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新しいアパレルブランドオーナーが誕生するまで 〜NEW ERA BRAND Challenge最終審査会まで3日〜

※本noteは12月13日更新のnoteの転載となり、12月20日現在では最終審査会も終了しております。

こんにちは!NEW ERA BRAND Challenge運営事務局です。

「NEW ERA BRAND Challenge」最終審査会まで5日を切り、準備も佳境を迎えています。詳細についてなかなかお伝えすることがなかったこのプロジェクトについて、今日は少しお話したいと思います!

NEW ERA BRAND Challengeって?


NEW ERA BRAND Challengeとは「ブランドなんて、つくればいい」というコンセプトを掲げ、自身の考えるブランドを立ち上げたい女性を支援するためにストアーズ・ドット・ジェーピー株式会社、SHE株式会社、シタテル株式会社、株式会社CAMPFIREの4社が協力して立ち上げたプロジェクトです。

ブランドの立ち上げを志す女性を公募し、書類選考を実施。通過した29名には、4社による特別講義を受講していただいた上で、自身の考えるブランドについてプレゼンをしていただきました。

12月15日(日)に開催される審査会ではファイナリスト4名の中から優勝者が決定。優勝者にはプロトタイプの制作支援やネットショップ運営支援などを通じて、新たなブランドプロデューサーとしてデビューしていただきます。

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<<プロジェクトスケジュール>>
10月11日(金) プロジェクト発表、応募者募集開始
11月 1日 (金) 書類審査合格者発表
11月 6日(水) SHE特別講義(オンライン受講)
11月 9日(土) 初回オリエン&特別講義
11月16日(土)フィードバック会
11月24日(日) 中間発表会
12月 3日(火) 個別フィードバック会
12月7,8日(土日) リハーサル
12月15日(日) 最終審査会

自分のアイディアを大切に育て、ブランドをつくっていくー。
専門的なノウハウやテクニックがなくても、学ぶ意欲と熱い想いさえあれば誰でも挑戦できる、そんなプロジェクトを運営してまいりました。

各プログラムの様子

2ヶ月に渡って運営してきた「NEW ERA BRAND Challenge」ですが、その内容については今まで多く語られてきませんでした。参加者の方々がどう試行錯誤して最終審査に挑んでいるのか、その過程を少しご紹介したいと思います。

●書類選考

本プロジェクトのお披露目はSHE BEFORE AFTER AWARD 2019の発表と併せて行われました。当日Omotesando Iwaiの会場には100名ほどの方にお越しいただき、多くのメディアの方にもお越しいただきました。

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プロジェクト開始後すぐに、多くの方にご応募いただき、書類審査の応募総数はなんと123名…!

書類審査では【女性ならではの視点の義憤・それぞれを解決するどんなブランドをつくりたいか・応募動機】などについて自由に記述していただきました。1000文字を超える応募文を送ってくださる方がいるなど、参加者の方々の本気度合いが伝わってくる書類選考でした。

●SHE特別講義

書類審査にご応募いただいたアイディアは、どれも面白く素敵なものばかりで、非常に難しい選考ではありましたが、【企画内容・市場価値・マーケット・パーソナリティ(その人らしさ)・実現可能性】などの視点から、29名の方が本選考に残ることになりました。

通過者はまず、オンライン上でSHEの特別講義を受けていただくことになります。

今回は、ミレニアル女性向けに特化したクリエイティブスクール「SHElikes」で実際に行っている講義、「ブランディングコース」を特別に無料でご提供しました。

このブランディングコースは博報堂出身のブランドストラテジスト阿部成美氏が監修する、本格的にブランド開発メソッドが学べる人気の有料学習コンテンツになっています。

具体的な内容についてはお話できませんが、SHElikesの講義を受けた方の体験談などは是非下記ページをご覧ください!


●初回オリエンテーション

11月9日には運営側も参加者様同士も初めての顔合わせとなる初回オリエンテーション、どの方も期待と不安が半分半分といった様子。

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初回オリエンテーションと併せ、シタテル、STORES.jp、CAMPFIREによる特別講義も実施しました。

シタテルからは実際にD2Cをやられている方が当事者としてアパレル制作のプロセスと企画立てについて講義、STORES.jpからはD2Cの時代の流れやファンづくりの方法について講義、CAMFIREは実際の事例を元にクラウドファンディングを成功させる秘訣について講義をさせていただきました。

私たちが重要視しているのは技術よりも想いやコアアイディア。
アパレルのバックグラウンドがない方でもブランドプロデューサーとしてデビューするチャンスを勝ち取っていただくため、このタイミングでアウトプットの方法についてもレクチャーさせていただきました。

特別講義のため、詳細はここには記載できませんが、ぜひ各社の記事を見てヒントにしてみてくださいね!


●フィードバック会

特別講義を受けた参加者の方々は1週間かけて、フィードバック会に向けてアウトプットを出していきます。

中間発表会に向けて悩んでいるポイント等を、運営メンバーでヒアリングさせていただき、プレゼンテーションに向けた準備のサポートをさせて頂きます。

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未経験者の方も多く参加されている本プロジェクトでは、そもそも服作りをどう捉えればいいのか分からない、ブランドコンセプトの決め方が分からない、など製作前段階での課題が多くあがりました。

ブランド作りにおいては100万人が好きというものよりも、まずは100人が大好きというものをつくることが非常に重要です。
フィードバック会では小さいフォロワーをより具体化し、どういったコミュニティなのか、どういったインサイトを抱えているのかを深く考えてもらいました。

●中間発表会

29名の参加者から、さらに人数が絞られる中間発表会。実は、当初の予定では中間発表会では人数を絞ることなく、参加者を4チームに分ける想定でした。しかし、参加者の方の書類審査のレベルが非常に高く、”個人”でのチャレンジを可能と判断、中間審査にて精鋭ブランドを絞り込む形へと変更をしました。

試行錯誤する中で辞退するチームもいましたが、参加者の方全員がそれほど本気で向き合ってくださっていることに、運営チームは非常にやりがいを感じ、嬉しく思いました。

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※掲載可能な方のみのお写真です

中間発表会ではフィードバック会を経て、みなさんかなり進化したアウトプットを見せてくださいましたが、圧倒的な当事者意識から4名の最終選考者を選定させていただきました。

【最終候補者】

嶋橋 理絵

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長崎県・壱岐島にて旅館を営む両親のもとに生まれる。生まれ故郷の壱岐の島の素晴らしさを伝える為、デザイナーである自分ができる事から行動していきたいという思いから、島の素材を使ったアクセサリーを製作している。今回は販売と同時に、島をモデルスポットとした、ビーチフォトウェディングの際に着用できるウェディングドレスを提案。

上平田 蓉子

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大学院を脳科学専攻で卒業後、広告代理店でデータサイエンティストとしてマーケティング業に従事。今秋までアメリカ・シリコンバレーにて起業準備をしていたが、大好きなファッションへの夢を諦めきれず帰国。 今回は「立ち上がる女性を絶対に見捨てない相棒服」をコンセプトとし、「虹をまとう」をテーマにブランドを提案。

金 愛那

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服飾系の大学を卒業後、世界的にブランドを展開する大手アパレル会社に就職。2017年に退職後は長年アパレル業界に携わっていた母親と共に表参道にセレクトショップをオープン。今回は「一着に3個のオマケが付いてくる1+3」という洋服のコンセプトをもとにブランドを提案。

長谷川 莉子

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大学在学中にモデル活動を開始。卒業後は日本気象協会でへ入社。お天気キャスターを務める。退社後の2019年に「MISS JAPAN 日本大会」に出場。現在はフリーランスとして料理教室やウォーキングの講師を務めている。今回は「エシカルかつ、ゴージャス」をコンセプトにブランドを提案。

●最終審査会

そしていよいよ、今週日曜日、12月15日(日)に最終審査会が行われます。最終審査会では、モデルでありブランドプロデューサーも務める山賀琴子さんをはじめ、ハヤカワ五味さんYOPPYさん阿部成美さん、株式会社Moonshot 代表取締役 CEO 菅原健一さん、そして株式会社ポーラ・オルビスホールディングスにてコーポレートベンチャーキャピタルを担当する岸裕一郎さんの6名が最終審査員を務めます。

私たち運営メンバーもどんなアウトプットが出てくるのか、非常に楽しみにしています。

本最終審査会で優勝者が決定しますが、これは決して終わりではありません。
新たなブランドのはじまりの1歩です。
ぜひ新ブランド誕生の瞬間を見にいらしてください!


ストアーズ・ドット・ジェーピー、SHE、シタテル、CAMPFIREの4社はこの2ヶ月間、参加者の方が試行錯誤する姿をずっと見て、可能な限りサポートしてまいりました。どの参加者の方も本当に素晴らしいアイディアと強い想いをお持ちです。

「場所や時間にとらわれることなく、私らしい働き方を叶えて欲しい」という想いから生まれたこのプロジェクトが、参加した全員にとって、自分の道を考えるきっかけになればと願っています。

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