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TL Hub

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「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」、およびソートリーダーシップ戦略に関する記事をまとめています。
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#藤沢久美

課題を乗り越える、ファッションの民主化へ。ソートで仲間が集まり、業界に革新を起こすまで ~対談・社会起業家 花沢菊香氏×IISE 藤沢理事長

自社の考え(ソート)を社会に広く発信し、共感する仲間を集めて実現を目指す「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動」。これを体現している企業の経営層やキーパーソンの方々との対談を通じて、「ソートリーダーシップ活動」のヒントを探っています。   第6回のお相手は、世界的ファッションブランドVPLのCEOを務め、現在は社会起業家として活動される花沢菊香氏。VPLでは経営者としてファッションビジネスに新風を吹き込んできました。さらに共同創業者を務める「Yab

カリスマ的創業者からソートを受け継ぎ、組織型のソートリーダーシップ確立に挑む ~対談・ポピンズ 轟代表取締役社長グループCEO×IISE 藤沢理事長

自社の考え(ソート)を社会に広く発信し、共感する仲間を集めて実現を目指す「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動」。これを体現している企業の経営層やキーパーソンの方々との対談を通じて、「ソートリーダーシップ活動」のヒントを探っています。 第5回のお相手は、ポピンズ代表取締役社長グループCEOの轟麻衣子氏。女性を中心に、働く人のワークライフバランスを支える保育や介護のサービスを充実させ、人材育成に取り組み、大きな成果を上げています。創業者からソートを

ソートリーダーシップの今が分かる!知っておきたい情報をカテゴリ別にご紹介

2024年春から国際社会経済研究所(IISE)の公式noteにて新たに始まった「ソートリーダーシップHub(TL Hub)」。ここでは「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」、およびソートリーダーシップ戦略における有用な情報を、様々な観点からみなさんに触れていただけるよう、シンクタンクであるIISEが発信をしています。ぜひお読みください。 「ソートリーダーシップ戦略論」藤沢久美「経営戦略」の視点から「ソートリーダーシップ」の価値や意義について解説する

ソートリーダーシップ活動を進めるために必要な戦略思考

こんにちは、国際社会経済研究所(IISE)理事長の藤沢久美です。 これまで3回にわたって、「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動」が新たな社会的価値を創造するための重要な経営戦略であることをお伝えしてきました。今回は、ソートリーダーシップ活動をさらに効果的に進めるために不可欠である、以下4つの「戦略思考」についてご紹介します。 ① 先回り思考 ② マルチステークホルダー思考 ③ 全体思考 ④ 投資思考 一つずつ、見ていきましょう。 ① 先回

企業が「ソートリーダーシップ活動」を始めるために、必要なこととは?

こんにちは、国際社会経済研究所(IISE)、理事長の藤沢久美です。 前回は経営戦略としての「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動」が、企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するための一つの方法であることを、「不確実性」「人的資本」「新市場」の3つのアプローチとともにお伝えしました。 今回はこれらのアプローチを生かして、ソートリーダーシップ活動に着手する際の課題とその解決策を考えていきます。 ソートリーダーシップ活動には、ソートの

新たに生まれた、ドローン産業。ソートリーダーシップを成功に導く「巻き込み力」とは?~対談・ブルーイノベーション熊田社長×IISE 藤沢理事長

社会課題の解決や理想的な社会のコンセプトを自ら発信し、世の中の賛同を得ながら実現を目指す「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)活動」を様々な形で実践する企業の経営層、キーパーソンの方々と、国際社会経済研究所(IISE)理事長の藤沢 久美による対談を通して、「ソートリーダーシップ活動」のヒントを見出し、新たな知見を浮かび上がらせていきます。   第2回のお相手は、ドローン産業をほとんどゼロからつくり上げたブルーイノベーション 代表取締役社長の熊田 貴之

なぜ、経営に「ソートリーダーシップ活動」が必要なのか?

こんにちは、国際社会経済研究所(IISE)、理事長の藤沢久美です。 「経営戦略」の視点から「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」の価値や意義について解説する、当コラム。前回は、マーケティングツールとしてのソートリーダーシップが、年月を経て変化してきたことを紹介しました。 今後当コラムでは、我々IISEが取り組む経営戦略を「ソートリーダーシップ活動」と呼び、ソートリーダーシップに「活動」をつけることで、マーケティングツールと経営戦略の違いを表現しま

経営戦略の中心に「ソートリーダーシップ活動」を 。NECがシンクタンクを軸に進める理由とは? ~対談・NEC田中執行役 Corporate SEVP 兼 CGAO×IISE 藤沢理事長

社会課題の解決や理想的な社会のコンセプトを自ら発信し、世の中の賛同を得ながら実現を目指す。「ソートリーダーシップ(Thought Leadership)」の名のもとに公表するかは別として、こうした活動を展開する企業は少なくないと考えられます。様々な形でソートリーダーシップを実践する企業の経営層、キーパーソンの方々と、シンクタンク「国際社会経済研究所(IISE)(以下、IISE)」理事長の藤沢 久美による対談を通して、ソートリーダーシップにおける活動のヒントを見出し、新たな知見

ソートリーダーシップがマーケティングから企業戦略へ進化する?

はじめまして、国際社会経済研究所(IISE)理事長の藤沢久美です。 私たちIISEは、マーケティング手法の一つであるソートリーダーシップをベースにした経営戦略『ソートリーダーシップ活動』の牽引役を担う、NECグループの独立シンクタンクです。そもそもシンクタンクが、マーケティングの手法を取り入れて経営戦略の牽引をするというのは、とてもユニークな試みです。私たちにとっても日々、新たな挑戦でもあります。 そんな私たちの日々の挑戦から見えてきた「経営戦略」の視点から「ソートリーダ