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猫のチラ見のABC分析

フェイスブックでわが家の猫の動画を投稿してました。

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牛乳が大好きで、でもあまり体には良くないので、ほんのちょっとだけあげることがあります。

その際、舐めるたびにこちらをチラっと見るのですよね。

で、FBに挙げた際に、ABA(応用行動分析学)に詳しい方から、「『チラ見』行動を分析してみてもらいたいです♪」とコメントいただいたので、「がってんだ!」ということで、ちょっと分析してみました。

【猫のチラ見のABC分析】

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好子「牛乳旨い」出現による強化随伴性です。

そこに弁別刺激として「私の視線」があるため、チラ見が引き起こされます。(私が見ていなければ、チラ見は起きないので)

ただ、チラ見されても、牛乳舐めても、私は何も反応をしていません。

もし「こら!」とか言えば、舐めるのをやめるかもしれません。
しかし、声掛けなしのままで前後に環境の変化はないので、舐める行動が弱化されない、という感じになっています。

また、私の視線ありの時に、なぜチラ見が引き起こされるのかというと、別のものを食べたときに怒られたことがあるという、弱化履歴があるからと思われます。

そして、対象の食べ物は違えど、その般化があるため、この場面でもチラ見が引き起こされます。

このままずっと声掛けなしだと、チラ見は消去(チラ見しなくなる)されることでしょう。

このように「猫の気持ち」というものを考えなくても、どうして猫が「チラ見」するのか、という行動は分析できます。

そして、チラ見をさせなくする方法、させる方法などの制御も可能になってきます。

これが行動変容に特化したABA(応用行動分析学)のとても良いところなのではないでしょうか。

今日は、たまたまABA(応用行動分析学)の話をする機会が出ましたので、これをnoteに取り上げましたが、次回からは少し基礎的な知識の話などで進めていこうと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

次回もよろしくお願いします。



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