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感情

 告白します。私、非常に感情の起伏が激しい人間で、今までお会いしてきた皆さんに多大なご迷惑をおかけしてきました。むかっとくるともうどうしようもなく自分のコントロールが難しくなります。時に爆発して酷いことになります。
 自覚したのは中学生1年生の頃、友達に「下井ってさー、ずーっと怒ってるよね。なんで?疲れない?」と言われて初めて気づきました。今思えばこの友達もよく付き合ってくれていたものです。私なら四六時中怒っている人には近づきません。非常な宵っ張りで年中寝不足でしたのでその影響で情緒不安定だったのかもしれません。彼の一言で「これはいかん。」と感情を押し殺すようになります。もちろん早々すぐにはできませんでしたが徐々に怒りを表す回数が減りました。なので、高校以降の友人は、私がそんなに短気だと知らない人も多いと思います。
 ですが、これが良くなかったと今は思います。理由は様々ですが、1番大きなものは、外では怒りませんが家で怒ることです。実家にいるときは家族全員に(いわゆる反抗期でしょうか?)、結婚してからは妻に、子供に当たり散らします。怒鳴らなくてもあからさまに不機嫌になって、気を使わせました。みんな、ビクビクしていたと思います。妻も限界が来れば当然怒りますから家庭崩壊スレスレの喧嘩が絶えませんでした。
 「頭にきたものはしょうがない。」「怒りたくないのに怒らせる。」と自分を騙していました。夫婦喧嘩に嫌気がさして、なんでだろう?どうして些細なことで怒るのだろう。と自分を突き詰めている時、とある人の本を読んで衝撃を受けました。その方はアルボムッレ・スマナサーラという方です。この方によれば、人間は怒りたくて怒っている。怒りという刺激を脳が求めていると言う事(正確でなかったらすみません。)でした。思い切り思い当たる節があり、絶句しました。私は自分の脳みそを気持ち良くするために怒って妻や子供を攻撃していたのです。最悪です。最低です。反省してます。ごめんなさい。
 以下次回。

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