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ミネアポリスに住むー気候編(夏)

おはようございます。こちらは朝ですが、日本は夜中ですね。今日は私の住むミネアポリスという場所について、少し書きます。何せ30年も住んでいるので一回ではとても紹介しきれませんが、ボチボチやっていきます。

ミネソタ州で最大の都市ミネアポリスは、隣接するミネソタ州首都のセントポール市と合わせて、Twin Citiesと呼ばれています。私が30年前に留学生としてやってきた時と比べれば人口もだいぶ増えているのですが、現在43万人、メトロ圏内で343万人程度となっています。首都圏としては、中西部ではシカゴ、デトロイト圏に次いで3番目、全米では16番目の規模です。経済的にも、文化的にも、政治的にも洗練された(という評判の)場所にもかかわらず、知名度は日本はもちろん、アメリカでも大変良く知られているとは言えません。中西部以外のアメリカ人はミネアポリスと聞くと、「Oh my, it's cold there, isn't it?(へえ!寒いんでしょうね!)」という反応がまず一番に。はい、骨の芯まで凍える、数秒外にいると鼻の奥まで凍る、一晩外に置いたバナナで釘が打てる寒さです。

しかし今は夏ですので、冬の話はあまり書かないでおきます。いやでも愚痴りたくなるこの季節は、夏になったと思ったらもうすぐにやってくるのです。数ヶ月後に。

ミネアポリスの初夏(上の写真ー後ほど説明)は5月半ばから駆け足で過ぎ去り、6月中旬になると夏です。木々の緑も眩しい、みんなが待ちに待った季節。冬は寒いですが夏は暑いミネアポリス。ここ数日は33−4℃にもなり、湿気もあり暑い!でも繰り返される恐ろしい冬の記憶を思い返すと、そんな暑さも愛おしいと感じられるくらい。ああ、冬の話は書かないんだった。

一万の湖の州、と言われる(本当はもっとあるらしい)穴だらけのミネソタには、暑い日に泳ぎに行ける場所がたくさんあります。ツインシティーズ住民は、この幾多の湖で泳ぐ、ボートに乗る、散策、あるいはジョギングすることを無上の楽しみとしています。

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"City of Lakes" by Spencer Agnew is licensed under CC BY-NC-ND 2.0

それから、夏のツインシティーズ住民にとっては川も大切な場所です。北米で2番目の長大なミシシッピー川の源流はミネソタ州のItasca湖とされています。なのでミネソタ州民はミシシッピー川にたいして、ひょっとすると持ち主さながらの意識を持っているかもしれません。ミシシッピー川はツインシティーズを横切ってて流れていて、その発展の歴史に大変重要な役目を担っています。これについてはまた後日。

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"Mississippi headwaters" by nitesh s is licensed under CC BY-NC-SA 2.0

Lake Itascaから流れ出る、透き通った源流。

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"Mighty Mississippi" by drjoshuawhitman is licensed under CC BY-NC-SA 2.0

ミシシッピー川越しに見えるミネアポリスのダウンタウン風景。

次回記事は、最近の事件で国際的なニュースになった、ミネアポリス警察官によるジョージ・フロイド氏の殺人事件の概要や背景、アメリカの人種差別問題について、記憶が新しいうちに自分の視点も交えて書いてみようと思います。

忘れそうになりましたが、ヘッダーの写真は、ここら辺りで最近はやっている誕生日や記念日の祝い方です。コロナですので。。。。仮装して歌を歌って帰る。結構盛り上がります。

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