天高く馬肥ゆる秋。

秋晴れにはほど遠いぐずついたお天気が続いている。

北東北はそろそろ紅葉シーズン。すっきり晴れた青空と、紅や黄色の葉っぱの鮮やかなコントラストを見せて欲しいのに。

と言いつつ、わざわざ紅葉を見に出かけたりはしないけど…。

このところ、やたら食事が美味しい。外食は滅多にしないので、ほぼほぼ自炊の日々。冷蔵庫いっぱいに作り置きのお惣菜を詰め込んで、朝と晩、わしわしと食べている。玄米の減りの早いこと。

間食は基本しない。でも、この時期は果物の誘惑に負けてしまう。柿、葡萄、無花果、栗、洋梨、(加熱した)林檎…。ちょっと前は桃。野菜350gはもちろん、果物200gを毎日食べるのは本当は大事なことなんだけど。

そうか、夏はメロンと西瓜とパイナップル、春は苺と桜桃を結構食べていたかも。

夏前から晩秋までは自然栽培の野菜を毎週届けていただいている。これが本当に美味しくて。青森で穫れない果物はCOOPで産直を注文することが多い。いま家にある柿は奈良から、かぼすは四国だか九州だかから届いたもの。都度、必要な量だけ買えるのがありがたい。

両親の最晩年を思い返すにつけ、食べることの大切さを思う。何を選ぶか、どう食べるか。美味しく食べて、美味しく飲める日々を一日でも長く謳歌したいから、真剣に向き合う。

もう少し歳を取ったら、キッチンに立つのがすごく億劫になるかも知れない。自分のためだけの料理なんて面倒だと思うかも知れない。その時、いかに手間なく美味しい物を準備できるか、その方法を模索しているところ。

ただ、いまはまだ作ることが楽しくてたまらない。食べるより作る方がむしろ好きかも。家にある材料を使い、バランスを考えながら料理をしている時が幸せ。気分転換になり、ストレスも発散できる。

ただし、外食は全く別の話。食べること、飲むことに全神経を集中して、純粋に味わい、楽しむ。最高に贅沢な時間。たまのご褒美で、同時に、味覚の勉強でもある。舌コピでの再現がまた楽しい。

いずれにせよ、深まる秋は「食欲の秋>スポーツの秋>読書の秋」と、いまのところこんな感じ。

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