「夢のある人機一体と、実現した未来を予想する」2021年3月未来予想イベント

こんにちは、マンションブロガーで東京湾岸の妖精を名乗っているのらえもんです。
ITコンサルで大家でクソリプ職人のケビン松永氏と共催している「近未来予想図サロン」では、毎月一回テーマを決めて自由にブレストを楽しむ未来予想イベントを行っております!

これ、毎回ひねり出すのがつらい…のですが、サロンメンバーの奇想天外なアイデアに触れられる貴重な機会なので、毎度適当に書くわけにもいきません!ということで、3月のテーマはこちら。


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2021年3月未来予想イベント:
「夢のある人機一体と、実現した未来を予想する」

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ここに参加されている感度の高い方にとっては、正直AI関連の話題はちょっと食傷気味じゃないですか?となると、次はまだそこまでバスワードではない"人間拡張"を考えていきましょう!
人間拡張の定義はないので、「人機一体」としましょうか。
https://mizuho-ir.co.jp/publication/report/2020/mhir20_ah_01.html

今回、サロンの皆様に考えて一緒に盛り上がりたいのは、
人間が本来持つ五感、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚のひとつ、または組み合わせを選んでいただき、それをデバイスやセンサー、通信などで拡張することかできたら、どんなことが起こりえるのか。
・素晴らしいバラ色の予想でもいいですし
・現在の価値観からすると悪夢のような未来でもいいですし
・ゆうても人間の本質なんて変わらねぇよ、とシャビーな結末でも歓迎します。

あ、「五感」といっても人間には五感以上のものが備わっていると言います。平衡感覚や熱感、"第六感"的なものでも構いません!

さて今回もジャストアイデアで書いてみますね。
味覚+〇〇:
・どんなことにも初めてのように感動できる舌、味のリセット機能
・逆に味の記憶再生機能。なんでも一番旨かった過去の記憶を戻せるので粗食で済む
・触れば味がわかる手
・見ただけでどちらが自分の好みか数値化できる目、冷蔵庫にならんだ果物の食べごろがわかる

すいません、ちょっと陳腐化したアイデアかもしれません。上記が実現したとしたらどういう未来が待っているのか?そう考えるのもいいかもですね。
いま思いついたのですが、平衡感覚をハックしていつでも無重力体験!というのも面白いかもです。
以前、無重力マッサージチェアというのを体験したのですが、脱力できる姿勢を作り上げて、その状態で揉まれるというのは、一部整体師の体験を超えた!と思いました。これに更に脳に介入して平衡感覚を無くしてしまった後にマッサージ効果を与えたり適切な位置に温感を与えると脳イキできるくらい気持ちい体験になるかもしれません。

どちらかといえば、この人間拡張が実現した時の近未来予想が一番気になります!
みなさん自由な発想で近未来予想を送ってください!

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正直ね、今回難しいと思ったんですよ(毎回言ってる)。でもアイデアマンタイプのサロン会員の皆さんから来るわ来るわ。その後の感想戦含めて盛り上がりましたね。今回出たアイデアの中からお三方のアイデアをここでご紹介します!

おっちーさん:「身体拡張における不動産や建築の変化」

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一級建築士の「おっちー」さんからはこんなアイデアが。なんとYouTubeで12分の動画を投稿していただきました!

おっちーさんが書かれた解説の一部をお伝えしますと:

■これまでの不動産に置ける悪条件が身体機能の拡張によって、変化する。
生活に不便、マイナスの要員があるものは不動産的にもマイナスの価値になってきました。しかし、身体機能が機械によって拡張することで、そのマイナスが無くなり、価値転換が起きると言うものです。今回例として挙げたのは、補聴器の機能が拡張され、余計なノイズがむしろ遮断される機能が加わる。そうすることで騒音が問題の場所でも、この聴覚の拡張をしている人にとってはなんの問題もなくなり、新たな利用価値として生まれ変わる。と言うものです。

→なるほど。ノイズキャンセラーが常時入った耳を持っていたら、高速道路と鉄道に囲まれたような、普通の人にとってはうるさすぎて価値の無い土地ですら、利用価値を持ちますね。これは発想の転換だっ!

■拡張、強化された人間が増えることで、「バリアフリー」の概念がなくなり、「バリアフル」の時代に!?
建築はあらゆる人も快適に、安全に生活できることが大切で、そのために「バリアフリー」「ユニヴァーサルデザイン」と言う言葉も生まれました。しかし、身体機能が拡張、補完されるようになると、そもそもそれ自体が不要になるのではないか?と言うものです。
それどころか、一定以上に拡張、強化された人しか利用できない「バリアフル」と言うものが価値の転換として生まれるのでは無いか?建築は何かと「特別意識」を持ちたがる業界なのでとても相性が良く、この「差別的な建築」が生まれる?と言うちょっとした「if」も入れてみました。

→これも面白いアイデアです!動画では
・パワードスーツを常時装備しているくらい強化した人間しか利用できない家、というアイデアが出されていました。常人ではびくともしないような重い扉も、強化人間ならひょいっと開けられる。バリアフリーじゃなくてむしろ、バリアフルとなることでセキュリティを強化できるのではないか?というものでした。面白い。

まつさん:「次世代整形デバイスで、毎日理想の顔に着替える」

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西新橋系リーマンでのらえもんTwitterファンだとおっしゃってた「まつさん」はテレビで見たとある出来事から発想されました。

【整形、加工はもう古い】次世代整形デバイスで理想の顔に”着替える”毎日を

概要:
外部からの通信で自在に変形する糸状のデバイスを顔の皮膚内に移植し、自分の顔を自在に作れる

着想:
新庄剛志リフトアップのため頬に糸80本「若返るには我慢して」の記事
https://www.rbbtoday.com/article/2020/09/11/182051.html利用までの流れ:
1. 糸状デバイスを埋め込む手術を受ける(糸の本数によって顔・表情・骨格の制御精度が上がるため高額になる)
2. 術後、専用アプリを立ち上げ、自分の理想の顔を入力
 Applyボタンをタップすると顔に埋め込まれたデバイスが変形し理想に近い顔に
3. その時の気分、場所、相手によって顔を着替える日々を暮らす
*なおデバイス自体は体温で発電するため、充電不要社会への

影響:
▶ポジティブ寄りのインパクト
・SNSやマッチングアプリで加速する見た目至上主義による格差抑制(婚姻率の上昇)
・顔バレ、プライバシー問題への対応(変装ニーズに対応)
・(病気などによって)見た目に何かしらのコンプレックスがある人への処置
・元気なおじさん、おばさんが増え、なんやかんやあり、結果的に経済がまわる

▶ネガティブ寄りのインパクト
・有名人へのなりすましが横行(Deepfakeと同じ問題)
・犯罪に加担する(詐欺に利用される。犯人の特定が困難になる。)
・制御システムがハックされたり、バグが発生したりすると、他人やシステムに顔を操作されるリスクがある
・ユニクロよろしく”量産型”の顔が増え、没個性を助長する
・元気なおじさん、おばさんが増え、なんやかんやあり、結果的に離婚率が増えるその他

考察:
・整形手術と異なり、いつでも変形できる気軽さがあるため、顔をファッション(その人の個性を表現する場)として使う人が現れる
・肌の色は置いておき、人種間の違いも若干曖昧になっていく?

新庄って、リフトアップに糸を入れてるんですね!!!そこから、理想の顔にスマホデバイスで自分の顔を弄れるようになる、というアイデア。とても素敵。そして「元気なおじさん、おばさんが増えてなんやかんや世の中が動く」というオチもいいです。

他の方のアイデアは、どちらかというとデバイスを付加したり視覚をハックして見た目や見え方を変えようというアイデアの中、まつさんのアイデアは人体を無理なく弄ってしまおう、というアイデアなのがとても良かったです。

こんなデバイスがあったらのらえもんは「今日はモテ顔!」と毎日スマホに唱えたいですね。AIが私の顔をどう判断してモテ顔へ変形させるのか、鏡で変化前変化後を比較するのは楽しそうです。

まつさんには「イグ・のらえもん賞」を進呈させていただきました!

あずきさん「ゾーンに入れる環境を提供するデバイス」

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法規制コンサルタントがご職業の「あずきさん」は、お得意の「お役所風ポンチ絵」という飛び道具を使ってこられました!

よくスポーツ選手が調子の良いときに「ゾーンに入った」なんて言いますよね。打撃の神様川上哲治はボールが止まって見えたと言いますが、ゾーンに入っていたのではないかと言われています(例が古い)。
一般的に、ゾーンに入るためには多くの反復練習が必要で、かつ周辺の環境条件が整うことが必要とされています。
一方で、ゾーンに入れない理由(集中を妨げる環境要因)として、視覚 - 部屋が散らかっている、色々なものが目に入る、聴覚 – ノイズ、外部音、人 - 人に話しかけられる、通信 - 電話やメールなどといったことが分かっています。
そこで、視覚、聴覚を外部デバイスでコントロールすることによりゾーン状態に近づけてやることを目指します。ゾーン状態では脳波が高シータ波、低アルファ波に変化することも知られていますが、五感から入る情報の調整で脳波の変化を起こすことができるのではないかと考えています。
既存サービスではJINSがMEME(https://jins-meme.com/ja/researchers/)というデバイスを出しているのですが、あくまで集中度合いを可視化するものであり、測定結果を元に改善のためのアクションが別途求められます。
このデバイスが導入されることにより、スポーツ能力の向上や労働生産性が上がることが期待されます。
一方で、デバイスの普及度が上がれば上がるほど過当競争になることが予想され、受験の場面ではデバイスを入手できる層とできない層での分断が生まれそうです。
また、全社員に本デバイスを付けさせて働かせるという、一億総ブラック企業社会へまっしぐらという世界線もあるかもしれません。

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ポンチ絵のレベルが高すぎるwwww
そして発送がとてもいいですね、精神的ブリンガーといいますか(競馬のサラブレッドに付けるメンコのこと)、何かと気が散りやすい現代において、いったんゾーンに入ったら、なるべくその状態が継続したいけど、電話の鳴る音やスマホの通知にすぐ集中力をそがれてしまいます。

超一流スポーツ選手は「アンカリング」という一連の動作で自分を最高の精神状態に持っていくといいますが、まさにアレ。自分も五郎丸ポーズを取ったらすぐに集中できるようになりたいのですが、それを支援するデバイスは欲しいし売れると思いますね~

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そのためには、脳波などを測定しないといけないので、良くてヘッドギア、悪いとヘルメットになりそうな気もしますが…

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懐かしのアレ

このゾーンに入れるデバイスはサロン会員から大人気!みんなOniyomeからのLINE攻撃をシャットアウトして目の前の出来事に集中したいみたいです。

ということで、今回のMVPはあずきさんのゾーンに入れるデバイス、でした。あずきさん、おめでとうございます!僕も毎日やってくるFANZAからのお買い得通知を意図的にカットするデバイスが早く欲しいです。

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今回のMVP受賞者とイグ・のらえもん賞のお二方は、某タワマンのパーティールームで行われるオフ会にご招待させていただきます、もちろんのらえもんも参加します。

こんなかんじで、オンラインサロン「近未来予想図」は毎月近未来予想のブレストを行い、会員の皆様と発想の筋トレを行っております!

最近、「在宅勤務続きで、PCに向かうだけじゃ煮詰まってきた、新しい発想が欲しいよぅ・・・」というそこのアナタ!そう、アナタみたいなみたいな人向けのサロンなのです!匿名推奨のオンラインサロンですので、身バレの心配は一切なし!

ぜひおいで!

ぜひサロン紹介動画をご覧ください


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