見出し画像

中年男性の遊園地??ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京に行ってきました!

みなさんこんばんは、のらえもんです。

フリーランスのITコンサル、ケビン松永氏と2人で共催している「近未来予想図サロン」。メンバー同士での情報交換がアツいオンラインサロンになっています。メンバーの皆さんに日々感謝です。

https://lounge.dmm.com/detail/2358/

しかしですね。
サロン主ケビンさんの後頭部からおっさん臭がするのか、メンバー加入がどうしても中年男性に偏りがちです。これではよくない!
"近未来予想図サロン"ですので新しいことを次々と体験して、ネットに発表していかなくてはなりません。そこで、近未来予想図サロンのメンバー有志を募り、木更津にできたばかりの「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」に行ってきました!

画像3

この場所は単なるポルシェ試乗のための場所ではなく、ポルシェ各車のポテンシャルを十二分に堪能することができる場所。2.1kmの外周コースから、フル加速・フルブレーキング体験、ドリフトサークルなど様々な体験が、最新ピッカピカのポルシェでできるのです!読んでいるだけで興奮する!

いいじゃんいいじゃん、行こう行こうと次々に予約する近未来予想図サロンのメンバー達。ケビンが行かないというのでのらえもんが行くことにします。予約、いくらくらいするのかな…

画像1

画像2

やっぱりこれくらいする。
ぶっちゃけ、永遠の憧れ、駆動方式RRの911カレラに乗りたいところだけど私の頭の中に「近未来」というワードが駆け巡る。

ということで、タイカン4Sを借りることにしました。安心パック(+5000円)をつけて56,700円。1日に4回の体験会(90分)が開催されるのですが、開始前に並んでみると…私を含めて白髪混じりのおっさんばかりやん。未来感あふれる場所というよりも「ポルシェに憧れるお父さんの遊園地」風味でした。

画像4

ここで行うのはサーキット走行ではなくあくまでもポルシェ各車のポテンシャルを確認する体験会。外周2.1kmコースは100km/h制限がありますが、ローンチスタートコース、スラローム、ドリフトサークルなど様々な趣向を凝らした場所で全開走行以外のすべてを体験できます。

−−−

なんだこれは、いままでの車はなんだったのか。

重いバッテリーを床に積んで圧倒的な低重心がもたらす安定感
車体の重さを全く感じないクイックなハンドリング
そして2トンを超える車重を振り回しても一切きしむことないシャシー性能
ツルツル路面でも絶対に滑らせないコンピューター介入
"エンジン回転数"など無粋なものはなく、アクセル踏んだらいきなりフルトルク
スコーンとラインが気持ちよく決まる快感、振り回すドライビングもまた楽しい

…こ、これは、ゲームなのか?果たして現実の車なのか??ええい化け物め!

ガソリンや経由に比べて電池はエネルギー密度が大変低く、重いバッテリーを常に背負う宿命にあります。バッテリー+モーター>>>ガソリン+エンジンである以上、車体重量は重くなる、回り回ってそれってエコなの?エゴじゃないの??という気持ちをいつも持っています。逆にバッテリー重量が半分になる画期的な全固体電池搭載車がEV本格時代の幕開けになるし、僕が買うとしたらその時なんじゃないかなと思ってました。

しかし、重いバッテリーすら持ち味にしてしまう。タイカン4Sは私には気持ちよすぎるクルマでした。ちょっと武◯士に行ってきます…あ、ぜんぜんお金足りませんでした。

帰り道、よくできたはずの自分の車がなんだか鈍重に感じてしまうのでした。いいクルマに乗ると、乗り味の違いがわかる。いまののらえもん号、好きなんだけどね。

ーーー

参加された他の皆様の感想です!

●かちさん:

画像5

65,500円分の価値はあったか?と言われれば、ありました。
今日参加した他のメンバーの方と会話して思ったのですが、「ある意味、実際にオーナーになる以上の体験」ができました。

と言うのも、車体やタイヤ、ブレーキの限界を使った走行を、現実に自分がポルシェオーナーだったとしてできるか?というと、これはできない人が多いのではないでしょうか。交通ルール≒場所の問題然り、タイヤ代含めたメンテナンスコストの問題然り。

ですが、Porsche Experience Center Tokyoであればプログラムで酷使されることを前提にメンテナンスがされている車体を使って、通常のオーナーはやらないような(ある意味)無茶ができる、というのがここでしか得られない体験なのではないでしょうか。

実際、今日のPEC Tokyoの駐車場にはフェラーリやマセラティもいましたが、ポルシェのマイカーも何台か止まってました。何でポルシェ持ってるのにわざわざ(自分の感覚では)大金を払ってPEC Tokyoに来るの?と考えれば、やはり自分がオーナーとして所有するポルシェと、PEC Tokyoのようなところでする体験は別物だからだと思うんですね。
(もちろん、中には今持っているクルマの乗り換え/増車の検討材料としてきている人もいるかもしれませんが)

自分の場合、65,500円と引き換えに何を手にしたかを言語化すると「夢の時間」でした。

なかなかオーナーとして所有するには敷居が高い911 Carreraを90分の限られた時間とは言え、タイヤ・ブレーキを酷使するような事も含めて体験できたのは、非常に良かったです。

また、もちろん学びにもなりました。
普段、いかに漫然と運転してしまってるか、ということをインストラクターの指導を受けながら再認識しました。
また短時間で技量の向上を認識させてもらえた(目に見える効果があった)ので、そういう意味でも満足度が高かったです。

あと当初まったく想定してなかった副次的な効果として、PEC Tokyoを後にしてマイカーを運転する時も「コーナーの手前で十分に減速則、アクセルを抜いて荷重移動、ターンイン、脱出・・・」と言ったように、自分のクルマとも今までできていなかった対話ができるようになったかな?というのが思わぬ発見でした。
(本来、当たり前にできているべきことではあるのですが)

また行きたいですね。今度はタイカンかな。異次元のドライビング体験ができるらしいので。

●Rockさん:

画像6

ここの施設最大のコンテンツであるドライビング プログラムで、今回は "Taycan Turbo"をチョイス。
理由は、ほぼ同等の加速を持つテスラ モデルX P100Dと直接比較したかったから。それと、走りのデバイスてんこ盛りのグレードのはずだから。

狙いはズバリ的中!幸運も手伝って、非常に興味深いオプションの"リア アクスル ステアリング"が装備された44号車が割り当てられました。


実は街乗りで2時間ほどこの車を試乗したことはあったのですが、いかんせんタウンスピードで流しただけ。Taycan Tuebo の実力を解き放つ、ここはまさにそのための施設なわけで、期待感はいやがうえにも高まります。

先に書きますが、90分のプログラムを終えた感想は「次はもう、電気の車しかない!」でした。内燃機関信者だったはずの自分の中で、気持ちいいくらいに政権交代が行われた瞬間でした。
(あ、でもNAの愛車はウラナイヨ)


①ドリフトサークル

まずは定番メニュー、水がまかれたドリフトサークルです。

911は、997世代まではオールドポルシェの特性を色濃く残していましたが、991から一気に安定性が増し、ドリフトに不向きな車になってしまいました。実はこれ、走りの原理主義者たちの間では周知の事実。ですが、今回はリアステア付きのTaycan、未知の世界です。

まずはトレーナーのお手本を助手席で体験し、いよいよ自分の番。ゆっくりと定常円旋回をスタートし、徐々にスピードを上げます。一定の速度まで行くとフロントがブレイク。弱アンダーの基本特性を確認できます。

次にPSMを全解除し、きっかけ作りからのスピンモードを体験。サイドブレーキはないので、ハンドルをインに少し切ってアクセルオンでリアをブレイクさせます。そこからのヨーの立ち上がりが早い!フルカウンターを当てても全く止まらない。何度やっても止まらない…あれれ?
つまり、4WDではあるけれど純然たるミッドシップってことなのでしょうか。手ごわいです。

トレーナーの方のお話だと、これはノーマルの"Taycan Turbo"には見られないオーバーステア特性とのこと。考えられる違いはオプション装備のリアステア。
「私は、圧倒的に44号車が好きです!」はトレーナー氏の弁。これ、必須のオプションです!

スピンしてばっかりでは時間の浪費なので、次にドリフトモードへの手順を確認。きっかけ作りからフルカウンターに移行した段階で、再度アクセルオン。
すると今度はフロントが外に引っ張られドリフトモードに入ります。これ、ちょー楽しい!!
Taycanでこれをやると、すべての挙動においてタイムラグがゼロで味わえる。こんなのガソリン車じゃあり得ない!!!


②ダイナミックエリア

こちらではフル加速+フル減速。スラローム及びダブルレーンチェンジを体験します。

いや、わかりましたよ。Taycanね、すごいですわ。
ローンチコントロールからのフルブレーキングで挙動が一切乱れません。巨大なゴムで前から引っ張られるように加速し、今度は後ろからぎゅーっと引っ張られるように減速します。ABSもすごく細かく制御され、終始安定。なんじゃこりゃ…

一方、スラロームでは、イン側のパイロンをヒットしまくり。あれれ?
どうやらこれも、リアステアのせいと思われます。
動きのタイミングがわかると、あとはひたすら操作の速度を上げていきます。

スポーツプラスをONにすると足回りが一段と引き締まり、アスリートのような運動特性を味わえます。うわ、ポルシェの電気自動車やばい。。


③ローフリクションハンドリングトラック

もはや低重心ミッドシップ4WDの独壇場。かんたんにいうと、フツーに走れます。

これ、FRだったら絶対無理なやつだよなーという動きを、車がドライバーにばれないよう、水面下で全力でシゴトをして平然と曲がってくれる感じです。運転がうまくなったと勘違いさせるような罪深い行い。うん。よくない。(←ほめてる)


④ハンドリングトラック

Taycanはここで最後のプレゼンを行います。

通常、ミッドシップはフロントが軽く、ハンドルを切るとスッと内側に入ってくれますが、TaycanTurboで体験できるのはその先。エイペックスを過ぎてからの立ち上がりで、強烈にインに"引っ張る"動きでの加速を味わえます。

いや、気持ちいいっす。こればっかり試して時間を使い、あっという間に90分が過ぎてしまいました。


Porscheを買う最大の目的は、そのシャシーを手に入れることだと自分なりに理解しているつもりでしたが、EVでもそれは一緒。パワートレインの電動化によって何ができるようになったのかを、Porscheとして「オマエ、わかるか?」と問うているのだと感じました。

そして、この車の本籍地がサーキットなんだなーと、強く実感させられる体験でした!

●元野ラ犬さんはnoteを書いていただきました!

テスラに乗って、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京へ
https://note.com/gko/n/n67ea9d662acc

●J+さんはpdfでレポートを書かれてアップされました!最後www

そういえば、私だけ女性インストラクターという特別サービスでした!

画像7


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?