「映画の未来と映像メディアの将来を予想する」2021年5月未来予想イベント

こんにちは、マンションブロガーのらえもんです。

DMM オンラインサロン「近未来予想図」では

少し先の未来はこうなるのでは?

ということを想像し、毎月一回テーマを決めて自由にブレストを楽しむ未来予想イベントを行っております!

5月のテーマ「映画の未来と映像メディアの将来を予想する」というテーマで、サロン内でブレスト大会を行いました。なお、毎回私がお題文を考えております。

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映画、オワコンだと思っていませんか?
コロナでダメージは受けたけど、世界的にはめちゃくちゃ伸びています。
しかもソフト販売収入ではなく、「興行収入」つまり映画館で観る人の延べ人数は増えているのです。
こちらのデータをご覧ください。
https://www.tsp21.com/movie/worldmoviealltime.html
公開年を見ると、2010年代が圧倒的に多いことがわかりますね。
(というか、マーベルとディズニー強すぎワロタなのですが、さすがディズニー帝国)

NetflixやYouTubeが席巻している世の中ではありますが、やはり映像の王様は映画と映画館なのであります。
なぜかって?我々はいま、スマホの通知に支配されていませんか?私は毎日100通以上の通知に追い立てられています。そして即レスの罠にはまってます。
しかし、映画館に入ると通知を切る言い訳になりますね。誰にも邪魔されない暗い空間で大画面と音響のシャワーを浴びる。これはスマホの奴隷になった現代人にとってむしろ救いなのかもしれません。

さて、映画館と動画配信同時公開が話題になったムーランよろしく、これから映画と配信がボーダレスになっていくと言われています。映画の持つ特権的な立場は失われてしまうのか?それとも、現代人にとっての"映像の教会"になるのか、ちょっと私でも悩んでいます。また3面マルチの「ScreenX」や座席が動く「4DX」などの高機能、高付加価値の方向に進むのかもわかりません。オールドタイプなので、4DX疲れちゃって次から通常版でええなぁと思う人類です。

さて、今回サロンの皆様に考えてほしいのは、「映画(もしくは映像メディア)の未来」と「達成された時の社会」です。

・映画は今後どうなっていくでしょうか?さらなる付加価値の付け方とは?
・2時間というなんとなくの縛りは短縮方向になる?延長方向になる?
・映画館はやっぱりオワコンになる?
・「一緒に映画を見た」という思い出は、他のものに代替できる?
・クオリティの低い動画やテレビ番組は映画が溢れかえった今駆逐される?
・素人YouTuberが大画面の映画を配信するような未来は来る?
・映画館という空間は全然別の用途でも使える?映画館がお金を稼げる方向とは?アーティストのライブ配信とか、もっとリッチでお金を取れる方向になる?

そういえば、私iPadPro11インチ持っているしこれでNetflixもディズニーも見れるのに映画一本も見たことが無いんですよね。自宅の55インチテレビでは見たことあるけど…なんでだろ?

みなさん自由な発想で近未来予想を送ってください!

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単純に「映画の未来予想」とするとあまりにも範囲が狭まってしまうので、映画と映像メディアの将来とさせていただきました。映画といっても、コンテンツという意味と鑑賞する場所としての映画館の将来は全く違うかもしれませんね。

今回もエッジの効いたサロンの皆様から様々な角度からの検討投稿が寄せられました。本当にありがとうございます!

なおもうひとりのサロン主、ケビン松永さんはこんな予想を提出されました。

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ケビン松永さん:エリートと残念が同居するおっさん
【ボク言いましたよね】

夜中に流れてくる山本一郎さんの灯籠流しが、このサロンのコンテンツの大きな部分を占めて久しいですが、その中でよくあるセリフに「ボク言いましたよね」というものがあります。

だからダメだって言ったのに、このままじゃ大変なことになるというのに、何で偉い人には伝わらないんだろうか。
そんな思いを抱えて仕事をしている方も多いんじゃないでしょうか。

できる人ほど、将来のことがクリアに見通せます。
でも、それがなかなか他人には伝わらない。もどかしいですよね。

「このまま進めると、こんな事が起きますよ」

そんな脳内に浮かんでいる映像を、もう少し手軽にショートムービーとして作れたらどうなんだろうか。

おっ、これは面白そうなアイデア!

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レミングスよろしくバラ色の経営計画に向かって突撃を支持する経営陣!しかし参謀タイプの私にはすぐ目の前に落とし穴があるのが見えているッ!慌てるな、それは罠だこっちの道に進みましょうというプレゼン…ではなく脳内映像資料をディープフェイクでさくっとムービー化!そして提出!経営陣も納得して別の道を歩んでくれるに違いない!

・・・残念ながら経営陣も、バラ色の経営計画の脳内映像資料を作って強固なストーリーを作っていたのでした。もう誰も止められない。
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みたいなストーリーが一瞬で描けました。

一方で、サロン会員のあずきさんは、デートプランの一環としてマッチングアプリに映画館鑑賞を入れるというアイデアを披露されました。毎回「役所風一枚ポンチ絵」を入れてくれるので私好きです。

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あずきさん:古いものから新しいバイオテクノロジーまで、農業に関わる技術・製品の法規制に関するお仕事をしています
【デートプラン提案型マッチングアプリ(の中に生きる映画)】
映画・映画館の果たす役割として、「デートの定番コースとしての生き方」を考えてみました。
映画はデートの定番っちゃ定番なんですが、観にいけば上手くいくというものではなく、どのジャンルがいいのか、いきなりゾンビ映画だと引くかなとか悩みます(悩むな、やめておけ)。また、場所は豊洲?有楽町?それとも新宿がいいのかな?という悩みもあります。
また、最初のデートで映画に行くのは悪手であるという意見もあります。
https://magazine.campus-web.jp/archives/51283
確かに、エンタメが溢れる今の世の中で、なぜ映画なのかという意見ももっともな気もします。
それでも映画に行ったとしましょう。その後どうする?カフェに行くのか、レストランか?
予約は取った方がいいのか、その際の予算レンジは?悩みは尽きません。

さらに、近頃のオンライン授業、在宅勤務の増加はリアルな場での出会いの機会を減少させています。そんな中、コロナ前からの大きな流れとしてマッチングアプリの台頭があり、出会いはバーチャルに始まりリアルに進展する方向が強くなると予想されます。
マッチングアプリ、おじさんは使ったことないのですが、出会わせるだけ出会わせておいて「あとは若い人たちで・・・」っていうのは昔のお見合いみたいで無責任じゃないかなと思った訳です。
マッチングアプリには個人情報を入力するわけですし、SNSとの連携もできるものもあるようです。この情報をもとにマッチングした両者に適したデートプランを提案するオプションがあってもいいんじゃないかと思いました。
映画も一つのデートコンテンツだと考えた場合、マッチングアプリとの提携によってデートプランオプションに組み込まれる未来があるのではないでしょうか。むしろ、なぜない?
遊園地や美術館といった他の定番スポットとの競合にはなりますが、映画会社からマッチングアプリ側にスポンサーフィーを払う、マッチングアプリ側はユーザー(恐らく主に男性側)に課金をしてもらうことでビジネスモデルとして成立するのではないでしょうか?

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このアイデア、ありそうでないんですかねぇ。AIで相性の良いお相手を自動的に判断してくれるなら、デートプランももはや自動でやってほしい。できれば、その後にカフェの感想戦で盛り上がる映画でお願いしたいですね。

お金を払えば、自分好みの異性が待ち合わせ場所に待っていて、映画からカフェその後まで先払いでエスコート、これこそ「DaaS」や!

いつもイカした発想を共有してくださる海龍さんが今回も投稿してくれました。

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海龍さん:外資系企業にお勤めで最近、コロナレイオフからの華麗な転職を決めたアラサーイケメン
【劇場版「俺の走馬灯」】

映画は映画館の代金はほとんど固定されているため万人に受けるものが大正義ですが、逆に客を選ぶ映画について考えてみたくて「高単価 x 限られた客数」で売上を立てるとしたらどうするかというのを軸にして未来予想してみました。

そして「限られた客」を極限にまで推し進めたら個人的な思い出にぶち当たることに気づきまして、人生の思い出のハイライトがすべて盛り込まれると言われている走馬灯を題材にした、劇場版「俺の走馬灯」というのを思いつきました。

偉人伝とほぼ同じなのですが違いがあるとすれば
偉人伝は商用・他人に読まれるのが前提な一方、劇場版「走馬灯」はあくまで自分の観賞用のものというところでしょうか。

商用だと読み手が楽しめるようにわかりやすい功績やハイライトのみで構成されなければいけませんが、自分用なので生まれてから現在まで時系列で作れますし、自分のみがエモくなれるところをどんどんピックアップすることもできます。

自分が不愉快になったり穴に入りたくなるような事実は完全カットし、プロの脚本家にクラスのマドンナが実は自分に心を寄せていたなどの「嬉しい知られざる事実」をうまく脚色して本を作ってもらい、
ディープフェイクで自分や自分の周りにいる人をうまく再現しつつも自分の顔はちょっとだけイケメン/美人に調整し、
さらに自分と関係の深い人物は一部現役俳優女優を混ぜ込んでみたりする、そんな自分だけの大作を大スクリーンで楽しみましょう。

わらうwwwwこの発想が大好きです。一番マネタイズもできそう。年をとったお金持ちは思い出と体験に一番お金を払う。それはオレオレ詐欺で孫がいないはずのお婆さんが孫を名乗る詐欺師にお金を払ってしまうことにもにています。

これを最初に聞いたとき思ったのが日経の「私の履歴書」とNHK「ファミリーストーリー」を組み合わせたものでした。

「我社の名誉会長の若き日と会社を作った思いを、皆に共有して、我社を永遠にする!」とか茶坊主役員に提案するのはどうですかね。システムが完成した暁には、"ありがとう社長"に提案してきます。

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金の匂いがする海龍さんのアイデアに、今月の「イグ・のらえもん賞」を進呈いたしました。

今回のMVPアイデアはこちら(著作権問題になりそうなアイコン)。忙しい現代社会ならではでした。

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しおあじさん:オフィス系不動産会社勤務の中堅女性社員
【公式ダイジェスト映像20分300円】

私はアカデミー賞作品賞など話題になっているものを年に1本くらい映画館で鑑賞、家ではアマプラとディズニープラスに入っていますが、全然見ていません。(旦那がメインユーザー、子供向けは映画館もTVもよく観ます)

正直スターウォーズシリーズやエヴァシリーズも全然興味がない。鬼滅もしかり。煉獄さんて人が死ぬんでしょ?
みんながTwitterでよく話してるから知ってるよ、レベル。
映画好きな方からは怒られそうですが、映画は見ずに興味本位でネタバレサイトや考察サイトを読んで満足するタイプです。

最近だと15分で映画解説なんてYou Tubeがありますよね。私みたいに話題作や名作をなんとなく知っておきたいニーズも一定あると思います。
でも、この15分解説、所詮素人だし、映画の見所はストーリーだけじゃなくて映像や音楽だったりするじゃないですか。
というわけで、公式がきちんとダイジェスト映像を作って映画館で20分で見せる。
シンエヴァも20分300円なら私も観たい!
若者が長時間のエンタメ消費しにくいという話もありますし、公開から数週間遅れて、1時間900円で公開中映画のダイジェスト3本とか観られるなら、ライトユーザーが映画館に足を運ぶ回数も増えるんじゃないかなと思います。
入れ替えのたびに消毒が大変?なんならスタンディングでいいです。

公式ダイジェストだと朝ドラの週末まとめはまぁ良く出来てるんですよね。ブレストスレでも映画館でゆっくり作品に浸るのは贅沢と言う話がありましたが、ホントなかなかまとまった時間とるのが難しい、、、本当はゆっくりたっぷり観たいんですけどね。

映画館の多くは、ショッピングセンターに入っているじゃないですか。映画に行くぞーといって見に行くでしょうけど、ショッピングセンターのついでに映画見るってことはしませんよね、ついでにというには長すぎるから。

だったら、公式でまとめ作ってさくっと消化できるものも作って欲しい!ということですね、なるほどこれはすぐにできる。

伏線張りまくりだとダメだけど、アクション大作とかだとなんかできそうな気がする。エクスペンタブルズみたいな脳筋映画は良さそうです。ノンストップアクションは脳みそも疲れそうですが。

だいたい、映画の予告が長すぎて予告始まってから20分くらい経っちゃうときありますよね!はよ始めろよ、みたいな。ならその長さで本編ダイジェスト作ってくれませんかね〜


この他にも、
・映画を個人やファミリーで見る方向
・もっとお得にお気軽に見られる方向
・ネタバレを防ぐのに課金する方向
・映画をインタラクティブゲームとして作る方向

など様々な角度からのブレストが楽しめました!毎月ありがとうございます。

近未来予想図はこんな人におすすめ

近未来予想図は、意識高すぎず低すぎず、適度な温度感でゆかいな仲間たちでわちゃわちゃやっております。

【こんな人におすすめ】
・知的好奇心が旺盛である
・時事、テクノロジーなどの話題にアンテナを高く張っていたい
・新しい繋がりがほしい、意見交換をしてみたい

新しい繋がりを求めるのが難しくなってきている昨今ですが、ぜひこの機会に近未来予想図を『サードプレイス』として、一緒に遊んで、適度に学んで行きませんか?

あなたのご参加を心よりお待ちしております!


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