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午後に入所
朝、いつものようにお薬と朝ごはんを持って母の部屋へ。
寝ている。一応声をかけたけれど寝ているので枕横のテーブルに置いておいた。いつも通りの朝。
でも今日の午後に介護施設へ向かう。車にカーテン、衣類収納の家具、着替え、日常の必需品などを積み込んである。後は母の部屋にあるテレビくらいかな。お昼を食べ終えてしばらくしたら出発する。
昨晩、私の検査入院があるからという理由で入所の話をしたが相変わらず「(私の)世話なんかしなくていいやん」と。「そんな訳ないでしょ。ご飯とか作れないのに」というとむっつりと黙り込んでいた。
お風呂にも入るように勧めたが、やっぱり入りたくないといって入らなかった。まぁ、これは施設に入所したら解決するだろう。
週一回のデイサービスが終わった後、四つん這いになってゼイゼイ言いながら階段を上る母。以前はまだ手すりを持って登れていたのに。
部屋にいる間はぼーーっとテレビを見ているか、寝ているかの二択。我が家に居てもこれ以上状態が良くなることはまずない。
私のことを妬ましいと呪いのような言葉を吐き、後悔することも距離を取ることで減るだろう。
母の経済面と健康面を考えて同居を迷っていた時、主人は「苦労した人だから、これからうちで楽してもらおう。同居しよう」と言ってくれた主人。「私はここの家族じゃないから!同居人だと思って貰っていいから!」という言葉は私だけではなく主人にも深い傷を残した。
お互いに距離を保つことが私たちには一番良い親子関係だったのに、色々な理由が絡んで今更になってしまった。
きっとこれが一番最善の選択になる、そう思って進む。
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