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かがやくゲッコウガバレットの紹介【全編無料】

■はじめに

 初めまして。
 チーム東横線のネバ(@1YKZrf96QRYSMi6)と申します。

 今回、初めてデッキ紹介記事を書きました。読みにくい部分、至らない所もあるかと思いますが、よろしくお願いします。初投稿という事や、公式大会で結果を出しているデッキではありませんので、全編無料としております。(投げ銭方式)是非最後までご覧ください。

■執筆に至った経緯

 先日、とある自主大会に参加させて頂きました。その際に使用したデッキが大会等であまり見かけないタイプという事もあり、多くの方から反響を頂きました。

 新弾【バトルリージョン】発売から約1週間後の大会であり、ルカリオ・ダークライ・ダイケンキといった新規Vstarや、アルセウス○○といったデッキタイプと多くマッチングしましたが、個人成績で6勝2敗、チームとしては準優勝する事ができました。

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 (余談ですがチームメイトはミュウVmaxに【シマボシ】と【プレイヤーズセレモニー】を採用しておりましたが、セレモニーは効果は使われず雪道を剥がす為だけに使われていました笑)

■デッキコンセプト

 今回使用したのは【かがやくゲッコウガ】をメインアタッカーとして採用したデッキです。
 通常、メインアタッカーはデッキに複数枚入れると思いますが、新しく登場した【かがやくポケモン】はそのルール上1枚しか入れられません。そこで、トラッシュから再利用する事にしました。

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 水タイプには、優秀なサポートカード【ルリナ】があります。
 ルリナを使うと、ゲッコウガ+ワザを打つ為に必要なエネルギーを同時に手札に加える事ができます。つまり、毎ターンゲッコウガでワザを打ちつつ、時には別のアタッカーを使って戦う事がコンセプトです。

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 ※このアイデア自体は他の方も発表されているため、既に知っている方も多いのではないでしょうか。ただ、採用されているアタッカーやシステムポケモン、トレーナーズが異なっており、その人の個性が出ていて面白いです。もし記事を読んで興味を持って頂いた方は、僕のデッキを一つのサンプルとして自分のゲッコウガを組んで遊んでみてください。

■注意点

・本記事のリストは、2/27で使用した時点のものとなります。
・記事執筆時点(3/8)では、れんげきウーラオスの増加により、
 マナフィの採用率が以前より増えている印象です。
 そのため、間接的にゲッコウガのワザが通りにくくなっております。
・また、筆者はシティリーグに参加済であり、CL愛知も応募しており
 ません。よって、公式大会を意識した内容ではないので予めご了承
 ください。

■デッキリスト
(ngnLLg-r0bwNB-nnPLNn)

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■採用カードについて(ポケモン編)

ポケモン:22枚

・メッソン、ジメレオン、インテレオン 4-4-1-2
 システム兼アタッカーです。初手に【どんどんよぶ】を使いたい事と、常に場に3体置いておきたい為、最大枚数採用。進化先を序盤に博士やクイボで切ってしまっても、ルリナでトラッシュから拾えることもこのデッキの強みです。

 また、裏工作のインテレオンはアタッカーとしても積極的に使用します。クイックシューターと合わせてHPの低いポケモンを狙ったり、後述するケケンカニの打点補助を行います。

・ユキハミ、モスノウ 4-3
 ユキハミは【なかまをよぶ】の方を採用しました。初手にどんどん呼ぶが使えない場合に、最低限のベンチ展開を行えます。また、ダイケンキVstarの【ザンゲツスター】で倒れないHPなのも偉いです。

 モスノウはベンチの水ポケモンに何回でも水エネルギーを付けることができる強力な特性を持っています。1体倒されてもいいように、自分の場には常にユキハミを1体置いておきたいです。

 採用枚数に関しては、人によって好みが分かれる部分かと思います。私の場合は、後攻1ターン目に【どんどんよぶ】 or 【なかまをよぶ】を使って盤面を整えたいため、スタートを考慮してユキハミも4枚採用しました。モスノウはベンチに1体いればいいので、2枚に減らしてもいいかもしれません。

・ラプラス 1

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 スターバースで登場したラプラス。
 【レイジングフリーズ】は、前の相手の番に、ワザのダメージで自分のポケモンがきぜつしていた場合に、相手のバトルポケモンをマヒ状態にします。主にアルセウス等のVstarやVmaxを意識して採用しました。

 特に、現在主流となっているアルセウスのレシピでは、入替札が風船、ポケモンいれかえ、あなぬけのひもが各1枚ずつの構築が多いように感じますので、マヒが有効的に働くことが多いです。

 相手がワザを打てないターンを作ることで、クイックシュータ―の打点を稼いだり、ボスの指令を打つ前にルリナを使って手札に水エネを集めておく、といった準備をすることができます。

・かがやくゲッコウガ 1

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 バトルリージョンで登場したかがやくシリーズの1匹。特性、ワザどちらも優秀です。本デッキのメインアタッカーとなります。イラストも好き

 特性の【かくしふだ】は、自分の番に手札からエネルギーを1枚トラッシュすることで、山札を2枚引くことができます。余裕があれば使う程度ですが、使い過ぎて終盤エネルギー不足にならないように注意が必要です。
 また、手札からトラッシュするエネルギーの種類は指定がないので、特殊エネルギーも選ぶことができますので覚えておきましょう。

 【げっこうしゅりけん】は、エネルギーを2個トラッシュすることで相手のポケモン2匹に90点ずつダメージを与えます。90点という打点は絶妙で、こちらが後攻でもジメレオンまで倒すことができます。お手軽れんげきウーラオスです。
 また、多くのデッキに採用されているクロバットV、ネオラントV、ワタシラガVといったシステムポケモンに対しても2回の攻撃で倒すことができ、効率よくサイドを進めることが可能です。

・ケケンカニV 1

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 本デッキの切り札。終盤のフィニッシャーです。何と言っても下ワザの【デストロイヤーパンチ】が強力で、ゲッコウガが苦手な高HPポケモンを1パンすることができます。Vstarに対しては3個、Vmaxであれば事前に4個のダメカンを乗せておくことで、ほぼ全てのポケモンをワンパンすることが可能となります。

 クイックシューターやアクアバレットは、ケケンカニで倒したいポケモンに対してダメカンがいくつ必要かを逆算して乗せましょう。シューターが育たない場合はモスノウやジメレオンのワザで30点与えたり、ゲッコウガのワザを使って90点乗せておくこともあります。

 【なだれおこし】はあまり使いませんが、選択肢として頭に入れておくと、勝てる試合があるかもしれません。

 【参考資料】デストロイヤーパンチの打点計算

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・マナフィ 1
 キョダイレンゲキを打たれるとシステムが崩壊してしまうため採用。ボスで倒されてもルリナで回収できるため非常にいやらしいです。また、上述した通りゲッコウガが相手の裏工作ラインを潰せるため、クイックシューターでマナフィが倒される可能性を抑える事ができます。


■採用カードについて(グッズ編)

グッズ:17枚
・クイックボール、レベルボール、しんかのおこう 3-4-3
 クイックボールは、枠があれば4枚入れたかったのですが、このデッキはアタッカーを初ターンに置く必要はないのと、クロバットVやネオラントVも採用していないので他のボールより優先度が低く、妥協しました。また、キャプチャーエネルギーを4枚採用しているため、使っていても特に問題ありませんでした。
 レベルボールは、メッソン、ジメレオン、ユキハミ、モスノウといったシステムポケモンをサーチできるため、最大枚数入れています。

・たっぷりバケツ 2
 アタッカーのエネルギーが3エネ要求となるため、試合中に1回は使いたいため、2枚採用。バケツに限らず、1枚で2枚持ってくる効果は基本強いので、バケツ3の水エネ7でもいいかもしれません。

・回収ネット、ふうせん、あなぬけのひも 2-1-1
 モスノウの効果がベンチしか加速できないため、ベンチのアタッカーに水エネ加速→バトル場に出す、という動きを毎ターン行う必要があります。また、後攻の場合、メッソン以外でスタートした際に手札にこれらのカードがあると、どんどんよぶを使う事ができます。よって、入れ替え札は4枚~推奨です。

回収ネット:裏工作の使い回し。たまにゲッコウガの特性を2回使う事も。

ふうせん:ふうせんが付いたポケモンがいると、逃げエネを切らずに入れ替えができるようになります。
 また、場にモスノウとユキハミがいる場合はユキハミにふうせんをつけましょう。相手側に、モスノウを倒すか、ふうせん付きユキハミを倒すか選択を迫る事ができます。

あなぬけのひも:あると便利なので1枚採用。序盤からゲッコウガで戦うと、相手はベンチを絞ってきます。そのため、終盤のひもが疑似的にボスの指令となる場面があります。ルリナを使いながらベンチのポケモンを呼び出せるため、おすすめです。

・ともだちてちょう 1
 ルリナが複数枚サイド落ちした時や、序盤の博士でトラッシュしてしまった時、ボスを2回打ちたい時に使用します。


■採用カードについて(サポート、スタジアム、エネルギー編)

サポート:7枚
・ルリナ 4
 トラッシュから水ポケモンと水エネルギーを合計で4枚拾う事ができます。似た効果をもつクララとの違いは、エネで○枚、ポケモンで○枚までという制限がない点です。中盤以降は毎ターンルリナを使いたいので、最大枚数採用。

・博士の研究 2
 2ターン目に1回使い、7枚+裏工作でアタッカーを育てることを目指します。1~2回打てれば十分なため2枚採用。

・ボスの指令
 相手のマナフィを狙う用です。また、終盤にベンチのポケモンを倒さないと勝てない場面があるため採用。

スタジアム:2枚
・トレーニングコート 2
 ルリナでトラッシュのポケモンを拾うと、エネルギーの回収が間に合わない場合があります。そこで、このデッキと相性の良いトレーニングコートを採用しました。
 また、ガラル鉱山や、崩れたスタジアムなど、相手に貼られると困るスタジアムが一定数ある為、2枚採用。

エネルギー:12枚
・キャプチャーエネルギー 4
 採用しているアタッカーの必要エネルギーが「水+無」なので、アタッカーに貼りつつポケモンを展開しても良し。バトル場のポケモンに貼ってアタッカーを出し、モスノウでエネルギーを加速した後に逃げエネとして使うのも良し。

 攻撃、展開、逃げエネと安定感を底上げしてくれる、このデッキに限らず、個人的に評価が高いカードです。

・基本水エネルギー 8枚
 ルリナで回収できるとはいえ最低でも6枚~は欲しいです。慣れてきて多いと感じたらバケツや他のカードに変えても良いと思います。


■序盤の回し方

・最近はじゃんけんに勝ったら「後攻」を選択するようにしています。
 先行、後攻どちらも試しましたが、後攻を選択した時の方が安定した盤面を作りやすかったです。

・1ターン目の理想盤面は、ユキハミをベンチに2匹置きつつ、メッソンで【どんどんよぶ】を行います。メッソンスタートでなかった場合は、入替札を使ったり、ゲッコウガの特性を使って少しでも良い展開を目指しましょう。

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・2ターン目は、博士の研究や裏工作を使ってモスノウ+水エネ+アタッカーを揃えて、ワザを使っていきます。

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・3ターン目以降はルリナを使ってリソースを回収しつつ、相手に合わせたポケモンでワザを使っていきましょう。基本的には、序盤はゲッコウガで小物を狩り、残った大物を最後にケケンカニで仕留めるイメージです。


■各対面について

※前提条件として
 ①こちら側が後攻を取れ、上記の盤面が作れる
 ②後攻2ターン目からワザが打てる
 ③相手側は毎ターンサイドを取るものとする
 ④サイド落ちは考慮しない

 上記の前提条件であれば、こちら側が攻撃できる回数は「5回」です。
 よって、5回の攻撃でサイドを6枚取らなくてはなりません。もちろん、実際の試合ではお互いの事故、マヒのターン、サイド落ち等、不確定要素が入りますので、あくまでも参考程度に考えてください。

・ミュウVmax
 
ミュウを狙ってしまうと【サイコジャンプ】で戻ってしまう為、序盤はゲッコウガでゲノセクトを狙います。最速で手裏剣2発+シューターで落とせますが、オドリドリやフュージョンエネを考慮すると、3発かかる事の方が多いです。残りのターンで、サイドを2枚取れるように動きましょう。

<例>

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・アルセウス系統
 デッキタイプが非常に多いので難しいのですが、非ルールのシステムに対してはゲッコウガ、VstarやVmaxに対してはケケンカニと、相手に合わせてアタッカーを変えて戦いましょう。【大きなお守り】や【チェレンの気くばり】が採用されている可能性もあるので、倒されない相手であれば、中盤からケケンカニに切り替えても良いです。

・れんげきウーラオス(裏工作軸)
 序盤はゲッコウガで裏工作を狙い、クイックシューターのインテレオンになる事を阻止します。その後は、残ったウーラオスに対してラプラスやケケンカニで倒し切ります。
 また、マナフィが必要になりますので、自分のベンチスペースには気を付けましょう。

・非ルール(テンタクル、フーパファイヤー、ミノマダム等)
 ゲッコウガが特に活躍する試合ですが、おそらくマナフィが採用されている可能性が高いです。(デッキによってはレスキューキャリーも)その場合は、クイックシューターインテレオンを早めに育ててマナフィを狙いましょう。

・苦手なデッキについて
 ポケモンの特性に依存しているデッキにつき、もれなく【かがくへんかガス】がキツイです。ガラルマタドガスが増えてきたら、あなぬけのひも、ボスの指令を増やすか、大人しく別のデッキを握りましょう。。。

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こっち見ないで…

■採用を検討したカード達


・ヨワシ

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 非ルールでありながら最大HPが180になる点、ワザの打点が調整できる点、レベルボールの対象である点と、スペックは高いです。入替候補筆頭です。


・スイクン

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 水エネルギーを2個手札に戻せる事で、次のターンにボスを打つ余裕が生まれます。また、130という打点は非ルールの殴り合いでも負けず、アルセウス等のVstarに対しても【オーロラループ】×2+クイックシューターで届くので、ゲッコウガと違ったプランが取れるようになります。


・モスノウ(ブリザードループ)

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 160点×2で多くのVmaxを2パンする事ができます。また、常にユキハミを1体ベンチに置いておくことで、いつでも奇襲をかける事ができます。また、進化すると逃げエネが1減るのもポイントです。
 ちなみに、【ブリザードループ】は、特殊エネルギーも手札に戻るため、キャプチャーエネルギーの再利用が可能です。


・スターミー

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 アルセウスVstarやダークライVsarなど、場にエネルギーが多く残る相手に対して強いです。また、逃げエネ0も優秀。しかし、相手の場にエネルギーが多くついている=スターミーがワザを打った返しで倒されやすい状況が多いため、採用を見送りました。


・バトルVIPパス
 キャプチャーエネルギーと迷いましたが、初手にバトルVIPパスを引き込めるカードが【かくしふだ】しかなく、体感で引けなかった為見送りました。ただ、VIPパスを採用すると先行を取った時でも動けるようになる為、採用はアリだと思います。


■よくある質問

Q.ゲッコウガがサイド落ちした場合は?

A.いつ拾えるか分からないドキドキを楽しみながら試合を続けましょう。
(決勝で黒馬相手にブラッキーが全部サイドに埋まるよりマシだよね?)

図1


Q.ケケンカニでスタートしてしまった場合は?

A.とりあえず【なだれおこし】で山札を2枚削っておきましょう。
コントロールデッキと勘違いしてくれる可能性があります。
(自主大会の時、予選で負けた試合がケケンカニスタートでした。山札2枚削ったらV-UNIONが落ちてお互い笑いました)

■このデッキを使った対戦動画

 おのでぃのおもちゃ箱(https://www.youtube.com/user/DARUINEMUI)で公開される予定ですので、良かったらご覧ください。

 れんげきウーラオス相手に、ケケンカニスタート+マナフィサイド落ちという二重苦を味わいながら対戦してました。

https://www.youtube.com/watch?v=IGFqdBXEKdo

■最後に

 ここまで読んでくださった方ありがとうございました。
 もしよければツイートのリツイート等で拡散をお願いします。Twitter(@1YKZrf96QRYSMi6)のDMを解放していますので、質問や感想はそこまでお願いします。

 また、デッキ作成にあたり、アドバイスや練習に付き合ってくれたチーム東横線メンバー、雷光一門、おのでぃのおもちゃ箱メンバーにこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございましたm(_ _)m

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