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愛しのぴーたん

実家で暮らしていたとき

なんだか最近家の中で猫の声が聞こえるようになっていた

家の周りを猫がうろうろしているにしては声がやたら聞こえるし

しかもなんか近い。これはおかしいと思った


ある日、妹の部屋の前を通ると猫の声がした

猫・・・まさかいるのだろうかと、

いやいやまさか知らん間にしかも勝手になんてないでしょうと

ゆっくりドアを開けると、そこに猫がいた

それがぴーたん

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実はホントの名前全然違うんだけど、僕が勝手にそう呼んでいるだけ


妹が学校の帰り道に捨てられているのを見て連れてかえってきたらしい

何日ものあいだよくバレなかったなと

家族の中ですごく問題になったけど、なんだかんだ飼うことになった


最初は妹の部屋だけで生息していたけど、徐々に2階、1階、家全体と

生息地を広げていった

いまやもうこんな顔して暮らしている

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僕自身はというと、当時猫より犬派だった

今まで犬しか飼ったことなかったし、

猫はいたずらするし引っ掻くし、勝手に外出ていくしでなんか大変そう

とか知らないのに勝手な概念を持っていた

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これは初代ミッピーの写真

賢くて可愛くてまさにパーフェクト

この写真はおばあちゃんの家になんかあるのを発見してもらってきた

今は実家の階段に飾ってある


猫と一緒に生活していくうちに、あれ猫ってサイコーじゃんと思うようになった

今では猫も犬も全部すき なんなら動物全部そう

呼んだら来るし、いたずらもしないし僕に対して絶対引っ掻かないし

噛むことも絶対ない 猫っぽく遊びもする だけど

抱っこされるのが本当に嫌いで、しようもんならこの世の終わりを

見たかのような声を出す

僕が実家にいる夜は、部屋のドアをこじ開けて

スゥーっと勝手に入ってきて布団の中に入ってくる

本当にかわいい サイコー

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今仕事のために都会に出てきたけど

ぴーたんを触れないことが本当につらい

実家のときはそんな感じることはなかったけど、離れてみて初めてわかった

猫が毎日一緒にいる生活ってなんて贅沢で幸せなことだったんだと

身にしみてわかった

今度帰ったら会えなかった何ヶ月分を撫でまくろう思ってる

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