『Hung/ハング』見たよ。

するのが怖いということは、次にするべきことをはっきり示されているのだ。

── ラルフ・ウォルドー・エマソン

怖れているというよりは、取り掛かるべき作業のその先の作業まで見越してうんざりしてしまうというのが大きいかもしれません。

それを払拭できるものは、作業がその先で報われるという妄信的自信ってところでしょうか。

ってことで、自身を取り戻す話。

『Hung/ハング』
あらすじはっ
火事に遭ったけど保険も失効、修理費用もない。自慢のモノで金稼ぎをしよう。

面白かった。けども、ほとんどアイドリングを見ているような話。

トーマス・ジェーンが好きだから見てみた。
絶妙な配役。
男臭いけど、若干の枯れ具合もあるので、モテそうな苦労しそうな、無理やり男娼をやる話にちょうどいい。

で、男娼をやるぞってなるのはテンポよく話が進むけど、いまいち仕事が軌道に乗ったり、付随する話に移行する感じがしない。やきもきするアイドリング時間が長く感じた。
それでも、そもそものドラマ尺が30分枠なので、鑑賞感は小気味よく進む。
打ち切りはシーズン終わってから決定したらしいけど、疾走感のあるシーズンフィナーレだったので、これはこれでいい。変に長引いてシリアスやるよりは良かったと思う。

めちゃくちゃ好きだったのは、ほぼワンシーンしか出てこない、昔の野球の対戦相手。セリフとか演技とかから、お互いに、人生の最高の期間が終わってしまったことを噛み締めながら生きている感じ。

お仕事シーンは結構笑えるネタが多かった。そのなかでもハッピーバースデーは爆笑した。

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