思っている以上にパワーになる。
マーケティング上、顧客からの反響を無視する企業なんてないし、企画者にとって反応というものはかなりのエナジーになるからだ。
トラジャ担の愛の力でもぎ取ったチャンスをモノにしたのはもちろんTravis Japanの実力だ。最終的にANEVERのモデルとして選んでもらったのは「花があるから」という事まできた。
そして、キスマイやSnowMan、SixTONESや、その他多くの関係したグループの、そしてそのファンの方々にいつも気にかけてくださったせいか、たびたび他グループやそのファンへの感謝の言葉がYouTubeのコメント欄やTwitterに並ぶ。

そのTravis Japanを本気で世界に行かせる気があるからこそ色々な一流のダンサーやコリオグラファーと面識があるのは大事だ。
オースティンとのコラボが適ったのは、トラヴィスペイン本人がが知り合いのダンサーに「日本でライブするのに良いダンサーがいないか?」と言われて推薦したのがきっかけだったし、ANEVERのモデルに起用されたのはMステでのコラボがきっかけで、何がどう繋がるかは分からなくとも知って貰えているのは大きい。上手くいけば次の仕事も頼みやすい。Yoshieさんがジャニーズの振付けを色々手掛けてくださるようになったのだって、三宅健くんが情熱を持ってお願いした事がきっかけだ。
いいイメージを持ってもらえなければそれまでというか逆に大きなハンデになるだけだけれど、Travis Japanは素晴らしいイメージを持って貰えると判断されたのだろう。それはBSフジでの番組での各ゲストの反応でもわかる。彼らはもう、一流の、一流を見慣れている人達に面白い存在だと思わせる実力がある。

もう時代は魅力だけで勝負させてはくれない。
技術と魅力と結果を求めている。
Travis Japanはそこまできた。あとはブレイクするだけだ。
それを近い未来にするための、+81 dance studioなのだろう。

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