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青森旅行記1

中学生の時、親戚のおばさん達と行った松島が
私の知る日本最北端だった。
それからずっと更新されないまま齢40を超え、
ついに青森へ行ってきた。

なれない東北は新幹線予約からとても大変。
けっこうお値段が高いので「トクだ値」という技を使うことに。
これを使えば35%OFFになるなんて知ってる私天才…と思って
のんびりしていたら、すでに旅行出発日の新幹線は割引対象の定員数がうまり、半泣きで帰りの新幹線をどうにか「トクだ値」を使って予約することができた。「トクだ値」のネーミングとロゴが緩すぎてなめていた。
侮ってはいけない「トクだ値」。人気者だった「トクだ値」。

さて、行きの新幹線はどうしたものかと思っていたら、
同行者から「株主優待券」という技を教えてもらった。
もちろん私は株主ではないので、街のチケットショップを数件はしご。
新宿では西口の【チケットレンジャー】が最も安かったのでそちらで購入。
株主優待券を購入したとしても、通常価格で新幹線を予約するよりも3000円くらい安くなるのでおすすめ。

さぁ、いよいよ出発。
いつも横目でみていた“はやぶさ”に初乗車。
約3時間で東京から新青森駅に到着し、
まずは昼食を食べに“古川市場青森魚菜センター”へ。
ここでは「のっけ丼」食事券(2,000円/12枚券・170円/1枚券)を購入する。その食事券をもって市場内を自由に歩き回りながらオリジナルの
「のっけ丼」を作るのだ。クリエイティブ!!
ごはんとお味噌汁は絶対だからチケット2枚使って…
残りの18枚をどう使うか…それはあなたのセンス次第。
ちなみにビールは案内所で現金500円。
理想の「のっけ丼」とともにカンパーイ!

腹ごしらえ後、青森駅からタクシーで【青森県立美術館】へ。
ずっと行ってみたいと思っていた美術館だったので、
外観が見えてくると思わず「お~」と声がでてしまう。
煉瓦造りなのだが、外壁を白くコーティングしているよう。
内部に入るとさらに感激。
常設展示の空間は天井高20m近い大空間。アレコホールというらしい。
その壁4面にそれまた大きなシャガールの絵が飾られていて、
なんとも贅沢な空間。中央にかわいらしい椅子がたくさん並んでいて、座ってじっくり鑑賞することもできる。
しかし、シャガールはあんなに大きな絵をどうやって描いたのかしら…。
今よりも技術や設備がない中で、天才がどのように描き進めたのかが気になった。
企画展は“奈良美智”展で、自分の青春時代を思い出した。
雑誌ではよく見かけていたが、原画はあまり見たことがなく、
実際目の当たりにするとやはり力強さを感じるし、繊細な色彩の表現などが見て取れた。これまた空間とあっていて、見ごたえのある展示だった。

そうそう、青森県立美術館を設計した青木淳は、
近くにある三内丸山遺跡との一体性を意識して作ったという話。
それは「三内丸山遺跡」見に行くっきゃない!と意気込み、
青森県立美術館から三内丸山遺跡へ。
近い…といっても車社会での「近い」は、徒歩だと「そこそこ遠い」の部類。やっと建物が見えてきて入場するも、施設の終了時間まで残り1時間を切っていた。駆け足でさっと見て帰ろうと思ったら、遺跡めっちゃ広い…
この世に私と同行者しかいないのでは…と思うほど広い中、ポツンと2人。
復元された住居は自然と一体化していて、藤森照信の建築を思わせた。
そして住居とは別に、集会所として使われていた大型掘立柱建築(復元)もあった。床は土のままではあるが、縄文人は当時からこの規模の建物を作っていたことに大変驚いた。

ライトアップされた青森県立美術館をもう一度みて、新青森駅へ帰ることに。

夜はホテル近くの居酒屋で青森名物“いかめんち”“ホタテ貝みそ焼き”などを食す。お刺身などもたくさん食べて、デザートにはあの懐かしの“アップルシャーベット”をいただく。給食のデザートとして食べた記憶があり感激したが、同行者の学校では出なかったよう。あの少女漫画のようなキラキラした目のリンゴキャラクター。
君に会いたかったよ(忘れていたけど)久しぶり!
小学校の自分に戻った所で青森での1日目は終了した。








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