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旅立ち

 4月、旅立ちのときです。根羽学園も7名の卒業生を送り出しました。県境の村らしく愛知県側へ進学する生徒、長野県側に進学する生徒様々です。また、一人暮らしを始める生徒もいます。根羽学園の目標:「自立」が試されることになります。自信を持って送り出しました。心配していません。
 さて、教育委員会からも2名の若者が旅立ちます。「ぐっち」と「ぼっち」です。どちらも独身生活に終止符を打ち、人生の伴侶と旅立ちます。嬉しくも寂しい感情がごちゃ混ぜです。ぐっちは2年間、学園と村のために文字通り奔走。八面六臂の活躍でした。
 ところで、八面六臂って正しいのかな?と思ってます。これって、「阿修羅」のことだと思っていたので、正確には三面六臂(顔が3つ、手が6本)なのでは?と思って調べてみたところ、本当は摩利支天の事でした。でも、摩利支天も三面六臂でした。常用として使われているので間違いではないようです。
 話を戻して、「努力の若者」は根羽でどんな体験をして、どんな成長を遂げたのでしょうか。子ども達に大人気、いつも走り回っていました。彼ならどこへ行っても大丈夫。お子さんを見せに帰ってきてくれるのを楽しみにしています。
 さてもう1人。ぼっちです。彼は教育委員会に来て1年。短い付き合いになってしまいましたが、寿転職なので明るく送り出します。
 全然関係ないですが、寿転職って書くとなんだか回転寿司が頭に浮かびます。どうでもいいですね。ごめんよ、ぼっち。
 そそっかしくてぶきっちょ。それでも懸命に業務にあたっていました。結果を1番最後に話す癖があります。で、私はその度、「結果から話す。スティーブ・ジョブズが怒ってくるぞ。」と言っていました。決して怒って言っていたわけではありません。そんな反面、リサーチキング。出張にいく際の下調べは完璧です。道順、食事場所、がっちりです。林家正蔵師匠を新幹線口まで迎えに行った時は構内の最短通路まで調べてありました。次の職場でも結果から話しながら頑張ってもらいたいです。リサーチ力は家族旅行時に大いに役に立つでしょう。やはりお子さんの顔を早く見せてほしいですな。
 もうおじいちゃんの気分です。根羽に残る「でっち」。ぐっちの後任の「るっち」がこれからも根羽の教育を盛り上げます。
 そうそう、自由人の「のっち」も旅立ちました。彼の行き先は不明です。世界中を渡り歩く事でしょう。それも楽しそうですね。

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